OEM(受託製造)コラム
BLOG
サプリメントの販売価格、どう決める?初心者でもわかる基本とポイント

サプリメントを販売する際、販売価格の設定に迷う方は多くいると思います。
商品の価格は、決め方次第で十分に利益が出せるかどうかが変わります。
安すぎると売れても儲からないですし、反対に高すぎると売れないのでバランスの良い価格設定が重要です。
また、値段はブランドイメージの印象にも繋がる為、多方面からみて決める必要があります。
この記事では、サプリメントの販売価格の決め方について解説します。
これから商品の販売を検討されている方はこの記事を参考にしてください。
SUNAO製薬では、サプリメントのOEMをお受けしております。 製造をご計画中の方はお問い合わせください。
目次
サプリメントの値段の決め方の基本
基準の決め方を理解しておくと販売価格も設定しやすくなるので、しっかり把握しておきましょう。
サプリメントの値段の決め方について説明します。
原価に利益を足して考える方法
原価には、材料費や工場での製造費、パッケージなどの資材費、広告などのプロモーション費用などが含まれます。
原価に、自分達の取り分である利益を加えた金額が販売価格のベースになります。
原価の考え方については別記事で紹介していますので、ご確認ください。
商品を製造販売する上で、適切な利益を出す為に原価は必ず意識しなければいけません。 商品の販売は、仕入れ商品と自社で製造したオリジナル商品の2種類がありますが、仕入れ商品は原価がほぼ決まっている事から思うような利益を確保できないのが現状です[…]
ライバル商品の値段を参考にする方法
類似の他社商品がある場合、ライバル商品を調べて相場を把握しましょう。
ライバル商品と比較して、極端に高い価格設定をすると利益を多く乗せているのではないかと消費者から不審に思われる可能性があります。
また、反対に極端に安すぎても商品の品質など不安を感じさせてしまう事もあるので、ライバル商品の価格を参考にしながら決めるのも一つの方法です。
どこで売るかで値段は変わる
商品を販売する際、販売チャネルは多数ありますがどこで販売するかで値段が変わります。
手数料の支払いがあるチャネルだとその分の利益が下がりますが、集客の面でメリットがある可能性もあります。
それぞれのチャネルでメリットとデメリットがある為、どのチャネルで売るのが利益が出るか総合的に見て判断する必要があります。
自社のネットショップで売る場合
販売サイトのデザインから機能面など全て0から自分達で作る事ができる為、販売価格も自由に決める事ができます。
自社でネットショップを作成した場合、サイトの運営やプロモーションなども全て自分達で行わなければいけない為、知識や経験値が必要になります。
また、それにかかる費用は全て自己負担になる為、何にどの位の費用が発生するのか確認しながら進めないと赤字になる可能性もあります。
Amazonや楽天などの通販サイトで売る場合
通販サイトは多くの企業が商品を販売している為、他社のライバル商品が売られている可能性も高くなります。
その場合、価格競争が起こり価格を下げないと売上に繋がりにくくなる事があります。
また、プラットフォーム利用料(手数料)も10〜15%程差し引かれる為、その分の利益は下がります。
大手通販サイトでの販売は、集客をする必要がないメリットがあるのでその点も踏まえて決めると良いでしょう。
卸売で他社に販売する場合
他社に販売を依頼する場合は卸価格になる為、販売価格よりも安く出す必要があります。
その代わり殆どがケース単位での取引となる為、ある程度のまとまった売上を作る事ができます。
卸先が販売力のある小売業者の場合、大量発注である程度まとまった数量を販売できるが可能性が高く、自身で販売する手間をかけずに売上が作れる点はメリットです。
その他にも販売チャネルで変わる
他にも販売チャネルの選択肢はある為、それぞれの特徴を把握して販売商品と最も相性の良いチャネルを選択するようにしましょう。
販売チャネルの選択は売上を左右する重要なファクターの一つです。
「掛率(かけりつ)」ってなに?
かけ率とは、「定価の何割で他社に売るか」を表す数字です。
消費者に販売する金額(定価)を100%として、それに対して他社におろす金額が何%になるかを表した数値です。
例えば60%掛けの場合、定価5000円の商品を3000円で卸す、という意味です
掛率を使ってサプリメントの値段を計算してみよう
例:原価が1500円、掛率60%の場合 → 定価5000円なら卸価格3000円 → 利益1500円 となります。
売り先が複数ある場合は、どの販売チャネルでも利益が出るように全体の価格設計が必要です。
売る場所がいくつもある時の注意点
売る場所が多数ある場合、販売場所によって価格がバラバラだとブランドの信頼を失う可能性があります。
通販サイトで販売している場合キャンペーンで値引きされている事がある為、気づかないうちに他の売り場の価格とズレが生じている事が起こりやすくなります。
ECサイトで勝手に値引きされないように価格のポリシーを設定する会社もあります。
利益を増やすには?価格以外の工夫
利益を増やす方法は、大きく分けて販売価格を上げるか原価を下げるかの2パターンです。
ターゲットの特徴や商品によってどちらが適しているかが変わります。
コストを見直す、価値を上げる
原料やパッケージの仕様を見直して原価を下げるとその分利益を上げる事ができます。
反対に、質にこだわり中身も見た目も高級感を出す事で、高めの価格設定でも納得されやすい商品を作る事も一つの手です。
その場合、ある程度原価が高くなっても販売価格も高い為利益をしっかり出す事ができます。
「定期購入」や「まとめ買い」の仕組みを作り、1回あたりの利益を高めるのも効果的です。
まとめ:価格は「売り方」によって変わる
サプリメントの価格は、売る場所・売り方・利益のバランスで決まります。
手数料などで利益が下がっても、高い集客力により売上アップに繋がる事も考えられる為、多方面から見て判断する事が重要になります。
類似商品の販売価格も重要な判断材料の一つです。価格は「戦略」そのものです、しっかり考えて設計しましょう。
SUNAO製薬ではサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はご相談ください。