アガベシロップ
製造に使用できる原料
低GI・天然由来の甘味料「アガベシロップ」
アガベシロップは、メキシコ原産のリュウゼツラン科アガベ属の芯(ピニャ)から採取した樹液を濃縮・精製してつくる、植物由来の甘味原料です。
主流は液状タイプですが、粉末製品向けには粉末化したアガベシロップも流通しており、配合設計に応じて形状を選べます。
サプリメント・健康食品OEMでは、甘味の調整を目的に、プロテイン・スポーツドリンクなどの粉末ドリンク、噛んで飲み込むタブレット、液状サプリ(ペースト・エキス)などへ配合されることが多い原料です。
砂糖やブドウ糖の代替として天然由来・オーガニック・ヴィーガン対応を打ち出したい商品、糖質やカロリーを意識するターゲット向けのサプリ・健康食品、甘さを出しつつ味の後味をすっきりさせたい処方などに適しています。
アガベシロップは、果糖を多く含む糖組成のため、ショ糖やハチミツと比べ血糖指数(GI)が低めとされることが多い甘味料です。
※ 血糖指数(GI)とは、食品を摂取したあと血糖値がどれだけ上がりやすいかを示す指標です。
注意点としては、薬機法や景品表示法に基づいて、研究結果に基づく効果効能をそのまま書くことはできないという点です。
企画段階で、訴求したいメッセージと表示で使える文言の線引きを先に確認しておくと安全です。
例えば「健康に良い」「血糖値対策」といった表現ではなく、「植物由来の甘さ」や「優しい甘み」などの言い換えがおすすめです。
製造面では、サプリメント形状に合わせて、アガベ原料の形状を選ぶのが基本です。
粉末ドリンクやタブレットには粉末化したアガベシロップ、液状サプリ(ペースト・エキス)には液状タイプが適しています。
粉末は吸湿・固結に、液状は粘度による混合・充填のしやすさに、それぞれ注意が必要です。
そのため企画初期に、使う表現の範囲、採用する形状(液状/粉末)ごとの配合設計、採用規格の管理項目(糖度・糖組成)を先に決めておくと、試作後の手戻りを減らしやすくなります。
アガベシロップに期待される効果
低GIの甘味料
アガベシロップの可溶性固形分の多くは果糖で占められ、ブドウ糖やショ糖の割合は比較的低い糖組成を持つことが多いです。
論文では、ハチミツやショ糖と比べGIが低め(おおむね10〜27程度とされることが多い)であると報告されています。
参考文献:Ana Saraiva他、Agave Syrup: Chemical Analysis and Nutritional Profile, Applications in the Food Industry and Health Impacts
甘味が強い糖組成
甘味料に含まれる糖には種類があり、同じ量を加えても、甘く感じやすさは糖の種類によって変わります。
「果糖」は、砂糖(ショ糖)やブドウ糖より甘く感じやすいと言われています。
論文によると、アガベシロップの甘味のもととなる糖の多くが果糖であり、その量は全体の60%以上を占めると報告されています。
果糖の割合が高いほど、同じ量を加えたときの甘味は強く感じられやすくなります。
そのため、サトウキビシロップやトウモロコシシロップなど、ブドウ糖やショ糖の比率が高い甘味料と比べ、甘味が強いと言われています。
参考文献:Ana Saraiva他、Agave Syrup: Chemical Analysis and Nutritional Profile, Applications in the Food Industry and Health Impacts
一日推奨摂取量
アガベシロップ単体の「1日○g」を定める公的基準は、厚生労働省の食事摂取基準などには明記されていません。
アガベシロップでサプリメント・健康食品を製造する場合
アガベシロップは、甘さの設計そのものが商品の顔になりやすい原料です。
砂糖やブドウ糖シロップだけでは出しにくい、すっきりした甘さとストーリー性を同時に設計できるのが強みです。
粉末ドリンクなら粉末化したアガベシロップで溶かした甘さを、タブレットなら苦味・渋みを和らげる甘味補助として、液状サプリ(ペースト・エキス)ならベース甘味として、剤型ごとに役割を分けて使えます。
「甘さは出したいが、糖質表示は抑えたい」という企画では、アガベシロップは砂糖より少なめの配合から設計しやすい甘味料です。
果糖主体のため砂糖より少量で甘さが強く出やすく、試作では砂糖比で配合量を20〜30%減した位置から味の調整を始めると進めやすいです。
甘味の出方は原料の糖組成や製法で変わるため、規格を決めたら試作で確認しておくと安心です。
アガベシロップで企画の差をつけるなら、植物の種類名より規格選びが起点になります。
すっきり訴求なら低温製法のRAW、深みを出すならろ過を抑えたRAW DARK、ナチュラル訴求にしたいなら有機JASのブルーアガベ100%を採用するなど、何を中心にするかから原料を決めると、訴求と処方がぶれにくくなります。
アガベシロップを使ったサプリメント・健康食品の製造をご検討の場合は、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。
本ページに記載されている内容は、健康食品・化粧品などの製造を検討されている方を対象として掲載しております。一般の方への提供を目的した情報掲載ではございません。
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