アラントイン
原料のご紹介
敏感肌に寄りそう、守りのアラントイン
アラントインは、もともと植物(コンフリーなど)やカタツムリの粘液に含まれている天然の成分です。
日本では、サプリメントには使用されておらず、化粧品原料として活用されています。
アラントインは、赤ちゃん向けの製品にも使われるほど刺激が少なく、敏感肌の方でも安心して使用できる成分です。
化粧品に配合することで、主に肌を守るケアを実現できます。
アラントインに期待される効果
抗炎症作用
アラントインには、赤みや腫れを抑え、肌の炎症を緩和する効果があります。
5%アラントインエマルジョンを使用した実験では、炎症細胞の増加が抑えられ、火傷モデルでも腫れのほぼ完全な抑制が確認されています。
参考文献:Amy Paller他、An Investigation into Multifaceted Mechanisms of Action of Allantoin in Wound Healing
傷の修復促進
アラントインは、小さなキズやニキビあとを早くきれいに治すとされています。
研究結果によると、5%のアラントインローションを塗布したラットで、線維芽細胞(傷の修復やハリ・弾力を出す)の増殖やコラーゲンの生成が進み、傷の回復が早まったことが報告されています。
参考文献:Araújo LU他、Profile of wound healing process induced by allantoin
角質軟化効果
アラントインは、硬くなった古い角質をやわらかくして落としやすくします。
論文によると、アラントインは、細胞外マトリックスの水分量を高め、古い角質層の剥がれを促すことで、肌の質感をなめらかにすることが示されています。
参考文献:Siddhant他、FORMULATION AND EVALUATION OF ALLANTOIN LOADED HYDROGEL FOR SKIN REGENERATION AND REJUVENATION
バリア機能アップ
アラントインには、水分の蒸発を防ぎ、肌のバリア機能を高める効果があります。
研究結果によると、細胞外マトリックスの水分量を高め、古い角質層の剥がれを促すことで、肌の質感をなめらかにすることが明らかになっています。
参考文献:Yeganeh Dorri Nokoorani他、Fabrication and characterization of scaffolds containing different amounts of allantoin for skin tissue engineering
化粧品表示名称
アラントイン
アラントインで化粧品を製造する場合
アラントインは、「抗炎症」「創傷治癒」「保湿」「角質軟化」「バリア機能サポート」など多機能で、肌トラブル全般に有効です。
そのため、商品化した際には「肌荒れ防止」「低刺激ケア」など、シンプルで明確な訴求ができます。
注意点としては、水に溶けにくく、他の成分との組み合わせによっては効果が弱まったり、安定しなくなることがあります。
そのため、アラントイン化粧品の知識や製造実績のあるOEMメーカーなどに相談することをおすすめします。
アラントインを活用したサプリメント・化粧品の開発をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
本ページに記載されている内容は、健康食品・化粧品などの製造を検討されている方を対象として掲載しております。一般の方への提供を目的した情報掲載ではございません。
サプリメントや健康食品、化粧品の製造販売をご検討中の方はお気軽にSUNAO製薬までお問い合わせください。