OEM(受託製造)コラム
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サジーサプリをOEM製造するには|女性の悩みに寄り添う商品開発アイデア解説

女性の体調ケアや美容サポート素材として注目されている「サジー」。
鉄分やビタミン類を豊富に含み、日々のコンディションを整えるサプリ素材として人気が高まっています。
一方で、サジーは酸味や変色など製造面での扱いが難しく、OEMでの製品化に悩む方も少なくありません。
「どんな形で作れるのか」「どう差別化できるのか」「どこに相談すればいいのか」――。
この記事では、サジーサプリをOEMで開発する際の注意点や企画の考え方を、ターゲット別のアイデアとともに解説します。
ターゲットに届くサジーサプリ開発のヒントとしてご活用ください。
SUNAO製薬では、サプリメントのOEMをお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。
目次
なぜ今、“サジー”が女性のからだと心を支える素材として選ばれているのか

サジーは、健康と美容を同時に支える多機能素材として注目を集めています。
鉄分・ビタミン・ポリフェノールなどを豊富に含み、女性特有の不調や美容の悩みをサポートすることから、多くのブランドで採用が進んでいます。
近年はフェムケアやインナーケア市場が拡大しており、サジーは前述の通り“女性に共感される素材”として定着しつつあります。
女性特有の不調とサジーの相性
PMS(月経前症候群)や冷え、更年期の揺らぎなど、女性が抱える不調には血行不良や酸化ストレスが関係しています。
サジーはこれらを整える栄養素をバランス良く含み、体と心のリズムを支える素材として注目されています。
鉄分・ビタミン・抗酸化の3軸効果
鉄による造血サポート、ビタミン群による代謝促進、ポリフェノールの抗酸化作用。
この3軸が「続けると実感できる」というリピートにつながる要素です。
フェムケア・美容市場での需要拡大
「肌の透明感」「疲れにくさ」「気分の安定」など、サジーの価値は美容と健康の両立が可能な原料です。
ナチュラル・誠実・共感性といったトレンド価値観にもマッチします。
サジーサプリ製造時の注意点と解決策

サジーは栄養価が高い反面、製造時にいくつかの注意点があります。
試作や成分設計の段階でポイントを押さえることで、品質・味・見た目を両立できます。
味・見た目・安定性の課題
サジーは酸味や香りが強く、変色や沈殿が起こりやすい素材です。
風味を整えるには果汁や甘味料とのブレンド設計が効果的です。
また、遮光容器やアルミパウチなど光を遮る包装を選ぶことで、変色を防ぐことができます。
初回試作時は、実際の見た目・香り・飲み心地を複数パターンで確認するのがおすすめです。
特にドリンクやゼリーなど味が主役になる形状では、官能評価(味・香り・色・後味)のチェックが完成度を左右します。
成分配合と処方バランスの課題
サジーは酸性のため、鉄や乳酸菌など一部の原料と組み合わせると変色することがあります。
目指す味や訴求テーマに合わせて、相性の良い成分を選ぶことが大切です。
試作では1回で決めようとせず、目的別に「味重視」「見た目重視」などテーマを分けて試すと、完成度が高まります。
OEMメーカーに相談しながら試作を重ねることで、最終的なコストと品質のバランスも見えやすくなります。
効果効能・表現の課題
薬機法上、サプリで「改善」や「治す」といった表現はできません。
「リズムを整える」「日々のバランスをサポートする」など、共感を得やすい言葉に言い換えるのがコツです。
また、製造時点で訴求テーマを明確にしておくと、デザインやキャッチコピーづくりがスムーズになります。
OEMメーカーが表現チェックを行ってくれる場合もあるので、開発段階から相談しておくと安心です。
OEMで作れるサジー製品タイプと人気形状

