メリロート
製造に使用できる原料
むくみ・たるみを内外からケアするハーブ「メリロート」
メリロート(英語名:Melilot 学術名:Melilotus)はマメ科の植物で、古くからヨーロッパやアジアで薬草・ハーブとして用いられています。
「スイートクローバー」とも呼ばれ、甘くやさしい香りが特徴です。
フラボノイドやクマリンを含み、静脈やリンパの流れを整える作用が期待されています
サプリメントでは「むくみ」「脚の疲れ・重だるさ」の改善目的で用いられることが多く、化粧品では「ハリ・弾力ケア」や「アンチエイジング」などの目的でエキスが配合されるケースがあります。
形状としては、乾燥粉末、エキス末、液体エキスなどさまざまです。
サプリメント・化粧品の両面で美容ケアが実現できる原料として人気があります。
メリロートに期待される効果
サプリメントに期待される効果
血流・リンパ循環の改善とむくみ軽減
メリロートに含まれるクマリン類やフラボノイドが、リンパや血液の流れを促進し、体内の余分な水分や老廃物の排出を助けます。
これにより、脚など末端のむくみを軽減する効果が期待されます。
血行不良による冷え・重だるさの改善
血流促進効果によって、末端冷え性や静脈血行不良が原因の脚の重だるさの緩和にも効果があるとされています。
化粧品に期待される効果
たるみ・シワのケア
メリロートエキスは、Ⅳ型コラーゲンの分解を防ぎ、ラミニンの産生を促進することで、真皮と表皮をつなぐ基底膜の構造を守ります。
これにより肌のたるみやシワの発生を抑える効果が期待されます。
ハリ・弾力感の維持(エイジングケア)
基底膜を健全に保つことで、肌全体のハリ感・弾力感を支える効果があり、年齢とともに感じやすい“たるみ感”へのアプローチが可能です。
一日推奨摂取量
サプリメントにおける摂取目安は、明確には定められていません。
ただし、過剰摂取はクマリンの代謝過多による肝機能負担が懸念されるため、適切な範囲内での設計が必要です。
(医薬品の場合は、75〜300mg/日と定められています。)
化粧品表示名称
- メリロートエキス
- メリロート抽出液
メリロートでサプリメントまたは化粧品を製造する場合
メリロートを活用してサプリメントや化粧品を製造する際は、目的に応じた原料設計がポイントになります。
サプリメントでは、ヒハツやカリウム、ビタミンEなど、血流や利尿をサポートする成分との併用が相乗効果をもたらします。
化粧品においては、カモミールやアラントイン、グリチルリチン酸ジカリウムなど、鎮静や抗炎症に優れた成分との組み合わせが有効です。
剤型としては、サプリメントではタブレットやソフトカプセル、化粧品では化粧水、ジェル、美容液などが多く採用されます。
市販品では、「脚すっきり」系のむくみケアサプリメントや、自然派志向のエイジングケアラインのローション・ジェルなどに多く採用されています。
製造時の注意点として、メリロートに含まれるクマリンの香り成分は熱や光、酸化にやや弱いため、保存料や包装資材の選定には十分な配慮が必要です。
メリロートを使ったサプリメント、化粧品のOEM製造をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
本ページに記載されている内容は、健康食品・化粧品などの製造を検討されている方を対象として掲載しております。一般の方への提供を目的した情報掲載ではございません。
サプリメントや健康食品、化粧品の製造販売をご検討中の方はお気軽にSUNAO製薬までお問い合わせください。




