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OEM(受託製造)コラム

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ファスティングドリンク製造・OEMの始め方|メリットから企画アイデア・製造フローまで徹底解説

野菜と緑のジュースの写真

「オリジナルのファスティングドリンクを作ってみたいけれど、費用やロット、どんな成分を入れればいいのか分からない…」そんな悩みはありませんか?

実際に、ファスティングドリンクの製造を検討される多くの方が同じ壁にぶつかっています。

本記事では、ファスティングドリンクの製造が初めての方に向けて、ファスティング市場が注目される理由から、市販商品の傾向人気の成分ヒット企画のポイントOEMの仕組みや製造フロー、費用感までを網羅的に解説します。

初めての方でも「これなら作れそう」と思えて、すでに商品を展開している方にも「次の一手」が見つかるはずです。

SUNAO製薬では、サプリメントのOEMをお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。

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ファスティングとは?

野菜ジュースを女性が飲んでいる写真

ファスティングとは、一定期間食事を控えることで体をリセットし、代謝や腸内環境を整える健康法です。

美容やダイエットを目的に取り入れる人が増えており、サポート食品の需要も拡大しています。

その中でも、ドリンクタイプは初心者にも取り入れやすく、人気が高いカテゴリーとなっています。

ファスティングドリンク市場が注目される理由

ファスティングドリンク市場はここ数年で急速に拡大し、多くのブランドが参入しています。

背景には、美容・健康志向の高まりやSNSを通じた情報拡散があり、コロナ禍を契機に需要は一気に伸びました。

健康産業新聞によると、関連市場である酵素・酵母食品は2022年に 約490億円 に達し、その後は鈍化したものの、2025年時点でも 495億円規模 を維持しています。

一時的なブームにとどまらず、今後も安定成長が期待できる分野です。

こうした市場拡大を支える要因としては、以下の点が挙げられます。

美容・ダイエット需要の高まり

ファスティングは短期間で効果を実感しやすいことから、美容やダイエット目的で利用されるケースが増えています。

テレビや雑誌での特集も多く、市場の後押しになっています。

女性を中心に幅広い層での支持

ファスティングは20〜40代女性を中心に人気ですが、健康維持を意識する男性やシニア層にも広がっています。

幅広い年齢層に対応できる点が大きな強みです。

インフルエンサーやサロン・ジム経営者との親和性

自身のブランドやサービスに取り入れることで、信頼性やブランディング効果を高めることができます。

また、インフルエンサーや著名人が実際にファスティングに取り組む様子を発信し、それを見たフォロワーが「自分もやってみよう」と感じるケースも多く、市場拡大の背景になっています。

