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サプリメントで使う甘味料の種類や性質を解説。実は天然原料由来もあります。

ケーキを食べる女性の画像

甘味料は、少量で甘味を付けられる利便性から、サプリメントに限らず飲料やお菓子にも使われています。

特に、味に甘味を加えてもカロリーは抑える事ができる為、ダイエット向けの商品には殆ど使われており、「痩せたいけど、甘い物も食べたい」という両立が難しい2つの願望を叶えた商品を作るには、甘味料をどう上手く使うかが1つのポイントとなります。

また、ただ甘味を付けるだけでなく、味のコントロールをする目的でも甘味料は多く使われています。

例えば、苦味や渋味のある原料の味を抑制して食べやすくしたり、甘味を長続きさせて美味しさの演出をする等、食べやすさの調整の為にも役立っているのです。

今回は、甘味料の種類や甘味料を使うメリットについて、詳しく紹介します。

これから商品作りに挑戦する方や、今商品に関してお悩みのある方は、この記事を参考にして、是非商品作りにお役立てください。

甘味料には「天然甘味料」と「人工甘味料」があります

複数の砂糖の写真

甘味料の歴史は古く、1878年にジョンズ・ホプキンス大学で、とある研究中に偶然「サッカリン」が発見された事から始まりました。

日本でも、戦後直後の砂糖が不足していた時代は代替甘味料として使われていました。甘味料は、大きく分けて天然と人工の2つに分類され、それぞれの用途に合わせて、長い間幅広く使用されています。

  • 天然甘味料:植物の葉や果実などに含まれている甘味成分を抽出して作られた甘味料。
  • 人工甘味料:自然界には存在しておらず、化学的に合成された甘味料の事で、合成甘味料とも呼ばれている。

甘味料を使うメリット

電卓で計算する女性の写真

商品を作る際、砂糖ではなく甘味料を使う事のメリットを紹介します。

甘味料は甘味を付ける意外にも様々なメリットがあるので、上手く使ってイメージ通りの商品を作りましょう。

カロリーを抑える事ができる

甘味料は砂糖の何百倍もの甘味がある為、極少量でも甘味を付ける事ができます。

使用量が少量で良い為、砂糖で同じ甘味を出す場合と比較してカロリーを大幅に抑える事ができます。

ノンカロリーやカロリーオフなど、カロリーが低い事を特徴にした商品を作る場合、甘さをつける場合には甘味料の使用をお勧めします。

コストを抑える事ができる

甘味料にもよりますが、砂糖の200分の1の量しか使わないので、その分原料コストを抑える事ができます。

もし、カロリーを抑えたり味を調整する必要がない商品でも、原料コストをもっと抑えたい場合は甘味付けは甘味料の使用をおすすめします。

配合量を抑える事ができる

甘味料の配合量を抑える事ができる為、その分他の有効成分を多く配合できます。

1回の摂取量が少ない商品や、配合したい有効成分が多く処方に余裕がなくなってしまった場合でも、少量の添加で甘味を付ける事が可能です。

味の調整ができる

もし、配合原料の中に苦味のある原材料が含まれていた場合、そのままだととても飲みにくい商品になってしまいますが、甘味料の効果で苦味を抑制する事で飲みやすく変える事ができます。

甘味に合わせて風味付けもすれば、さらに美味しく飲める商品を作る事が可能です。

天然甘味料の種類

羅漢果の写真

天然甘味料はそれぞれ甘味の強さや特徴が違う為、使用する用途や作りたい甘味に合わせて、使い分けましょう。

羅漢果

中国南部が原産のウリ科の多年生つる植物です。果実はとても強い甘味を持ち、その甘さは砂糖の300〜400倍と言われています。

ミネラルをたっぷりと含んでおり、コクのある甘味が特徴的です。

ステビア

パラグアイをはじめとする南アフリカ原産のキク科の植物です。ステビアの甘味は葉の部分に集中しており、葉を口の中に入れ噛むだけで口の中に甘味が広がります。

甘味は砂糖の200〜300倍と言われており、植物性の天然甘味料として幅広く使われています。

甘草

甘草は豆科の植物で漢方としても使われており、甘味は根の部分に集中しています。甘味は砂糖の200倍程と言われており、甘味が後に引くのが特徴的で漬物や惣菜などに多く使われています。

キシリトール

白樺や樫の木からとれるキシラン。ヘミセルロースという糖分から作られます。糖アルコールの一種で、砂糖と同程度の甘さがあります。虫歯を予防する甘味料として、ガムや飴などのお菓子類に使われています。

人工甘味料の種類

植物を研究している写真

人工甘味料は、単体よりも併用して使う事でより自然な甘味を作る事ができる為、目的に応じて組み合わせて使いましょう。

アスパルテーム

砂糖の200倍程の甘味を持つ甘味料です。アスパラギン酸とフェニルアラニンという2つのアミノ酸を結合させて作られており、飲料やガム、冷菓など幅広く使われています。

アセスルファムK

酢酸由来の物質とスルファミン酸、三酸化硫黄から合成される甘味料です。

砂糖の200倍程の甘味があり、ほんのりと苦味があるのが特徴的です。他の甘味料と併用して使う事で砂糖の様な甘味を作る事ができる為、組み合わせて使われる事が多いです。

スクラロース

スクラロースは、砂糖を原料に一部を塩素に置き換えた人工甘味料です。甘さは砂糖の600倍あると言われており、砂糖に似たまろやかな甘味が特徴です。

他の甘味料と併用され、飲料やアイスクリームなどに使用されています。

サッカリン

砂糖の500倍程の甘さを持つサッカリンは、人工甘味料の中でも歴史が長く、古くから日本では使用されてきました。

飲料や菓子の他に、醤油や魚介加工品、漬物などに多く使用されています。

裏面への記載で注意すべき事

パッケージ表示(リサイクルマーク)の写真

甘味料を使用した際、裏面の原材料表記には使用した甘味料の名称を記載する必要があります。

しかし、アスパルテームだけは例外があり注意が必要です。

アスパルテームを表示する際、「Lーフェニルアラニン化合物」も表示する事が食品衛生法の食品表示基準によって義務づけられています。

具体的な記載方法は、「甘味料(アスパルテーム・Lーフェニルアラニン化合物)」この様に原材料名の中に記載します。

裏面の表記に関しては、様々なルールがありますので、こちらもしっかり理解して、間違いのない様に記載しましょう。

甘味料に関するまとめ

協力するビジネス女性の写真

甘味料は沢山の種類があり、それぞれ甘味の性質なども違う為、作りたい商品に合わせて使い分ける事で幅広い商品作りを実現する事ができます。

また、味の調整や原材料のコストダウンなど、甘味付け以外にも様々な使用メリットがあります。

天然甘味料もありますので、もし無添加の商品を作りたい等の希望がある場合でも使用が可能です。

SUNAO製薬では、天然と人工のどちらの甘味料も豊富な使用実績がありますので、甘味料を使用した商品開発でお困りの方は、是非一度ご相談ください。

甘味料の種類や特性など、お気軽にご相談ください。

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