OEM(受託製造)コラム
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パッケージに追加でおこなう包装処理の種類やメリットを解説
商品を製造する際、包装工程では化粧箱などのパッケージにシュリンクやバージンシールのような追加の包装処理が必要な場合があります。
包装処理は義務ではない為、やるかどうかは販売者が決める事ができますが、安全面や衛生面・販売促進の面でもメリットが多い為おすすめの処理です。
この記事では、パッケージに追加で行う包装処理の種類と役割について解説します。
これから商品の製造を考えている方は、この記事を参考にしてください。
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目次
パッケージに追加で処理をする理由
これから製造する商品に包装処理をする必要があるかを判断する為にも、しっかりと把握しておきましょう。
ここではパッケージに追加で包装処理をする理由について説明します。
汚れや異物混入の防止
商品全体に包装処理をする事で、商品への直接的な汚れや傷を防ぐ事ができます。
また、化粧箱の隙間に小さなゴミや埃、毛髪などの異物混入を防ぐ事もできる為、衛生面の配慮やクレーム防止にも役立ちます。
未開封である事が証明できる
商品全体に行う包装処理や開封部分にシールの貼り付けを行う事で、未開封である事が明確にわかり消費者に安心感を与える事ができます。
また、商品の開封防止にも役立ちますので、故意に開封されたり中身の抜き取られる等のいたずらを防ぐ事もできます。
商品の特徴などの情報の伝達
商品を保護する為の目的以外にも、販売促進目的で行う包装処理があります。
商品の訴求ポイントを記載したシールを商品の目立つ箇所に貼る事で、消費者に商品の特徴が伝わり販売促進効果が期待できます。
よく利用される3種類の包装処理
包装処理の種類とそれぞれの役割を把握して、商品作りに生かしていきましょう。
よく利用される包装処理について解説します。
シュリンク包装
シュリンクという言葉は、「縮む」や「収縮」という意味があります。
シュリンク包装とは、熱収縮性のあるフィルムで商品を包み、熱を加えてフィルムを収縮させる事でフィルムを商品に密着させて全体を包む包装方法です。
フィルムで使用される素材は、透明度が良く低温で収縮するポリ塩化ビニル、耐寒性がありコストが安いポリプロピレン、弾力性があり強度が強いポリエチレンなど、それぞれ特徴の違う素材がいくつかあります。
シュリンク包装は商品全体をフィルムで包む為、商品への直接的な傷や汚れの防止、異物混入の防止、商品の劣化防止、未開封である事の証明、故意な開封などのいたずら防止など様々なメリットがあります。
シュリンク包装はサプリメント以外にも幅広く使用されており、書籍やDVD、ゲームソフト、化粧品、日用品などにも使われています。
サプリメントでは、主に化粧箱やボトルに直接シュリンクする形で使われています。
バージンシール
バージンシールとは、商品パッケージの開封口に貼るシールの事で封印シールとも呼ばれています。
消費者に開封されていないという安心感を与え、故意な開封などのいたずら防止にも役立ちます。
一般的には透明シールを使用する事が多く、一度貼り付けたシールを剥がすと「開封済」などといった文字が現れる開封防止のセキュリティーシールもあります。
バージンシールは、化粧箱やボトルで使用する事が可能です。
アテンションシール
アテンションシールとは、商品の追加の情報を知らせる為に貼り付けるシールの事です。
POPシールやアイキャッチシールとも呼ばれています。例えば、通販サイトでランキング上位を獲得した事や、商品の訴求ポイントをシールにして目立たせる事で購買を促進させます。
アテンションシールの材質は、銀ネーマーと呼ばれる銀のフィルムを使用する事が多いです。
銀フィルムのシルバーのメタリック感で目立たせる事ができる点や、剥がす際に商品に粘着部分が残らず綺麗に剥がす事ができるメリットがあります。
他には、合成紙で耐水性が特徴のユポ紙や、ナチュラル感が出せるアート紙などもあります。
商品に追加処理をするメリット
追加処理をすることで安全面や販売促進などそれぞれの包装でメリットがあります。
目的に応じて使い分けましょう。
ここでは、商品に追加処理をするメリットを紹介します。
消費者に安心感を与える事ができる
商品全体にシュリンク包装がされていたりバージンシールが貼られていると、その商品が未開封である事が明確にわかる為消費者に安心感を与える事ができます。
商品を開封されてしまったり、中身を抜き取るいたずらや異物混入の危険性も考えられる為、消費者に安心して商品を購入してもらう為にもシュリンクなどの追加処理はおすすめです。
汚れによる商品不良を防ぐ事ができる
商品にシュリンク包装などの追加処理がされていると、直接的な商品の汚れを防ぐ事ができます。
特に商品に水分が付着してしまった場合、追加処理をしていない商品は販売できなくなる可能性が高いです。
シュリンクの素材は殆どが耐水性の為、商品に水分が付着してもシュリンク包装をしていれば商品不良になる事なく販売する事ができます。
消費者に商品の特徴が伝わりやすい
アテンションシールを外箱に貼る事で、消費者に商品の特徴が伝わりやすく販売促進に繋がります。
商品の効果をイメージさせる内容や、無添加などのこだわりポイント、上位を獲得したランキング等、一番訴求したい内容を記載するようにしましょう。
シールの素材は、メタリック感のある銀フィルムやキラキラしたホログラムシールなど、目立つ素材を使用する事でより消費者の目に留まりやすくなる為おすすめです。
パッケージに追加する処理のまとめ
商品に追加処理をすると、材料費や工賃の費用がかかります。
しかし、その分安全面や衛生面、販促面などメリットは多くあります。
特に、シュリンク包装やバージンシールは異物混入やいたずら防止にも繋がる為、消費者に安心して商品を購入してもらう為にもできるだけ追加包装する事をおすすめします。
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