SNSマーケティングとの相性が良いのも特徴です。

自社ブランドの差別化と収益モデル強化

既存のプロテインやサプリメントに加えて展開することで、ブランドのラインナップを強化できます。

ファスティングドリンクは定期購入との相性も良く、収益モデルを安定させやすい点も魅力です。

ファスティングでよくある健康食品の形状

ファスティングに関連する健康食品には、ドリンクやカプセル・タブレット、パウダー・顆粒、ゼリー、バーなど多様な形状があります。

ドリンクは液体や粉末があり、最もポピュラーで、コストや保存性に応じて選ばれています。

カプセルやタブレットは効率的に成分を摂れる反面、満腹感が得られにくいため補助的な役割にとどまります。

パウダーや顆粒は保存性や持ち運びやすさに優れ、小ロット対応もしやすいためOEM製造で人気です。

また、ゼリーやバーといった形状は手軽さや差別化要素がありますが、製造コストやロット、賞味期限の長さに注意が必要です。

ファスティングドリンクとは?市販で多い形状

緑のジュースと粉末の写真

市場で流通しているファスティングドリンクには、いくつかの定番タイプがあります。

それぞれの特徴を把握しておくと、自社商品を企画するときに役立ちます。

液体タイプ

酵素ドリンクやジュースクレンズが代表的です。

飲みやすく認知度が高いですが、保存期間や配送コストでの課題もあります。

競合が多く差別化が難しい一方で、知名度は高いため販売戦略次第で人気を得やすい形状です。

粉末タイプ

スティックや個包装での製造が可能で、保存性が高く、携帯しやすさから消費者にも人気です。

また、チャック付き袋での製造の場合には、小ロット数での製造も可能で、コストを抑えることができます。

OEMで初めて製造する方に特におすすめのタイプです。

コスト面でも液体より取り組みやすく、在庫リスクを抑えやすいのが特徴です。

栄養サポート・プロテイン系ドリンク

ファスティングする人の栄養を補助するスープや、運動する人に合わせたプロテインもおすすめです。

ファスティング中はもちろん、日常の栄養補給やトレーニングサポートにも活用できます。

他社との差別化を図るうえで有効な選択肢です。

健康志向の広がりから注目度も高まっています。

ファスティングドリンクに多い成分・処方例

スプーンに白い粉末が乗っている写真

成分設計は、ブランドのターゲット層や販売戦略に直結します。

定番成分と差別化成分を組み合わせることで、独自性を打ち出すことができます。

ここでは、ファスティングドリンクの定番成分と差別化につながる成分・処方を紹介します。

安心感を与える「定番成分」

ファスティングドリンクのベースとなるのは、体調を整え、栄養不足を補うための基本成分です。

腸内環境をサポートする要素を取り入れることで、ユーザーに安心感を与えることができます。

成分:酵素、乳酸菌、ビタミン、ミネラル

差別化できる「美容系成分」

美容志向のユーザーをターゲットにする場合には、美容効果を訴求できる成分を追加することで独自性を出せます。

SNSや広告での見せ方とも相性が良く、競合との差別化につながります。

成分:コラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸

ヒット企画にするポイント|ファスティング中+普段使いを意識する

スポーティーな女性が緑の飲み物を飲んでいる写真

ヒット商品を生み出すには、断食サポートだけでなく普段の生活にも取り入れられる設計が求められます。

ここでは企画時に押さえるべき具体的なポイントを紹介します。

ターゲットを明確に設定する

商品を誰に届けたいのかを明確にすることは非常に重要です。

美容志向の女性、ジム利用者、ダイエット層などターゲットを絞ることで、成分やデザインの方向性が定まり、訴求メッセージもより響きやすくなります。

ファスティング中に求められる成分を入れる

断食中は栄養不足になりがちです。

酵素や乳酸菌、ビタミン・ミネラルといった成分を補える設計にすることで安心感を与え、リピート率を高めることにつながります。

普段の美容・ダイエット習慣につなげる

ファスティング専用の商品は短期間で効果を実感できるため、多くのユーザーに魅力的です。

