OEM(受託製造)コラム
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サプリメント製造の裏側を紹介。商品の製造期間に与える要因とは?
商品を製造する際、1日でも早く販売開始する為に製造期間を短縮させたいと考える方もいると思います。
特に、広告配信などのプロモーションを計画している場合、それに合わせて商品を用意する必要がある為、製造スケジュールの管理はとても大事な要素となります。
この記事では、サプリメントの製造期間に影響を与える要因について説明します。
これから商品の製造を検討されている方や、製造期間を短縮する方法を知りたい方はこの記事を参考にしてください。
SUNAO製薬では、サプリメント/健康食品のOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。
目次
サプリメント製造の基本プロセスは?
サプリメント製造の基本プロセスは、大きく分けて中身の製造と包装の2つがあります。
中身の製造は、まずは使用する原料を準備する所から始まります。
もし複数の原料を組み合わせる場合は、処方に合わせた混合原料を製造します。
その次に、打錠にする場合は打錠機で原料を固めたり、カプセルにする場合には空のカプセルに原料を封入するなどの形状毎の製造工程に入ります。
中身の製造が完了した後は、チャック付きの袋やボトル、分包などの資材に包装して最終形態まで作り、検品を行なって完成となります。
SUNAO製薬での製造期間の目安
SUNAO製薬で対応している形状の製造期間について紹介します。
あくまでも一般的な期間の情報となります。
試作にかかる期間や製造依頼先のスケジュール状況によっては更に時間を要する場合もある為、詳しい納期を確認したい場合はお問い合わせください。
ハードカプセル | 5週間〜 |
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ソフトカプセル | 5週間〜 |
打錠 | 4週間〜 |
顆粒 | 5週間〜 |
ドリンク | 4週間〜 |
ゼリー | 8週間〜 |
健康茶 | 4週間〜 |
ペースト | 6週間〜 |
粉末 | 4週間〜 |
製造期間以外にも、形状ごとの製造費用などサプリメント製造に関わる情報をサプリメントOEMのページで紹介しています。
製造をご検討中の方はぜひご確認ください。
製造期間に影響する要因1 【形状】
製造期間に影響する要因について紹介します。
一つ目の要因に形状があげられます。前述の基本のプロセスで説明した通り、打錠やカプセルは、原料を準備した後に固めたり封入する工程が加わる為、製造期間は長くなります。
また、本製造に入る前にラインテストの実施が必要な場合は、その分の期間も確保する必要があります。
ラインテストとは、試作で決定した処方が機械で問題なく製造できるかを確認する少量テストの事を言います。
例えば、使用する粉末の原料に水分や油分が多く含まれていると、製造ラインをスムーズに通らなかったり、打錠を作る際に上手く成形できない等の製造トラブルが起こる可能性があります。
その場合、賦形剤を調整する等の処方の見直しが必要となります。
ラインテストは、このようなトラブルが本製造の時に起こらないように事前に確認する為のものですが、この工程が入る事でその分製造期間も長くなります。
もし、依頼先で過去に製造経験のある商品に近い仕様だった場合、ラインテストは省略して本製造に入る事もありますが、基本的にはラインテストを行う事を前提にスケジュールを考えた方が良いでしょう。
短い期間で製造するなら、粉末がオススメ
短い期間で製造する事を優先したい場合は粉末にする事をおすすめします。
粉末にすると成形の工程を省く事ができる為、その分製造期間を短縮する事ができます。
ただし、使用する原料によっては粉末に適さない場合もある為、事前に確認が必要です。
粉末に適さない原料の例として、粉末はダイレクトに味や香りを感じる為、クセのある原料を使用する場合は消費者の使い勝手を考えると避けた方が良いかもしれません。
また、消費者の使用シーンを考えて、利便性を高めた商品にした方が良い場合は打錠やカプセルをおすすめします。
粉末で製造に入る際は、事前に味や香りを確認する事をおすすめしている為、試作期間は必ず確保しましょう。
スピード重視の場合は粉末をおすすめしますが、どの位の期間を短縮して製造できるのか一旦依頼先に相談すると良いでしょう。
製造期間に影響する要因2 【包装/資材】
製造期間に影響する2つ目の要因として包装・資材があげられます。
サプリメントや健康食品は、中身の製造だけでなく、その後に包装資材に詰める作業が必要です。
包装資材の種類には、チャック付き袋、瓶、化粧箱、分包、ボトルなどがあり、どの包装にするかによって必要な製造期間が変わります。
1回分を個分けにした分包包装の場合は、まとめて化粧箱に入れるケースが多く、包装工程が多いのでその分時間がかかります。
ボトルの場合はシュリンクのみで販売する事も可能ですが、化粧箱に入れる場合は分包と同様に時間がかかります。
他にも、包装資材は、デザインの作成、表示の確認、色校正、印刷などの資材自体の製造期間が必要となります。
資材の納品が遅れてしまうと、その分商品の完成も後ろ倒しになってしまう為、商品の製造日から逆算して遅れないように準備する必要があります。
包装資材については、別ページでご紹介しておりますので、ご確認ください。
製造期間を短くするなら、チャック付き袋がオススメ
製造期間を少しでも短くしたい場合は、包装資材はチャック付き袋にする事をおすすめします。
他の包装と比較して工程が少ない為、その分時間を短縮する事が可能です。
粉末、錠剤、カプセルと、どの形状でも対応できます。プロテインのような大容量で販売される商品には特に向いています。
チャック付きの袋にするとどうしてもお手軽感は出てしまう為、高級感を出したい商品の場合はおすすめしません。
高価格帯の商品など高級感を出したい場合は、製造期間の短縮は難しいですが化粧箱に入れる等の仕様にした方が良いでしょう。
まとめ
サプリメントの製造期間は形状や包装形態によって変わります。
その時の工場の混み具合によっても必要な製造期間は変わる為、ある程度余裕をもってスケジュールを組む事をおすすめします。
広告やプロモーションの兼ね合いでどうしても短縮させたい場合は、製造工程の少ない粉末やチャック付き袋の仕様にすると良いでしょう。
その場合、どの位短縮する事が可能か、事前に依頼先に確認する事をおすすめします。
SUNAO製薬ではサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご検討/ご計画中の方はお問い合わせよりご相談ください。