OEMでは、サジーをドリンク・カプセル・ゼリーなど多様な形で商品化できます。
飲みやすさ、携帯性、ターゲットの使用シーンなどに合わせた形状を選ぶことで販売導線を設計しやすくなります。
ドリンク・ゼリータイプの特徴
果実の酸味を活かしやすく、体感重視の商品に向いています。
試飲や体験イベントなど、ブランドの世界観を伝えるツールとしても効果的です。
開発時には「1本あたりの飲みやすさ」と「持ち運びやすさ」の両立を意識しましょう。
試作と本製造では環境が異なるため、風味や色味にわずかな差が出ることもあります。
あらかじめ保存テストなどで確認しておくと、より安定した仕上がりになります。
粉末・カプセルタイプの活用例
サジー粉末は、果実由来の酸味を感じやすい素材ですが、カプセル化や他素材とのブレンドによって味を抑えることができます。
長期摂取を意識した設計には、こうした形状が適しています。
EC販売では定期購入と相性が良く、継続率を上げやすい傾向があります。
粉末は溶けやすさを重視し、カプセルは飲みやすいサイズ設計を意識しましょう。
販売チャネル別の人気形状
店舗販売では、色や香りを“見て・飲んで体感できる”ドリンクタイプが人気です。
一方、ECでは「手軽で続けやすい」カプセルや粉末タイプが支持されています。
チャネルと訴求テーマをセットで考えると、より強い導線を作ることができます。
“悩みと理想”から考える、ターゲット別サジー企画アイデア

サジーは一つの素材で多様な展開が可能です。
誰にどんな変化を届けたいかによって企画の方向性が変わります。
ここではターゲットごとの開発アイデアを紹介します。
美容訴求(美肌・透明感ケア)
「サジー×コラーゲン」や「サジー×ヒアルロン酸」で内側から潤いを育てる美容サプリとして企画すると、明確な訴求がしやすくなります。
デザインも“透明感”を連想させるトーンに統一すると、コンセプトが伝わりやすくなります。
季節限定で“紫外線ケア”や“秋のくすみ対策”など、テーマを合わせた展開も有効です。
フェムケア訴求(PMS・冷え・周期ケア)
「サジー×マカ」「サジー×葉酸」など、女性特有のバランスを整える組み合わせがおすすめです。
フェムケア分野では“感情のゆらぎ”に寄り添うストーリー設計が効果的です。
パッケージデザインやネーミングで“安心感”を表現することで、信頼度が高まります。
体力回復訴求(疲労回復・エネルギー補給)
働く女性に向けて、「サジー×クエン酸」や「サジー×アミノ酸」で代謝サポートをテーマに設計すると効果的です。
「1日を軽やかに過ごす」というメッセージが日常使いに繋がります。
ドリンクなら“朝の1本”、サプリなら“デスクに置けるサイズ感”など、使用シーンを想定して設計しましょう。
サジーサプリOEMを成功させるための4ステップ

サジーを使ったサプリ開発を成功させるには、素材の魅力を活かすだけでなく、ブランドの想い・顧客の期待・販売設計を1つのストーリーとしてつなげることが大切です。
ここでは、開発の考え方から実践までを4つのステップで整理します。
1. ブランドの想いを軸にした設計
まず、「この商品でお客様のどんな気持ちを変えたいか」を明確にすることから始めます。
「疲れを癒したい」「気持ちを整えたい」「自分をいたわる時間を作りたい」など、届けたい“変化”を描くことで、ブランドの方向性が定まります。
そのうえで、サジーをどんなメイン素材として位置づけるかを考えます。
- 内面の美しさを育てるブランド → 「サジー=内側からの透明感」
- 女性のリズムを支えるブランド → 「サジー=自然の力で整える」
- 毎日を前向きに過ごすブランド → 「サジー=エネルギーとバランス」
「“何を作るか”ではなく、“なぜ届けたいのか”」を答えられる企画こそ、ブランドらしい開発の出発点です。
2. 素材の魅力を体感につなげる体験の設計
サジー特有の酸味や色味は、製造時に調整が難しいポイントです。
ただ、これは見方を変えると、素材の力を感じさせる大切な要素でもあります。
酸味を少し残すことで「体に届くような実感」や「すっきりとした飲み心地」を演出でき、特にドリンクタイプでは“効いている感じ”としてポジティブに働くこともあります。
課題とされる部分も、工夫次第でブランド体験の一部として活用できます。
サジーならではの自然な味わいを、どう心地よく感じてもらうか、そういった視点で考えるのも良いでしょう。
3. 言葉で“効果をイメージさせる”表現の設計
サプリメント開発では、直接「効果」を表現できない分、“続けたくなる実感”を言葉で伝える工夫が重要です。
サジーは、鉄分やビタミン、ポリフェノールなどを含み、「続けるほどに変化を感じやすい」素材です。
その特性を活かすためには、「朝のすっきり感」「一日のリズムが整う」「自然と笑顔が増える」など、日常の中の小さな変化を表現すると効果的です。
“効く”と伝えなくても、生活の中で自然と感じる変化を描くことで、共感と信頼を生む“リアルな体感”を届けることができます。
4. 売り方まで考えた商品の設計
どんなに良い企画でも、「どう売るか」が設計されていないとブランド体験が途切れてしまいます。
販売チャネルごとの顧客体験を想定しながら、企画の段階で販売方法をイメージしておくことが重要です。
- EC販売:定期購入や口コミによる信頼構築を意識。続けやすさ・手軽さを重視。
- 店舗・サロン販売:試飲や香りなど、体感を通じて世界観を伝える導線を設計。
- イベント・ポップアップ:素材や製法のストーリーを“語れる見せ方”で訴求。
販売チャネルに合わせて処方やパッケージを最適化することで、“ブランドの体験設計”と“売上戦略”を両立できます。
OEMメーカー選びで失敗しないために

