OEM(受託製造)コラム
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メンズコスメ市場は拡大傾向。男性向けの化粧品のOEM製造アイデアを解説!
化粧品は女性が使うものというイメージは、時代と共に変わりつつあり、男性が化粧品を使うシチュエーションが増えてきています。
男性が使う化粧品(メンズコスメ)市場は女性向けに比べればまだ小さいですが、今後成長が見込まれる市場です。
この記事では市場の状況や、オススメのアイテムなどメンズコスメを製造するための情報をお知らせします。
これから化粧品製造販売をご検討中の方、メンズコスメのOEM製造をご検討中の方は、お気軽にSUNAO製薬にお問い合わせください。
目次
メンズコスメとは
男性が使用する目的で作られた化粧品の総称で、男性の肌の特徴に合わせて調整されたメイクアップ化粧品なども含まれます。
化粧品に分類されるシャンプーや洗顔料は、すでに男性をターゲットにした商品が多く販売されています。
「男性の化粧品?」と疑問に思われるかもしれませんが、近年若い世代を中心に美容への関心の高い方も増えてきており、男性用化粧水や男性用メイク用品の需要が増加しています。
男性向けの化粧品は、女性とは違う男性特有の肌の特徴に合わせて作られています。
知っておくべき、男性肌と女性肌の違い
女性の肌は男性に比べて皮脂が少なく乾燥しやすいのが特徴で、厚さも薄いので、スキンケア用の商品が多いのが特徴です。
それに比べ、男性の肌は皮脂が多く女性に比べて水分量が少ないのが特徴で、皮脂をケアする商品が多く販売されています。
また男性はスキンケアに対する意識も高くはないので、肌荒れなど肌トラブルが起きやすいのも特徴です。
男性用のコスメ商品は清涼感やさっぱり感が好まれる傾向があるので、メントールやスッキリした香りがよく使われるのもメンズコスメの特徴です。
メンズコスメ市場は成長傾向
近年のメンズコスメ市場は拡大しています。
2020年、化粧品市場が縮小の中、男性による化粧品市場規模は104%と拡大
男性向け化粧品は、2021年に前年比+9%の406億円で、4年連続の増加となり、市場規模はまだ大きくないものの過去最高を更新
さらにカタリナ マーケティング ジャパン株式会社が2020年~2023年の間で行った調査によれば、メンズコスメの成長率の2トップはメンズファンデとカラーリップだったそうです。
売上(数量)成長率をコスメカテゴリ別に見ると、カラーリップは前年比+19%、ファンデーションは前年比+15%と大きく伸長している
(引用: 【実証・ジェンダーレス消費】ジェンダーレス消費の実態を メンズコスメ市場の展開から検証!意外なほどの伸び “メンズファンデ” “カラーリップ”は前年+15%|PRTIMES)
男性向けメイクアップ商品の需要が大きく伸びていることが分かります。
コロナ禍から新しい流れが生まれてきた
2020年に世界中に影響を与えたコロナウィルスは、様々な変化を生み出しました。
ビジネスの世界ではリモートワークが導入された事により、オンライン会議が主流になりました。
オンライン会議時にはカメラ越しに見る自分の顔が、思っている以上に年齢を感じてしまうことが多くなっています。
特に30〜40代のサラリーマンが、これまで対策してこなかったスキンケアの影響を目にしてしまい、メンズコスメを購入するシチュエーションが増えていきました。
また、マスクを付けて生活で肌トラブルが起きやすく、スキンケアのためにメンズコスメを手に取るケースも多くなりました。
若い世代のSNS利用と意識の変革
若い世代ではSNS発信が一般的なので、画面に映る自分の顔を見栄えの良い状態にしたいと考えていきます。
また、ジェンダーレスやジェンダーフリーなど性の区別・差別に対しての意識が変わってきたこともあり、”男性だから・女性だから”という固定概念を持たずコスメアイテムを購入していきます。
男性向けエステや脱毛など、スキンケアだけでなくボディケアに対する意識が変わってきていることも、市場を活性化させている要因の一つと考えられます。
OEMで製造できる男性向け化粧品
一般的に女性向けに販売されているコスメ商品は、男性の肌の特徴に合わせればメンズコスメとしてOEM製造することは可能です。
女性にはない、男性特有の悩みをケアするためのコスメもありますので、製造依頼の際に参考にしてください。
スキンケア
洗顔料は多く販売されているスキンケア商品ですが、化粧水や乳液、フェイスマスクも男性向け商品としてOEM製造が可能です。
男性特有の肌ケアとして髭剃り関連の商品もおすすめです。
シェービングフォームやローション、髭剃り後の肌ケア商品など、男性特有の悩みに特化することで独自色を出すことも可能です。
ボディケア
ボディーソープや入浴後のボディケアで使うボディーローションを男性向けの商品として展開できます。
体臭除去に訴求したり、独自の機能性をもたせると良いでしょう。
メイクアップ
男性用のメイクアップアイテムも需要が増えてきています。
皮脂によるテカリを抑えるためのクリーム、カメラ映りを意識したBBクリームなど最近のニーズに対応した商品も増えてきています。
ヘアケア・スカルプケア
シャンプーやリンスなど頭髪につかうコスメアイテムも製造可能です。
特に男性は皮脂臭や加齢臭など匂いが出やすい傾向がありますので、匂いケアの機能を求められることが多い商品です。
また、男性特有の頭皮・頭髪に関する悩みに対応するスカルプケアシャンプーなども人気があります。
化粧品OEMの製造費用の目安
品目 | ロット | 納期目安 | 費用(容器代は別途) |
---|---|---|---|
化粧水・ローション | 500本~ | 3週間~ | 40万円~ |
洗顔・クレンジング | 1,000本~ | 4週間~ | 50万円~ |
美容液 | 500本~ | 3週間~ | 40万円~ |
メイクアップ | 3,000個~ | 5週間~ | 90万円~ |
シャンプー | 500本~ | 4週間~ | 50万円~ |
SUNAO製薬では他にもジェル・保湿クリーム、石鹸、日焼け止め、育毛剤などのメイクアップ商品の製造を受け付けております。
関連項目
メンズコスメの製造まとめ
以前までは男性用向けの化粧品が利用されるとは考えられませんでしたが、時代や環境の流れとともに男性が化粧品を使うシチュエーションが増え、市場が拡大しています。
肌に触れる化粧品以外にも、オーラルケア商品も製造が可能です。
これから新しく化粧品を製造販売しようと検討中の方は、「男性向け」という市場を意識してみても良いでしょう。
SUNAO製薬では男性向け化粧品(メンズコスメ)のOEM製造をお受けしております。
お気軽に製造についてお問い合わせください。