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体を温める原料特集!冷え性改善に効果的な成分とサプリメント製造のポイント

冷え性は現代人の多くが抱える悩みの一つです。
最近では、女性だけでなく男性も冷え性に悩む方が増えてきました。体を温める効果のある原料は数多く存在し、それぞれ機能や特徴が違います。
適切な原料選択と配合により、効果的な温活サプリメントの製造が可能です。
この記事では、SUNAO製薬の豊富な経験で、お客様に最適な温活サプリメントを提案します。
これから商品の製造を検討している方はこの記事を参考にしてください。
SUNAO製薬では、サプリメントのOEMをお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。
目次
体を温める原料が注目される背景
冷え性に悩む人は、女性や高齢者を中心に年々増加しており、最近では、性別や年齢を問わない悩みになってきました。
その背景には、デスクワーク中心の生活による血行不良や運動不足による熱産生力の低下といった現代的な生活習慣が大きく影響しています。
また、冷えの悩みは冬だけに限らず、夏のエアコンによる冷えに悩む方も多く、冷え対策は季節を問わず、通年で求められるニーズとなっています。
その中で、冷え対策のサプリメントは、手軽に内側から体を温められるアイテムとして人気です。
忙しい現代人にとって、食生活や生活習慣で冷えの改善をするのは難しく、サプリメントが効率的なサポートアイテムとして選ばれています。
体を温める主要原料とその特徴
体を温める機能を持つ原料と、それぞれの特徴について紹介します。
辛味や独特な香りのある原料が多い為、使用する原料を決める際は効果だけでなく、風味の特徴も考慮して選ぶと良いでしょう。
生姜
ジンゲロールやショウガオールが主要成分となり、血管拡張作用や末梢血流促進作用が期待できます。
ジンゲロールは加熱によりショウガオールへと変化し、体内での熱産生促進作用を発揮して体の冷えを改善します。
カプサイシン
唐辛子に含まれているカプサイシンは、交感神経を刺激しエネルギー消費や体温上昇機能を持つ事から代謝改善や体温向上に関与します。
脂肪燃焼効果もある為ダイエット商品でも人気の原料です。
シナモン
シナモンには血管を拡張させて血流を促す働きがあり、その作用によって血流改善や冷えの緩和が期待できます。
商品作りに使用する際は、シナモン特有の風味を活かしてお茶などの形状で作る事もおすすめです。
体を温めるサプリメントの形状別特徴
形状は、使用する原料の特性やターゲットの使用シーンに合わせて選ぶ事がポイントです。
体を温めるサプリメントの形状別の特徴を紹介します。
カプセルタイプ
カプセルは、液体を入れるソフトカプセルと粉末を入れるハードカプセルの2種類があります。
冷え対策サプリはどちらでも製造可能です。
カプセルは、原料特有の味や香りを感じにくくできる為、摂取しやすさを高められるのが大きな特徴です。
その為、風味にクセのある原料を使用する場合はカプセルがおすすめです。
複数成分の配合が容易なので、独自処方でいくつか原料を使用する場合はカプセルが良いでしょう。
カプセルはサイズに種類がありますが、大きすぎると飲みにくくなるため、サイズ選びには注意が必要です。
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錠剤タイプ
錠剤は、粉末状の原料に圧力を加えて固め、粒状に加工した製剤のことです。
一度の製造で大量生産が可能な為、他の形状と比べて製造コストを抑えやすく、低コストで商品づくりをしたい方におすすめです。
錠剤は原料の風味をダイレクトに感じやすいので、気になる場合はカプセルを検討すると良いでしょう。
有効成分が多い場合は、粒を大きくすると飲みにくさを感じてしまう為、小さい粒を複数摂取する形がおすすめです。
水分量の多い原料や粒子の軽い原料を使用する場合、粉末が圧縮されにくく、錠剤の硬度が低くなり崩壊しやすくなる可能性があります。
その場合は結合性を上げる原料などを使用すれば、崩壊性を下げる事もできるのでOEMメーカーに相談すると良いでしょう。
粉末タイプ
粉末は、大きく分けてそのまま摂取するタイプと、水に溶かして飲むタイプの2種類があります。