OEMメーカー選びでは、価格だけでなく、誠実さや対応力を重視することが大切です。
信頼関係を築けるパートナーを選ぶことで、安心して製品づくりを進められます。
信頼できるメーカーを見極める視点
品質管理体制、提案力、レスポンスの早さを確認しましょう。
メール対応や見積もりの丁寧さにも、企業姿勢が表れます。
相談段階で製造の流れを説明してもらえるかどうかが、信頼できるかの目安になります。
また、開発の初期段階で「どういう商品を作りたいか」など、想いに寄り添ってくれるかどうかも、信頼できるメーカーか見極めるポイントになります。
小ロット対応やサポート体制の確認
初回は小ロット・試作から始めるのがおすすめです。
「試作は何回まで可能か」「納期はどのくらいか」などを早めに確認するとスムーズです。
商品パッケージや商品名を検討する上で必要になる、薬機法のサポートもしてくれるか確認しましょう。
はじめてのOEMでも無理なく進められる環境が理想です。
信頼関係を築けるパートナーとは
製造を“委託”ではなく、“共創”と捉えられるメーカーが理想です。
価値観を共有できるパートナーと出会うことで、ブランドづくりが長く続きます。
問い合わせ時に「こんな商品を作りたい」と想いを伝えるだけでも、良い関係づくりの第一歩になります。
よくあるご質問(FAQ)

- サジーを使ったサプリの試作には、どれくらいの期間がかかりますか?
- 内容や形状によって異なりますが、通常はご依頼から1か月ほどで試作が可能です。味や色味など確認を行いながら、最終仕様を詰めていきます。
- サジーを使ったサプリメントも、小ロットでの製造もお願いできますか?
- はい。SUNAO製薬では、形状によって数は異なりますが、小ロット対応が可能です。商品コンセプトや販売計画に応じて、無理のない数量設定をご提案いたします。
- サジー以外の素材を組み合わせた処方も可能ですか?
- もちろん可能です。サジーと相性の良い成分(コラーゲン、マカ、鉄、ビタミン類など)を目的に合わせてご提案します。フェムケア・美容・エナジーなど、ターゲット別に最適な配合設計をサポートいたします。
- サプリメントOEMの経験がなくても相談できますか?
- はい。OEMのご経験がなくてもご相談いただけます。販路やターゲット、どんな目的で商品を作りたいかがある程度見えていれば問題ありません。「サジーを使ったフェムケアサプリを展開したい」「自社ブランドのEC販売を立ち上げたい」など、方向性を共有いただければ、処方設計や形状提案、販売チャネルに合わせた企画をサポートいたします。
- OEMの相談や見積もりの際、どんな情報を用意すればいいですか?
- ご相談時には、以下のような情報を整理していただくとスムーズです。販売予定のチャネル(EC・店舗・サロンなど) 想定しているターゲット層や訴求テーマ 希望する形状(粉末・カプセル・ドリンクなど)、ベンチマーク商品(イメージに近い商品) 希望納期やロットの目安 すべてを明確に決める必要はありませんが、方向性を共有いただくことで、試作やお見積もりまでのご案内がスムーズになります。
まずは、想いを形にする“最初の一歩”から

サジーを使ったサプリを企画するうえで大切なのは、最初からすべてを決めることではなく、「誰に」「どんな想いで」「どんな変化を届けたいか」という軸を持つことです。
方向性が定まっていれば、処方設計や形状、販売チャネルの選択もスムーズに進められます。
逆に、そこが曖昧なまま進めると、完成品がブランドの目的とずれてしまうこともあります。
開発の目的やブランドとしての方向性が見えた段階で、OEMメーカーに相談してみましょう。
SUNAO製薬では、サジーを使ったサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はご相談ください。





 
  
  
 