OEM(受託製造)コラム
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ペット用サプリメントをOEMで製造依頼するポイントと販売アイデアを紹介
ペット用サプリメントは、飼い主のペットに対する健康意識が高まっている事から需要が増えています。
ペット用サプリメントは人間用のサプリメントとは全く異なる為、製造の際は注意しなければいけません。
この記事では、ペット用サプリメントの製造に関する注意点やアイデアを解説します。
これからペット用サプリメントの製造販売を考えている方はこの記事を参考にしてください。
SUNAO製薬ではサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせよりご相談ください。
目次
ペット用サプリメントとは
ペット用サプリメントとは、「動物に与える医薬品以外のもので、健康の維持増進のために利用されるもの」の事を言います。
人間用のサプリメントと同様、普段の食事では不足しがちな栄養を補う形で使用されます。サプリメントは医薬品ではない為、ペットフードに分類されます。
健康産業新聞や流通ニュースの発表によると、コロナ禍でペットの新規飼育頭数が増えた事によりペットに費やす金額は2桁増加したとの事です。
特にペットサプリメント市場は2019年以降毎年拡大しており、2028年の国内市場は6450億円と大幅な成長が予測されている事から注目度の高い市場と言えます。
ペット用サプリメントは必要?
ペット用サプリメントは、ペットの健康維持や病気の予防に効果的なアイテムです。
ペットが病気になった時、今までは薬に頼る方法しかありませんでした。
しかしペット用サプリメントができた事で、病気にならない様に予防対策を取れるようになりました。
他にも、高齢になり食が細くなったペットの栄養補給としても使う事ができます。
ペットとして最も多く飼われている犬・猫用のサプリメントは多数販売されており、ペットに長生きして欲しい思いから使用する方は増えてきています。
ペットに人間用サプリメントを与えるのはNG
人間用サプリメントをペットに与える事は、身体に悪影響を及ぼす危険性が高い為絶対与えてはいけません。
人間と動物は身体の大きさやそもそもの生理機能が異なる為、人間にとっては有効であっても動物にとっては良くない事が多数あります。
特に、玉ねぎやニンニクなど動物に与えてはいけない食材があります。
もし、これらが入ったサプリメントを与えてしまうと中毒症状を起こし命を落としてしまう危険性もある為注意が必要です。
ペット用サプリメントの種類
ペット用サプリメントは犬猫用の商品が多く販売されており、目的別や形状で細かく分類されています。
ここではどの様な種類の商品があるか解説します。
目的別サプリメント
ペット用サプリメントは、目的別で様々なサプリメントが販売されています。
例えば、
- 糖尿病や歯周病、ダイエット等の生活習慣病対策
- 高齢のペット向けに筋肉や関節の衰弱化、白内障、認知症対策
- 毛艶向上
- 口腔ケア
などの商品があります。
品種や体型によって必要な栄養素や摂取量が変わる為、商品選びや与える量には注意が必要です。
ペット用サプリメントで使われる形状
ペット用サプリメントは様々な形状があります。
形状によって使い方に違いがある為、使用イメージに合う形状を選びましょう。
動物の場合、形状によっては飲んでくれない可能性があります。好みの形状はそれぞれ違う為、その事を考慮しながら決めるのは難しいかと思います。
対策として、同じ内容成分で形状別でいくつか商品を作る方法も一つです。
打錠
錠剤は、餌に混ぜたり直接飲ませる商品です。
見た目が薬っぽく見える為飲みたがらないペットもいる可能性があります。
その場合は砕いて餌に混ぜたりビルポケットを使用する方法があります。食べたくなるような風味付けをするのも1つの方法です。
カプセル
カプセルはそのままの状態で餌に混ぜたり直接飲ませる商品です。どうしても飲まない場合はカプセルから中身を出して餌に混ぜる方法もあります。
粉末
粉末タイプは餌に混ぜて与える事ができ、他の形状よりも扱いやすい事からペットサプリの中では使われる事の多い形状です。
原料は粉末タイプの物が多い為、使用できる原料が多い事もメリットの一つです。
液体
液体タイプは栄養成分を高濃度に配合した液体をスポイトで取り、水や餌に混ぜて与える商品が多くあります。
水に溶ける原料を選ぶ必要がある為注意が必要です。
ジュレ
ペースト状の商品です。美味しく風味付けをする事でおやつ感覚で与える事が出来ます。
他にも餌に混ぜたり、水で伸ばしてスープにして与えるなど利便性の高い形状です。
ペット用サプリメントの製造に関する規制や注意点
ペット用サプリを製造する場合、製造販売に関しての規制がある為注意が必要です。
ここでは、ペット用サプリを製造する際に必要な届出や法律について解説します。
ペットフード安全法に準拠が必要
ペットフードは、安全性の確保を図る目的として「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフードの安全法)が定められています。
対象となるのは犬及び猫用のペットフードです。この法律では、消費者が安心して商品を使用する為にペットの健康に悪影響を及ぼすような商品の製造、輸入や販売は禁止されています。
又、製造業者や賞味期限の記入、使用してはいけない原料など、製造に関しての決まりもある為商品製造の際は注意しなければいけません。
製造する場合は届け出が必要
商品を製造する際、事業を開始する前に事務所が所在する都道府県を管轄する地方農政局等
へ届出が必要です。届出の他にも帳簿の備付け、表示の基準、安全基準を遵守する必要があります。これらを抜けのない様に個人で進めるのはとても大変です。
ペットフードはOEMで製造する事も可能な為、どちらの方法で製造するか決めてから進めると良いでしょう。
ペット用サプリメントを販売する上での注意点
ペット用サプリメントを販売する場合の注意点について解説します。
販売の仕方や販売先によって必要な手続きが変わる為、間違いのない様にしましょう。
販売のみであれば届け出は不要
商品の販売のみの場合は、事前の届出は必要ありません。
しかし、帳簿の備付け、表示の基準、安全基準などは各事業者の責任で遵守する必要があります。
商品を開封し、小分け・包装した上で販売する場合は製造業者にあたります。
その場合は製造業者の届出が必要となるので注意が必要です。
販売業者に出荷する場合には帳簿に記帳が必要
販売先が消費者の場合は譲渡先を記帳する必要はありませんが、卸売又は小売などの販売業者に出荷する場合は記帳が必要になるので間違えないように注意が必要です。
ペット用サプリメントの製造はこんな方におススメ
ペット用サプリメントの製造は、動物を扱う仕事をされている方におすすめです。
例えば、
- 動物病院を開院されている方
- ペットショップやトリミングサロンを経営されている方
- 動物系のインフルエンサー
等は、ペットを飼っている方が集まる為販売に繋げやすいでしょう。
OEMを活用すればスムーズにオリジナルの商品作りができる為おすすめです。
ペット用サプリメントの製造・販売まとめ
ペット用サプリメントは市場の状況から見ても、今後需要が高まる事が予測されます。
ペットを飼っている方が集まる場所で働いている方は、特に必要性の高いアイテムになる事が考えられますので商品作りを検討しても良いでしょう。
SUNAO製薬ではサプリメントのOEM製造を承っております。
商品製造をご検討中の方は是非お問い合わせよりご相談ください。