一方で、利用の機会が「ファスティング期間中だけ」になると、販売機会や購入頻度が自然と限られてしまいます。

そこで、置き換えや美容ドリンク、栄養サポートとして日常的に活用できる設計にすると、ユーザーの継続利用につながります。

その結果、定期購入やリピート購入が促進され、ブランドとしての収益基盤もより安定していきます。

SNS映えするパッケージ・デザイン戦略にする

見た目の印象は購買意欲に直結します。

SNSで拡散されやすいデザインを意識すると、自然な集客が可能になります。

ブランドストーリーを込める

商品に込めた想いや「なぜこの商品を作ったのか」という背景を語れると、ファンの共感を呼びます。

単なる商品の枠を超え、ブランド全体の価値を高めることにつながります。

定期購入やセット販売でLTVを高める

ファスティング用と普段使い用を組み合わせて提案することで顧客単価を上げることができます。

例えば「3日間ファスティング用+普段用美容ドリンク」のようにセットにすることで、ユーザーが継続しやすくなります。

また、SNS限定の定期購入割引などを用意するとリピートにつながりやすくなります。

他にも、ファスティング専用では購買頻度が下がりやすいため、日常の美容やダイエット習慣に組み込みやすい処方にすることが重要です。

置き換えや栄養補給としてファスティング以外の期間も利用できるようにすれば、リピート率の向上が期待できます。

【製造事例】個人事業主が作ったオリジナルファスティングドリンク

実際に、SUNAO製薬にお問い合わせいただいて、企画・製造まで進んだ事例を紹介します。

個人事業主の方が自分のブランドを立ち上げたいと考え、ファスティングプロテインを製造した事例です。

この商品は、完全植物性で甘味料・着色料を一切使用せず、美容と健康を意識したコンセプトで開発されました。

パッケージにはラミジップを採用し、持ち運びや保存のしやすさも重視しました。

発売後は「安心して続けられる」「シンプルで身体に優しい」といった声が寄せられ、SNSでの口コミを通じてファンが広がっていきました。

このように、ターゲットに合わせた成分設計とシンプルな差別化ポイントを取り入れることで、個人や小規模ブランドでもファスティングドリンク市場に参入できます。

また、大きな設備投資をしなくても、スムーズに商品化するためにOEMを活用しましょう。

ファスティングドリンクをOEM製造するメリットは?

MERITと書いた木製ブロックの写真

ファスティングドリンクを製造しようと思ったとき、もっとも選ばれているのはOEMメーカーによる製造です。

OEM(受託製造)を利用することで、自社工場を持たずにオリジナル商品を製造できます。

専門家に任せることで、初めてでも商品化をスムーズに進められます。

OEMの仕組みとメリット

企画の段階から成分設計、製造、納品までを一括でサポートしてもらえるのが強みです。

工場を持たない事業者でも参入しやすい点が大きなメリットです。

製造可能なファスティング製品の種類

OEMメーカーによって、製造できる形状は異なります。

SUNAO製薬では粉末、液体、ゼリー、プロテインタイプなど幅広く対応できます。

ブランドの方向性に合わせて適切な形態の選択のサポートも可能です。

粉末は特に保存性が高く、OEMでも人気があります。

ファスティングドリンク製造・OEMの費用・ロット目安

電卓片手に首をかしげている女性の写真

費用やロットを理解することは、成功のための第一歩です。

あらかじめ計算しておくことで、リスクを最小限に抑えられます。

【アイテム別】最低ロット・費用・製造期間

ファスティングドリンクは形状によって必要なロット数や費用感が大きく異なります。

以下は代表的な粉末タイプと液体タイプの比較です。

項目粉末タイプ液体タイプ
最低ロット数百袋から対応可能2,000本以上が一般的
初期費用数十万円〜(小ロット可)数百万円規模になることが多い
保存性・流通常温保存が可能で配送コストも抑えやすい冷蔵・冷凍が必要になる場合があり、保管・配送コストが高い
納期の目安約2〜3か月約3〜4か月
メリット小ロットから始められ、リスクを抑えやすい高級感があり、既存市場での認知度が高い
注意点「即効性・高級感」のイメージは液体に劣ることも在庫リスクが大きく、製造コストが高め

