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OEM(受託製造)コラム

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美容液OEMで失敗しないために、事例から学ぶ4つのポイント

化粧品OEM 美容液OEM4つの成功法則

美容液をOEMで作りたいけれど、「どこに頼めばいいのか」「どう企画すれば売れるのか」いろいろ悩みますよね。

失敗はしたくないからこそ、一歩踏み出すのにも慎重になると思います。

この記事では、

  • はじめて美容液をOEMで製造したいと考えている方
  • スキンケアブランドの新商品として美容液を企画中の方
  • 訴求や成分選定で他社と差別化したい方
  • 信頼できるOEMメーカーを選びたい方

に向けて、美容液OEMの基本から、製造の流れ、費用感、注意点までを分かりやすく解説します。

訴求別のおすすめ成分など、商品企画のヒントもご紹介していますので、美容液開発の参考にしてください。

SUNAO製薬では、化粧品のOEM製造を行っており、美容液も小ロット(1000個〜)から対応可能です。

自社商品での化粧品製造・販売実績もございますので、経験に基づいたご提案ができます。

美容液の製造をお考えの方は、公式LINEお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

美容液OEMでよくある失敗4選|落とし穴とその対策

暗いオフィスで頭を抱えている女性の写真

美容液を作る際、「成分をたくさん入れれば売れる」「おしゃれな容器ならヒットする」と思い込んでいませんか。

ここでは、よくある”美容液OEMの落とし穴”と、その対策を紹介します。

製品開発を成功させるために、事前に回避ポイントを押さえておきましょう。

1.見込み違いで売れずに在庫を抱える

販売計画が曖昧なまま製造に進むと、在庫を抱えてしまうリスクが高まります。

対策: 初回は人気処方に絞った少量生産でスタートし、実績を見ながら拡充する柔軟な戦略が有効です。小ロット対応のOEMメーカーを選ぶことで、リスクを抑えられます。

2.ターゲットに合わない処方設計で売れない

高機能成分を採用すればヒットするとも限りません。

実際のユーザーの肌悩みや価値観とズレていれば、顧客は商品を手に取ってくれないのです。

対策: ペルソナ(ターゲットとなる購入者像)の生活習慣や年齢層を想定し、ブランドの世界観に合った処方を設計しましょう。

3.容器コストがかさんで利益が出せない

容器デザインにこだわりすぎて製造コストを圧迫し、利益が出づらくなるケースもあります。

対策: 初回は既製容器を選び、実績が出てからオリジナル容器にシフトすることで、リスクを抑えられます。

4.販路の確保ができておらず売れない

商品作りに集中してしまって、販路が整っておらず、適切な販売タイミングを逃すこともあります。

対策: 企画段階から販売場所(EC、店舗)、告知媒体(SNS)も並行して計画しておくことがポイントです。

【番外編】増産を見据えた設計になっていない

初回製造と同じ原料や容器が調達できず、再製造に支障が出ることもあります。

他にも、製造ラインの確保が難しく、希望するタイミングで増産ができないケースもあります。

対策:安定供給可能な素材を選定し、OEMメーカーと定期的にコンタクトをとっておくことをおすすめします。

消費者が美容液に求めるものは?売れる処方のヒント

スポイトで手に液体を出している写真

美容液は「効果実感」を重視するユーザーが多く、処方設計が売れ行きを大きく左右します。

美容液の処方設計は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  1. ターゲットが抱える悩み(美白・毛穴・シワなど)
  2. 使用シーン(朝・夜などのケアのタイミング)
  3. 他商品との差別化ポイント(高濃度、天然成分、エビデンス重視など)

これらを明確にしたうえで処方設計を行うと、商品コンセプトのブレを防げます。

製造前に押さえたい”処方4つの重要ポイント”

