OEM(受託製造)コラム
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花粉症サプリメントOEM製造の実践ガイド

花粉症を含むアレルギー性鼻炎に悩む方は年々増加しており、特にスギ花粉の患者数は急増していると言われています。
それに伴い、花粉症対策グッズや医薬品の需要も拡大し、国内の花粉症対策市場は関連する商品やサービスも合わせると年間3,000億円に達する大規模市場と言われています。
花粉症に悩む方は今後も増加していくと言われている為、市場はさらに伸び続ける事が予測されます。オリジナルの花粉症サプリメントを作る場合は、OEMで作る事が可能です。
この記事では、花粉症サプリメントをOEMで作る際のポイントについて解説します。
SUNAO製薬では、サプリメントのOEMをお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。
目次
市販薬だけではない“予防・対策”の需要が拡大
花粉症対策商品は、マスクや花粉症対策メガネ、ガードスプレー、バリアシール、鼻マスクなど様々な対策商品が販売されています。
花粉症対策サプリメントもその一部として販売されています。
花粉症は薬で抑えてしまう方もいますが、一方で薬を飲むと眠気に悩まされる方や体質に合わない方、薬を飲む事に抵抗のある方は薬を敬遠して別の手段で対策をとっています。
花粉症対策商品は、シーズンが始まる前に体を整えておく為の予防商品と、シーズンが始まり発症してしまった時の対策商品の2パターンがあります。
商品を作る際は、どちらに属した商品にするかで販売時期や配合する成分などが決まります。
花粉症サプリメントを開発するための2つのポイント
花粉症サプリメントを作る際のポイントを紹介します。出したい効果と使用シーンによって商品の仕様が決まる為、ターゲットのニーズをしっかり把握して商品を作りましょう。
花粉症対策の効果が期待できる原料を選ぶ
花粉症対策に効果的な原料は多数ありますが、それぞれアプローチする機能が違います。
出したい効果に合わせて使用する原料を選びましょう。ここでは、花粉症対策効果が期待できる原料をいくつか紹介します。
甜茶
甜茶は中国茶の1種で「甘いお茶」の総称です。バラ科・アカネ科・ブナ科など様々な葉から作られます。
甜茶に豊富に含まれるポリフェノールには、花粉症の症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑制する効果が期待されています。
花粉が飛び始める一ヶ月前から継続して摂取する事が効果的とされています。
乳酸菌
腸には約7割の免疫細胞が存在していると言われています。
花粉症は、体内に侵入した花粉を異物と認識して免疫細胞が過剰に反応してしまう事で起こるアレルギー疾患です。
乳酸菌で腸を整えていると、腸内にいる免疫細胞も正常に働くため、花粉症の過剰反応も起きにくくなります。
テアニン
テアニンとは、緑茶に豊富に含まれるアミノ酸の1種です。
テアニンは、脳内のα波を増やし、交感神経の活動を抑制する事でのリラックス効果がある事が確認されています。
テアニンは、心身をリラックスさせて免疫反応を正常にする事で花粉症の症状を抑制する効果が期待されています。
原料に合わせた形状を選ぶ
サプリメントの形状選びは、原料の特性に合わせて選ぶ他に、ターゲットの使用シーンや効果が現れる早さなど様々な視点で決めると良いでしょう。
錠剤・カプセル・粉末で作る場合
錠剤やカプセルは持ち運びが便利でどこでも手軽に摂取できる為、利便性に優れた形状です。
殆どの原料で作る事ができます。
粉末はそのまま摂取するタイプや水に溶かして飲むタイプなどに分かれますが、利便性を重視する場合は顆粒状にしてそのまま摂取するタイプが良いでしょう。
1回分を個包装にすれば持ち運びも便利です。
ドリンクでつくる場合
液体は胃で消化する必要がない為、吸収効率に優れており効果が早く現れやすい形状です。
容量の小さなペット素材の容器にすれば、持ち運びも便利です。
コストを抑えた商品を作りたい場合は、大容量で希釈して飲むタイプもおすすめです。
このタイプは持ち運びはできない為、家で摂取する事を想定した商品が良いでしょう。
味や体感性も重要
継続して使用してもらう為には、味や体感性も重要です。
特に粉末やドリンクなど味をダイレクトに感じる形状は、美味しく飲める事が継続の条件の一つです。
又、花粉症はできるだけすぐに効果が現れる事を求められている為、アレルギー反応が軽減されている体感性も重要な要素の一つです。
花粉症サプリの製造販売の注意点
花粉症サプリを製造販売する場合の注意点を紹介します。
特に花粉症サプリは予防か対策かで販売する時期に違いが出てくる為、販売のタイミングが遅れないように注意する必要があります。
製造は、販売よりも先に動かなければいけない。
商品の製造は平均で2〜3ヶ月はかかります。
その為、花粉症が一番ひどくなる春に商品を作り初めても出来上がった頃にはピークが過ぎています。
製造前の調整事項や、製造ラインが混んでいる可能性も踏まえると、遅くとも秋くらいから動き始めなければいけません。
特に花粉症シーズンに入る前から摂取して欲しい予防商品は、更に早く作り始める必要があります。
販売希望時期から製造にかかる日数を逆算してスケジュールを決めていましょう。
季節性の商品なので、売上が継続しにくい
日本国内では春先から初夏が花粉症のピークです。
秋の花粉症もありますが、通年で販売数が安定して確保できる程ではありません。
継続して販売できる商品ではないので、商品を作る際は在庫をできるだけ残さずに売り切る製造計画を立てる事が重要です。
販売する際の注意点
サプリメントはあくまで食品の部類になる為、効果を発揮したとしても薬と混同される表現は法律上NG となります。
商品を作る際は、パッケージや広告など薬機法や景品表示法などの法律に違反しないように注意が必要です。
花粉症対策サプリメント製造のまとめ
花粉症対策サプリの販売成功への重要なポイントは、予防か対策かを明確にする事と発売時期のタイミングを逃さない事が鍵となります。
タイミングが遅れないように注意してスケジュールを組みましょう。商品の販売額の設定や販路に迷った場合は、別の記事を参考にしてください。
花粉症対策サプリメントは市場ニーズが明確で、今後市場規模も拡大していく事が予測されます。商品を作る際は、OEMに依頼して迅速に商品化を目指しましょう。
SUNAO製薬ではサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。