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WPIプロテインの価格が高騰。対策とアイデアを紹介します。

電卓と「UP」と焼印された木製ブロックの写真

WPIプロテインは身体への吸収速度が早く、特に運動した直後に摂取すると効果的である事からトレーニング層を中心に人気なプロテインです。

しかし、原料価格が高騰しており販売者を悩ませているのが現状です。

プロテインの価格だけでなく、製造費用や運送費、他の原料価格など全体的に価格が高騰しており、販売価格に大きな影響を与えています。

この記事では、WPIの原料価格が高騰している理由と対策について説明します。

これからWPIプロテインの商品製造を検討している方や、既に商品を販売しており対策を取りたい方はこの記事を参考にしてください。

SUNAO製薬ではサプリメントのOEMをお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。

WPIプロテインとは

プロテインを飲もうとしている男性の写真

WPIプロテインは分離ホエイタンパク質(Whey Protein Isolate)の略です。

WPCプロテインをさらに「イオン交換」、または「フィルター膜処理」等の方法で脂質や乳糖を取り除いたもので、タンパク質の含有量は90%以上と高めです。

脂質や乳糖も含まれている濃縮ホエイタンパク質のWPCプロテインと比較すると純度が高い為、消化吸収が早い特徴があります。

また、乳糖を殆ど含まない為、乳糖不耐症の方でも安心して摂取できる商品を作る事が可能です。

WPIプロテインは、ホエイプロテインの中でも吸収の速さや生体内での利用効率の高さが優れている事から人気の高いプロテインです。

プロテインの種類などは別の記事で解説していますのでご確認ください。

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原料価格が高騰している3つの原因

段々と高くないって行くグラフを男性が指さしている写真

WPIプロテインの原料価格が高騰している主な3つの原因について説明します。

3つ以外にも原料価格に加え、資材や配送費用などによっても仕入れる価格の高騰が起こっています。

【1】輸入費用の高騰

WPIプロテインの製造国は殆どが海外です。

原料となる牛乳の生産や、チーズ作りが盛んなアメリカやニュージーランド等で作られています。

その為、円安による仕入高の影響を大きく受けています。

輸送費用は、円安の影響だけでなく原油価格や包装資材価格などの諸経費の高騰も影響して、大幅な価格高騰が起きています。

【2】飼料の価格高騰

ロシアによるウクライナ侵攻やコロナの影響により穀物の供給不足が発生し、飼料価格や燃料費の高騰が起きています。

乳牛を飼育する為には牧草の他に穀物も大量に必要となります。

その為、飼料不足は乳牛の育成に影響し、WPIプロテインの原料となる牛乳が思うように作れない状況が起きています。

【3】世界的に人気が出てきている

世界的にフィットネスやウェルネスの需要が増加した事で、プロテインの人気も高まっています。

日本でも、筋肉をつける目的の他に健康や美容の為にプロテインを飲む方が増えています。

また、今まであまりプロテインが浸透していなかった中国でも愛用者が増えてる事も影響しています。

その背景として、成人の肥満が増加した事でダイエットの為にプロテインを取り入れたトレーニングを始める方が増えた事、健康意識や美意識の高い若者達の間でプロテインを飲む事がブームになっている事が挙げられます。

他にも、プロテインは栄養価が高い事から豚の餌として使用する養豚場も増えてきており、様々な場面で世界的な需要が高まってきています。

商品作りのアイデア

黒板に電球マーグが描かれている写真

プロテインはタンパク質を補給する事が目的の商品です。

その為プロテイン商品を作る際、製造費用を抑える為にプロテインを減らす対策を取る事はおすすめしません。

プロテインの含有量を減らさずに製造費を抑える方法もある為、費用を見直したい場合は工夫して商品作りをする事をおすすめします。

ここでは商品作りのアイデアについて紹介します。

代替原料を検討する

プロテインの原料は、ホエイの他にソイプロテイン、エンドウ豆プロテイン、米プロテイン等の植物性プロテインがあります。

ホエイと比較して原料費も安価な物もあるので、タンパク質の含有量は減らさずに価格を抑えた商品を作る事が可能です。

どうしてもホエイを使用したい場合は、一部を植物性プロテインに変更しても良いでしょう。

WPIプロテインと比較すると原料自体の風味が残るので、さっぱりと飲めるプロテインを作る事は難しくなります。

水に溶かして飲むタイプのプロテインだけでなく、植物性プロテインの特徴を生かした高タンパクの雑穀米やクッキーなどの軸を変えた商品作りを検討するのもおすすめです。

体内への吸収を効率化してプロテイン効果を高める

WPIプロテインのみを使用した商品を作りたい場合、体内への吸収効率や利用効率を上げる原料を加える事でWPIプロテインの量を減らしても効果の高い商品を作る事が可能です。

例えば、必須アミノ酸であるEAAは筋肉の合成や修復の効果を高める効果がある為、プロテインに加える事で筋肉増強の効果を高める事が可能です。

グルタミンは筋肉の破壊を防ぐ効果がある為、プロテインと一緒に摂取すると筋肉疲労の回復を早め効率よく筋肉を作る事ができます。

この様に、プロテインの効果を高める成分を加える事で、含有量を減らしても付加価値のついた商品を作る事が可能となります。

プロテインの中に加えなくても、単体の商品を作ってプロテインとセット販売をしても良いでしょう。

スポーツの栄養摂取を目的としたスポーツニュートリション商品については別記事で解説していますので、ご確認ください。

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まとめ

今後もWPIプロテインの価格は高い状態を維持していく事が予測されます。

プロテインは人気のある商品の1つですが、販売方法によっては価格競争になる事があります。

その為、販売価格を上げすぎると売りにくくなる可能性が高いです。

WPIプロテイン商品を製造する際は、代替原料の使用や別の付加価値を付けるなど工夫をする事をおすすめします。

SUNAO製薬ではWPI以外の原料を使ったプロテインのOEM製造をお受けしております。

製造についてご検討中の方は是非SUNAO製薬にお問い合わせください。

プロテイン関連商品など、お気軽にご連絡ください。

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