グルタミン(L-グルタミン)
製造に使用できる原料
BCAA・プロテインに足す、筋・腸のリカバリー原料「L-グルタミン」
L-グルタミン(グルタミン)は、体内に最も多く存在するアミノ酸のひとつで、筋肉の修復や胃腸粘膜のケアに関わります。
普段は体内で合成できますが、激しい運動や強いストレスでは消費が一気に増え、食事やサプリから補う必要性が高まります。
そのため条件付き必須アミノ酸とも呼ばれ、トレーニング後のリカバリーや腸活といった文脈で配合されることが多い原料です。
サプリメント・健康食品のOEMでは、WPCやWPIのマルチ成分に加えるほか、トレーニング後に溶かして飲むプロテインやカプセルなど、続けやすい形態で企画されます。
ジム通い・自宅トレーニングに関心のあるターゲット向け、中価格帯スポーツニュートリションの定番原料です。
研究では回復や腸管バリアへの作用が報告されていますが、「筋力が上がる」「免疫力が高まる」などの訴求は商品にそのまま使えません。
企画段階で訴求と表示の線引き、1日量、グルタミン単体処方か複合処方かを先に決めておくと、試作がスムーズです。
L-グルタミンに期待される効果
運動後の筋力回復・筋肉痛
筋を伸ばしながら負荷をかける運動(離心運動)のあとの回復を対象としたヒト試験では、L-グルタミン(体重1kgあたり0.3g/日+マルトデキストリン)を72時間摂取した群で、筋力の回復が早い傾向や筋肉痛評価の低下がみられたと報告されています。
参考文献:Zachary Legault他、The Influence of Oral L-Glutamine Supplementation on Muscle Strength Recovery and Soreness Following Unilateral Knee Extension Eccentric Exercise
負荷の高い期間の筋ダメージの減少
プロバスケット選手を対象としたヒト試験では、練習・試合など負荷の高い期間にL-グルタミン6g/日を40日間摂取した群で、血中の筋ダメージを示す指標(クレアチンキナーゼ・ミオグロビンなど)が対照期より低い値を示したと報告されています。
ただし、試験は少数例のクロスオーバー設計(同一被験者に対して複数の試験を行う設計)であり、競技種目や負荷の違いによって結果が変わる可能性があります。
参考文献:Alfredo Córdova-Martínez他、Effect of Glutamine Supplementation on Muscular Damage Biomarkers in Professional Basketball Players
腸管バリア改善
グルタミンは腸管粘膜細胞のエネルギー源として知られ、腸管バリアへの関与が研究されてきました。
研究結果では、グルタミン量1日30g以上摂取の試験群とグルタミン摂取期間4週間未満の試験群のそれぞれで、腸管透過性の低下が報告され、腸管バリアを高める可能性が示唆されています。
参考文献:Fatemeh Abbasi他、A systematic review and meta-analysis of clinical trials on the effects of glutamine supplementation on gut permeability in adults
一日推奨摂取量
L-グルタミン単体について、厚生労働省の食事摂取基準に「1日○g」と定められた公的な摂取基準はありません。
L-グルタミンでサプリメント・健康食品を製造する場合
L-グルタミンで設計しやすいのは、「トレーニング後のリカバリー習慣」です。
BCAAやプロテインだけでは伝えきれない筋力回復・筋ダメージの減少・腸管ケアを訴求する商品に展開でき、既存のプロテイン企画にも数グラム足すだけで組み込みやすい原料です。
差別化の鍵は、「運動後の筋回復」「高負荷期間の筋ケア」「腸管ケア」のどのコンセプトを軸にするかです。
「トレーニング後すぐ摂れる1包」の個包装粉末にすれば、持ち運びしやすい習慣商品になります。
WPCやBCAAと組み合わせれば、トレーニング後に飲むマルチ成分プロテインとしても設計できます。
粉末は水に溶けやすく、味も比較的ニュートラルなので、既存のフレーバー設計を活かしやすいです。
吸湿しやすい原料ですが、個包装や乾燥剤、低湿度での充填など、保存性を見据えたパッケージ設計で安定した製品に仕上げられます。
L-グルタミンを使ったサプリメント・健康食品の製造をご検討の場合は、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。
本ページに記載されている内容は、健康食品・化粧品などの製造を検討されている方を対象として掲載しております。一般の方への提供を目的した情報掲載ではございません。
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