詳細を知りたい方は、SUNAO製薬で製造可能なサプリメント形状と最小ロット・製造費用・期間をご参照ください。

注意点と対策

大量生産は単価を下げられますが、その分在庫リスクが増します。

特に初めての製造でよくある失敗は「大量発注したが売れ残ってしまう」「差別化が不十分で既存商品に埋もれる」ことです。

まずは小ロットで市場テストを行い、顧客の反応を確認してから拡大するのがおすすめです。

費用の考え方

費用は大きく「製造原価」「パッケージ費用」「配送コスト」の3つで構成されます。

これを整理すると、基本的な計算式は以下のようになります。

総費用 = (製造原価+パッケージ費用+配送コスト)× 製造個数 + 広告宣伝費などの諸経費

損益分岐点(販売個数)= 総費用 ÷ 販売価格

例えば、粉末ドリンク(チャック付きアルミ袋)を1,000袋製造する場合を考えます。

製造原価+パッケージ費用で1袋あたり約800円とすると、製造費用は約80万円になります。

配送コストを高めに見積もって含めても、おおよそ88万円前後に収まります。

販売価格を1袋2,600〜2,800円に設定すれば、原価率は約30%前後に設計可能です。

仮に販売価格を2,700円とすると、

  • 総費用:約880,000円
  • 損益分岐点:880,000円 ÷ 2,700円 ≒ 326袋

となります。

つまり、1,000袋のうち約326袋を販売すれば費用回収ができ、それ以降の約674袋分は利益として積み上がっていきます。

このように、計算式を使って事前にシミュレーションしておくと、資金計画や販売戦略に余裕を持たせることができます。

また、数字が具体的に見えることで「何本売ればいいか」が明確になり、安心して取り組めるようになります。

おすすめは粉末ドリンクタイプ

粉末タイプは初期費用や配送コストを抑えられ、在庫リスクを抑えられます。

さらに、普段使い用としても展開しやすく、定期購入モデルとの相性も良いのが強みです。

初めて製造する方には最も取り組みやすい選択肢と言えるでしょう。

一方で、粉末ドリンクにはいくつかの注意点もあります。

デメリット解決策
液体よりも「即効性のイメージ」が弱い成分や機能性を明確に表示し、日常使いの利便性を訴求する
高級感が出にくいことがあるパッケージデザインでプレミアム感を演出する
「溶けにくい」「味が薄い」と感じられるケースがある試作段階で溶解性や風味をしっかり検証し、改良を重ねる

このように、メリットとデメリットを把握したうえで設計すれば、粉末ドリンクはコストを抑えつつも幅広い販売戦略に対応できる魅力的な形態になります。

よくある質問(FAQ)

FAQと書いた木製ブロックの写真

 

最低ロットはどのくらいから対応できますか?
SUNAO製薬では、粉末タイプ・プロテイン形状の場合、500袋前後からOEM製造の対応実績があります。液体タイプや特殊な処方では2,000本以上が最低ロットになるケースが多いため、まずはご希望数量をお問い合わせください。
費用はどのくらいかかりますか?
費用は、商品仕様や数量によって変動します。目安として、SUNAO製薬で粉末プロテインを1,000袋製造するシミュレーションでは、総費用が約80〜100万円前後となることがあります。液体の場合、最小ロットは2,000本~で、費用感としては、90~120万円程度です。ただし、液体の場合、容器形状(瓶や缶など)や包材(化粧箱の有無など)によって大きく値段変動があります。
OEMでオリジナル成分や無添加の処方はできますか?
SUNAO製薬では、特定原料のフリー処方やオリジナル成分の配合が可能です。ファスティング商品で「完全植物性」「甘味料不使用」「着色料不使用」等、ご要望に応じた処方実績がございます。物によっては原料の持ち込みや特殊素材の採用も可能なケースがあり、処方設計段階でご要望をお聞きします。
納期はどれくらいかかりますか?
通常、試作からデザイン確定、製造・納品まで含めて4~5か月程度が見込まれます。ただし、形状(液体・ゼリーなど)やパッケージ仕様によって前後するため、お打ち合わせ時に具体的なスケジュールの確認をおすすめします。
個人事業主でも依頼できますか?
SUNAO製薬では個人でのブランド立ち上げの事例もございます。個人依頼の場合は、仕様・原料・販売見通しなどを予め整理されておくとスムーズに進みますので、ご準備をおすすめします。また、個人で販売される場合は、裏面の販売社名の所には個人名を記載する必要があります。裏面表記について詳細を知りたい方は、サプリメントの裏面表記に関する記事をご参照ください。
ファスティング中以外の用途でも販売できますか?
ファスティング中以外の期間に使用するドリンク(健康食品)の製造も可能です。「置き換え」「美容サポート」「日常の栄養補給」などの用途で展開する設計も可能です。SUNAO製薬では自社商品の通販販売やサブスクリプション運営の実績があり、その知見をもとに販売方法や展開の工夫についてアドバイスさせていただくことができます。

オリジナルのファスティングドリンクでブランドを育てる

緑のジュースを笑顔で飲んでいる女性の写真

ファスティングドリンク市場は今後も成長が見込まれる分野です。

小ロットから試作を始め、ファスティング中だけでなく日常生活にも使える商品を企画すれば、長く愛されるブランドを築けます。

販売戦略を踏まえて企画・製造することで、安定した収益モデルを実現できるでしょう。

SUNAO製薬では、ファスティングドリンクなどサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はご相談ください。

ファスティングドリンクの処方の相談など、お気軽にご相談ください。

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