コラーゲンペプチド
製造に使用できる原料
美と健康を内外から支えるコラーゲンペプチド
コラーゲンペプチド(加水分解コラーゲン)は、コラーゲンを加水分解して低分子化したもので、体内への吸収性が高いです。
経口摂取した後、血流に乗って全身をめぐり、体内で生理活性を発揮すると言われています。
ゼラチンから加水分解したものが主要です。
形状は、粉末やエキス状で、サプリ(粉末、打錠、ドリンクなど)や化粧品に配合されます。
サプリでは、肌の弾力や保湿、関節や骨の健康維持、筋肉回復、疲労軽減を謳った商品が主流です。
化粧品では主に、保湿やハリをサポートする素材として配合されることがあります。
健康食品・化粧品の両方で配合例が多い、定番の原料のひとつです。
WPIやWPC、大豆たんぱくなどの主原料と併用したり、一部を置き換えたりしながら使われることが多い原料です。
美容プロテイン、タンパク強化サプリなどでも流通しており、内面美容とたんぱく訴求を組み合わせた商品が多く見られます。
コラーゲンペプチド単体では、トリプトファン(必須アミノ酸のひとつ)が欠けています。
そのため、たんぱく質の栄養価を示すアミノ酸スコアは0になり、完全たんぱく質としては扱われない原料です。
アミノ酸スコアを上げるには、トリプトファンを配合するか、WPI・WPCや大豆たんぱくなどの他たんぱく原料と組み合わせる方法があります。
コラーゲンペプチドに期待される効果
サプリメントで期待される効果
創傷治癒の促進
コラーゲンペプチドには、傷が治す力を促進する効果があります。
研究結果によると、コラーゲンペプチドは、体内でオリゴペプチドに変化し、線維芽細胞の増殖促進やヒアルロン酸合成促進をサポートすると示唆されています。
その結果、傷を早く治したことが研究結果として記載されています。
参考文献:中尾光治他、褥瘡モデルラットにおけるコラーゲンペプチド経口摂取の褥瘡治癒促進効果
骨の形成促進
コラーゲンペプチドは、欠損した骨の再形成を促進する効果があります。
論文によると、魚由来コラーゲンペプチドは、骨欠損部において骨芽細胞の増殖と活性化を促進し、術後早期に新生骨の形成を促すことが観察されました。
さらに、骨芽細胞の石灰化に関係する遺伝子(オステオカルシン、BMP-2など)の発現を増強させ、細胞が分泌するコラーゲン合成の量と質を向上させることで、骨の形成と強化を加速することも示唆されています。
参考文献:山田志津香他、魚コラーゲンペプチドの骨欠損部再生への有用性
筋肉の修復
コラーゲンペプチドには、筋肉の修復・再生効果があります。
研究結果によると、コラーゲンペプチドを投与することで再生筋肉面積の割合が投与していない人と比較して有意に増加したことが報告されています。
参考文献:木村公彦、肥厚性瘢痕モデルマウスを用いたコラーゲンペプチドによる治療効果
化粧品で期待される効果
保湿効果
コラーゲンペプチドは、ヒアルロン酸の産生を促進することが確認されています。
論文によると、ヒトの繊維芽細胞を使った実験で、サケ皮由来コラーゲンペプチドは、投与していない人と比較してヒアルロン酸産生を122%促進したという結果が出ています。
参考文献:本村亜矢子他、サケ由来コラーゲンペプチドとエラスチンペプチドのヒト皮膚正常繊維芽細胞におけるヒアルロン酸産生促進および細胞増殖への相乗効果
一日推奨摂取量
特に定められていません。
研究結果によると、コラーゲンの一日推奨摂取量は5~10gと言われています。
化粧品表示名称
加水分解コラーゲン
コラーゲンペプチドでサプリメント・化粧品を製造する場合
コラーゲンペプチドの強みは、「コラーゲン=美肌」の認知を活かしつつ、プロテインやタンパク強化商品にも組み込める点です。
プロテインやタンパク強化サプリでは、主原料の一部をコラーゲンペプチドに置き換える、または併用する設計がよく採用されます。
コラーゲンペプチドだけではアミノ酸スコアが0になるため、トリプトファンの配合や、WPI・WPCなど他たんぱく原料との組み合わせを含め、試作品でたんぱく量と表示を確認します。
サプリメントは、打錠、カプセル、顆粒のほか、プロテインや液体ドリンクで展開できます。
化粧品は、美容液、クリーム、化粧水などで展開できます。
原料の由来によって、訴求の作り方や処方上の注意点が変わります。
- 魚由来: サケ、鱈などの魚由来コラーゲンペプチドは、美容訴求との相性が良く、研究例も多い原料です。魚アレルギー表示の有無は、採用規格と表示方針をあわせて確認します。
- 豚由来: 国内で流通量が多く、コスト面で採用しやすい原料です。ゼラチン原料として一般的です。味を感じやすい飲料では、特有の臭いを感じることもあるため、味の調整(マスキング)が必要になる場合があります。
- 牛由来: ゼラチン・コラーゲンの定番原料で、プロテインやドリンクでも使われやすい原料です。豚由来と同様、飲料では臭みのマスキングを検討する場合があります。
- 鶏由来: 流通量は少なめですが、他原料との差別化を狙う企画で選ばれることがあります。
企画イメージとしては、サプリは「美容プロテイン(魚由来)」「コスト重視のタンパク+コラーゲン(豚・牛由来)」、化粧品は「加水分解コラーゲン配合の保湿・ハリケア」などが訴求しやすいです。
コラーゲンペプチドを使ったサプリメント、化粧品の製造をご検討の場合は、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。
本ページに記載されている内容は、健康食品・化粧品などの製造を検討されている方を対象として掲載しております。一般の方への提供を目的した情報掲載ではございません。
サプリメントや健康食品、化粧品の製造販売をご検討中の方はお気軽にSUNAO製薬までお問い合わせください。




