甘草(カンゾウ)
製造に使用できる原料
砂糖の150倍以上の甘味成分を含む植物原料「甘草(カンゾウ)」
カンゾウは、植物由来(マメ科カンゾウ属)で、医薬品・漢方・食品・化粧品の各分野で幅広い利用実績を持つ原料です。
古くから幅広い分野で利用されてきた植物で、食品分野では味の調整、化粧品分野では植物由来の整肌成分として使用されています。
カンゾウは、医薬品原料ではありますが、「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト」に含まれており、表現を適切に設計することでサプリメントへの配合が可能です。
参考文献:厚生労働省、医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト(2025.6.30更新)
サプリメントにおいては、天然の甘味料として、自然派サプリの甘味調整に活用されています。
化粧品においては、整肌・コンディショニングを目的としたナチュラル志向や敏感肌向け化粧品との親和性が高い点が特徴です。
カンゾウに期待される効果
サプリメントで期待される効果
甘味料としての機能(植物由来の甘味付与)
カンゾウは、砂糖の150~300倍の甘味を示すと言われており、植物由来の甘味素材として活用されています。
粉末、顆粒、ドリンク、シロップ状などの形状で、自然な甘味を付与する目的で使用されます。
植物原料由来である点から、ナチュラル志向・素材訴求型の製品設計と相性が良い点も特徴です。
味のマスキング効果
カンゾウ特有の風味は、植物原料や栄養素材に由来する苦味・えぐ味・渋味を和らげる目的で活用されます。
粉末やタブレット(打錠)、ゼリーなど、味を感じやすいサプリメントにおいて、全体の味バランスを整え、継続摂取しやすい風味に調整するために用いられています。
化粧品で期待される効果
整肌・コンディショニング
カンゾウ由来エキスは、植物由来の整肌成分として、肌をすこやかに保ち、日常的な外的刺激を受けやすい肌のコンディションを整える目的で化粧品に使用されます。
優しい使用感から、敏感肌向けの化粧水や美容液など幅広い処方設計に取り入れられています。
一日推奨摂取量
明確には定められていません。
ただし、カンゾウには医薬品や漢方製剤での利用実績があり、医療現場では高用量の摂取に伴う低カリウム血症や偽アルドステロン症などの報告があります。
サプリメント用途では明確な上限は定められていませんが、長期・大量摂取を避けること、また体調や体質に応じて配慮することが重要です。
化粧品表示名称
- カンゾウ根エキス
- カンゾウ葉エキス
カンゾウでサプリメント・化粧品を製造する場合
甘草(カンゾウ)は、サプリメントと化粧品それぞれで異なる強みを発揮する植物由来原料です。
用途に応じて役割が明確に分かれるため、製品コンセプトに合わせた設計がしやすい点が特徴です。
サプリメントでは、植物由来の甘味料・味のマスキング素材として活用されており、プロテイン、青汁、植物素材配合サプリ、健康ドリンク、栄養補助食品など、幅広いサプリメント品目に採用されています。
苦味やえぐ味の出やすい植物原料やアミノ酸、ミネラル類と組み合わせることで、風味を整え、継続摂取しやすい設計に調整します。
ナチュラル志向・植物素材訴求の製品において、甘味付与と味設計を両立できる点が強みです。
化粧品では、植物由来の整肌・皮膚コンディショニング成分として、化粧水・乳液・美容液・クリームなどのスキンケア製品を中心に幅広く採用されています。
日常的なスキンケアに取り入れやすい原料として、処方全体のバランスを整える目的で使用されるケースが多く、ナチュラル処方や植物エキス配合製品との相性にも優れています。
カンゾウには、グリチルリチン酸などの成分が含まれており、その誘導体であるグリチルリチン酸2Kは、医薬部外品において有効成分として使用されている成分です。
化粧品を医薬部外品として製造し、有効成分としてグリチルリチン酸2Kを採用した場合には、「肌荒れを防ぐ」「あれ性」「にきびを防ぐ」などの効能表現が可能となります。
このように、製品区分を化粧品とするか医薬部外品とするかによって、表記できる効能や訴求内容が異なるため、ターゲットや販売戦略に応じた設計検討が重要となります。
カンゾウを使ったサプリメント・化粧品のOEM製造をご検討の場合は、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。
本ページに記載されている内容は、健康食品・化粧品などの製造を検討されている方を対象として掲載しております。一般の方への提供を目的した情報掲載ではございません。
サプリメントや健康食品、化粧品の製造販売をご検討中の方はお気軽にSUNAO製薬までお問い合わせください。