成分の吸収率が高く、味付けの自由度もあるため美味しく摂取できる商品を作る事ができる点が特徴です。
原料にクセがある場合は、甘味料や香料をうまく使って風味を調整することができます。
しかし、クセが強すぎる場合は、粉末での使用は避けたほうがよいでしょう。
そのまま摂取する商品を作る場合は、顆粒状にすると口内でとけやすく、摂取しやすくなる為おすすめです。
ドリンクタイプ
ドリンクタイプは、他の形状と比較して最も吸収が早く即効性を期待できる点が特徴です。
味付けの自由度もある為、美味しく摂取する商品を作る事もできます。
粉末タイプと同様、原料の風味をダイレクトに感じる形状なので、クセの強い原料を使用する場合は向きません。
増粘剤を加えればゼリータイプの商品にする事も可能な為、捕食に近い商品を作る事もできます。
ターゲット別の原料選択と配合戦略
ターゲット別の原料選択と配合戦略について紹介します。
ターゲットのニーズにあわせて付加機能をもたせる事で、使いやすさの向上と差別化を作る事ができます。
女性向け
生姜やトウキなど女性に優しい原料が喜ばれます。
血流改善だけでなく、美容効果も併せ持つ成分や月経の緩和など付加機能をもたせるのも良いでしょう。
持ち運びの手軽さなど利便性も追求した商品にできると尚良いです。
高齢者向け
高齢者の場合、消化吸収能力など胃腸の機能が低下している方もいる為、刺激の少ない穏やかな原料がおすすめです。
カプサイシンのような辛味の強い原料は胃腸への刺激が強すぎる為避け、ハトムギやトウキ、桂皮を使用すると良いでしょう。
デスクワーカー向け
デスクワークによる血流不良が原因で体が冷えている方には、血流促進効果の高い原料がおすすめです。
冷えの他に、PC作業による肩こりや腰痛の改善効果も付加できると差別化になるでしょう。
他にも、ストレス緩和などのリラックス効果や美容効果などもあると喜ばれます。
形状は、カプセルや打錠の他に、仕事中にも飲めて体を温めやすいお茶も人気です。
デスクワーカー向けのサプリは主なターゲットが女性になる為、デスクに置いても恥ずかしくないパッケージデザインが好まれる傾向にあります。
よくある質問
- 体を温めるサプリメントは、いつ摂取するとより効果を感じやすいですか?
- 食後30分以内や就寝前など、血流がゆるやかに低下するタイミングで摂ると体感しやすい傾向があります。朝の冷えが気になる方は朝食後、夜冷え込みやすい方は就寝30〜60分前がおすすめです。温かい飲み物と一緒に摂取すると吸収効率も高まりやすいとされています。
- 冷え性対策に特に人気・定番の原料は何ですか?
- 代表的なのは生姜(ジンゲロール/ショウガオール)・カプサイシン(唐辛子由来)・シナモンの3つです。生姜は末梢血流を促し体温を維持しやすくし、カプサイシンは交感神経を刺激して熱産生を高め、シナモンは血管拡張作用で血流をサポートします。
- 生姜やカプサイシンなど刺激の強い原料は、胃が弱い人でも摂取できますか?
- 通常量であれば健胃作用も期待できますが、過剰に摂ると胃粘膜を刺激し、胃もたれや胸やけを招く恐れがあります。胃が敏感な方はカプセルや腸溶性コーティングで刺激を抑える形状を選ぶ、または量を分けて少量ずつ摂る方法がおすすめです。
- 効果を実感するまでの目安期間は?
- 個人差はありますが、早い人で1週間前後、一般的には1〜4週間の継続で「手足が温かい」「寝つきが良い」などの変化を感じるケースが多いようです。体質や生活習慣によっては数カ月続けて体温維持が安定する場合もあります。
- OEMで温活サプリを製造する際、形状(カプセル・錠剤・粉末など)はどう選べばいいですか?
- 風味が強い原料で飲みやすさを重視するならハード/ソフトカプセル、コスト重視なら錠剤、味付けで差別化したいなら粉末やドリンク形状が向きます。原料の比重や水分量によっては錠剤が崩れやすいなど製剤上の制約があるため、原料の物性とターゲットの飲用シーンを踏まえて選択することがポイントです。
まとめ
冷え性は、性別や年齢、季節を問わず多くの人が悩む症状であるため、需要の高い商品カテゴリとなっています。
冷え性対策サプリはすでに多くの商品が販売されているため、新たに商品を作る際は、ターゲットを明確にし、付加機能や差別化を加えた商品作りがポイントとなります。
SUNAO製薬ではサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。