POINTの文字を指さしている写真

作った後に「売れなかった」と後悔しないためにも、製造前に意識しておきたいポイントがあります。

成分選定:機能性・差別化に直結する原料を選ぶ

美容液の中核となる成分選びは、商品の訴求力や差別化に直結します。

機能性をイメージさせる成分を取り入れましょう。

例:ナイアシンアミド、レチノール、CICA、幹細胞エキスなど

テクスチャー・使用感:継続率を左右する体験価値を提供する

重め・軽め、浸透感の有無などはターゲット層に合わせて調整しましょう。

性別や年齢層、訴求ポイントによって、どんな使用感が良いかは変わります。

香り・無香料:ブランド印象を高める仕掛けをつくる

ラベンダーやローズなど、心地よさを演出する香りも有効です。

夜用美容液には、リラックス効果のある香りを使うとユーザーに喜ばれます。

容器選び:視覚・触覚に響く”第一印象”を演出する

スポイト、エアレスボトル、ポンプなど容器の使用感にも直結する要素です。

ユーザーが求めているのは使いやすさなのか、高級感なのか、ニーズをしっかり考えて容器を選びましょう。

パッケージについては、解説した記事がございますので、そちらをご参照ください。

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複数の容器を囲んで4人で話し合っている画像

OEMでの美容液の製造の流れと準備すること

スポイト付き瓶を白い手袋をして持っている写真

製造前に美容液のOEM製造の流れを把握しておくことはとても重要です。

それぞれのステップでの作業内容や注意点も合わせて押さえておくことで、スムーズな進行と失敗の回避につながります。

1.ヒアリング

商品のコンセプトやターゲット、希望の効果などをOEMメーカーに伝えます。

注意点:希望が曖昧だと試作が何度も必要になります。事前に市場や競合を調査しておくとスムーズに商談が進みます。

2.試作

処方設計に基づいて試作品を作成します。

香りや使用感、成分の安定性をチェックすることが目的です。

注意点:1回の試作で決まることは稀です。スケジュールに余裕を持たせておきましょう。

3.処方確定・製造準備

配合成分が最終決定すれば、製造に必要な原料や容器・パッケージ資材の手配をOEMメーカーが行います。

パッケージデザインに関しては、OEMメーカーによって対応範囲が異なり、お客様側でご用意いただくケースもあれば、メーカー側で対応可能な場合もあります。

SUNAO製薬では、パッケージデザインをお客様ご自身でご用意いただくことも、当社で用意することも可能です。

注意点:準備する資材・容器・原料によってスケジュールに影響が出たり、予算オーバーになることもあるため、代替案の用意や早めの選定が重要です。

4.製造・検品・納品

美容液の中身を製造した後、容器に充填・梱包をします。

製品が基準を満たしているか検品し問題なければ、ご指定の場所に納品します。

注意点:一般的に製造から納品まで1.5〜3か月程かかります。しかし、成分や容器にこだわることで、試作や安定性試験などが必要になり、納期が大幅に伸びる場合もあります。希望のリリース時期に間に合うようにスケジュールを調整しましょう。納期が延びる理由について解説している記事がございますので、そちらもご参照ください。

チェックポイント

他にも、美容液の開発には注意すべき点がいくつかあります。

以下が注意点の例です。

  • 配合希望成分の使用可否(薬機法対応も含めて)を確認 薬機法によって、配合できる成分やパッケージ表示のルールが定められています。
    薬機法については、別記事で解説していますので、そちらをご参照ください。 
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    化粧品OEM 化粧品かける薬機法 初心者入門編
  • 容器・ラベル等資材の手配スケジュール調整 デザインを他社に外注する場合や、特殊な容器を使用する場合には、想定よりスケジュールが遅れる場合があります。
  • 納品希望日から逆算したスケジュールと必要な工程の洗い出し リリース時期は、その商品が最も売れる時期に合わせて販売することが得策です。そこに間に合うように、開発をスタートさせましょう。

美容液の費用感とコストを抑えるコツ

COSTと書いた紙をはさみでカットしようとしている写真

OEMで美容液を製造する際の費用は、処方や容器、パッケージの仕様により大きく異なります。

以下は目安として参考になる費用感と、コストを抑えるための工夫です。

美容液 製造価格目安

製造ロット1000本〜対応
本体価格1本あたり約800円〜3000円(処方の複雑さや成分の希少性、容器の種類により変動)
試作費用条件によって異なります。
容器費用既製品で1個あたり50〜500円程度。オリジナル設計の場合は、初期費用が30万円〜50万円発生する場合もあります。
化粧箱・ラベルデザイン・仕様によって1枚あたり15〜100円程度。

コストダウンのポイント

  • 既製容器を活用することで初期費用を抑え、納期も短縮できます。
  • 多機能を目指すより、1つの効果に絞ることで処方がシンプルになりコストも抑えられます。
  • 納品形態をOEMメーカーと相談し、内職や梱包方法を工夫することでコスト圧縮が可能です。
  • 販売が好調であればロット数を増やし、単価を抑えることも検討しましょう。 特に初回製造では、売上見込みに合ったコストバランスを意識することが、ブランド運営を安定させるカギとなります。

美容液OEMならSUNAO製薬

水色と透明の液体が入板2つの瓶の写真

SUNAO製薬は、初めてOEMを検討される方から既存ブランドの強化を目指す方まで、幅広いニーズに対応しています。

  • 小ロット(1000本〜)対応で、初回リスクを最小限に抑えた立ち上げが可能です。
  • エクソソーム、ナイアシンアミド、グルタチオンなどの高機能・ニッチ成分にも柔軟に対応します。
  • 処方・販促・容器・薬機法対応までワンストップでご提案し、担当者が企画段階から伴走します。
  • シートマスク、コンシーラー、美容液など多彩なカテゴリーで製造・販売実績があります。
  • EC販促支援やSNS発信のアドバイスなど、販売後のフォローも充実しています。
  • 異物混入やラベル不備などのトラブルにも迅速に対応し、安心のサポート体制を整えています。

よくあるご質問(FAQ)

?マークの写真

小ロットでの美容液OEMは可能ですか?
SUNAO製薬では1000本からの小ロット対応が可能です。初めてOEMに取り組む方でも、在庫リスクを抑えたスモールスタートができます。詳しくは「SUNAO製薬で製造できるアイテム一覧」をご覧ください。
美容液OEMにかかる費用の内訳は?
美容液のOEM費用は処方・容器・ロット数などで変動します。美容液の価格帯の位置づけについては別記事の「開発のしやすさ・コスト・販売力一覧」、コストダウンの工夫については「美容液の費用感とコストを抑えるコツ」にて詳しく解説しています。
美容液のOEM製造にはどれくらいの期間がかかりますか?
製造には通常1.5〜3か月程度かかります。各工程や注意点は、「OEMでの美容液の製造の流れと準備すること」で詳しくご紹介していますので、ご確認ください。
OEMで作る美容液に、どんな成分を入れられますか?
ナイアシンアミド、CICA、エクソソームなど、目的に応じたさまざまな有効成分を配合できます。処方設計の考え方は「消費者が美容液に求めるものは?売れる処方のヒント」や「製造前に押さえたい処方4つの重要ポイント」をご参照ください。
初めてOEMを利用する場合、どんな準備が必要ですか?
お客様ご自身で、コンセプト設定や販売戦略の検討をしておくことが、売れる商品の原則です。検討方法について詳しく知りたい方は、別記事で「商品力を高めるために大事なオリジナル化粧品製造の流れ」でヒアリング〜納品までのステップを丁寧に解説していますので、ご参照ください。

美容液は”ブランドの武器”になる

笑顔の女性が手に美容液を出している写真

美容液は、スキンケアブランドの信頼性や世界観を象徴する存在です。

処方や容器の設計を工夫することで「価格以上の価値」を提供できるアイテムでもあります。

OEMで美容液を開発する際は、単なる商品づくりにとどまらず、「ブランド戦略の一手」として企画・製造することが成功のカギとなります。

SUNAO製薬では、美容液など化粧品のOEM製造をおこなっております。

美容液の製造をご検討の方は、公式LINEお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

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