乳酸桿菌/豆乳発酵液
原料のご紹介
一つで多機能、マルチな乳酸桿菌/豆乳発酵液
乳酸桿菌/豆乳発酵液は、ヒトの腸内細菌由来を中心とした乳酸菌・ビフィズス菌を、豆乳様培地で発酵させた「発酵代謝物質」です。
この発酵液から得られる「乳酸菌酸性物質PS-B1(以下、PS-B1と略す)」には、短鎖脂肪酸、アミノ酸、ビタミン、ポリフェノール、ペプチドなど、実に409種類もの成分が含まれています。
「腸内フローラを介さずに生体に直接作用する」バイオジェニックスとして注目されており、健康や美容を包括的にサポートする原料として活用が広がっています。
製品としては、サプリメントや化粧品への応用が可能で、形状は液体および粉末の両タイプが展開されています。
また、フェムケア領域に特化した原料として「産道内(膣)乳酸菌DL-8(以下、DL-8と略す)」もあり、消費者の関心が高まるフェムケア市場への製品展開にも対応できます。
乳酸桿菌/豆乳発酵液に期待される効果
サプリメントで期待される効果
免疫機能の調整
PS-B1は、免疫への効果としてアレルギー反応を和らげる作用が報告されています。
論文では、マウスを使った研究において、アトピー性皮膚炎のようなアレルギー症状を軽減することや、卵白が原因となるアレルギーを改善することが確認されています。
この結果から、PS-B1が体の過剰な免疫応答を調整し、免疫機能のバランスを整える可能性を示唆しています。
参考文献:榊原隆三他、ヒト常在乳酸菌群が生産する代謝物質PS-B1の有効生理活性に関する研究
便通の改善
PS-B1は、腸内環境を整え、便通の改善にも効果があると言われています。
研究結果によると、PS-B1の摂取により、便秘傾向のある被験者において、排便回数や便の量、便性が有意に改善されました。
これは、PS-B1が腸内環境を整えることによると考えられます。
参考文献:山口恭士郎他、乳酸菌発酵ろ液PS-B1服用による排便および便の性状,肌質に対する影響
肝機能のサポート
PS-B1は、肝細胞を保護し、肝機能の維持・改善の効果が期待されています。
PS-B1の摂取により、肝機能障害の指標となるAST、ALT、γ-GTPなどの酵素値が低下する傾向が確認されました。
この結果は、PS-B1に含まれる抗酸化物質が肝細胞を保護し、活性酸素種によるダメージを軽減することによると考えられます。
参考文献:野嶽勇一他、豆乳の乳酸菌発酵物PS-B1における肝機能および脂質代謝改善作用について
脂質代謝の改善
PS-B1は、脂質代謝の改善に効果があると言われています。
論文によると、PS-B1の摂取により、血清中性脂肪やLDLコレステロールの低下が観察され、脂質代謝の改善が示唆されています。
参考文献:山口恭士郎、肥満予防並びに脂質代謝改善を志向した乳酸菌発酵物質PS-B1の有用性に関する研究
化粧品で期待される効果
カンジダ菌の抑制
カンジダ菌は、膣内常在菌の一種ですが、異常増殖することで炎症(膣カンジダ)を起こすことがあります。
DL-8は、膣カンジダの原因となる菌の成長を妨げ、発症予防に繋がる可能性が示唆されています。
デリケートゾーンの臭いの抑制
膣内には、一定の大腸菌が常在しています。
ストレスや疲労による免疫低下や過剰な洗浄によって大腸菌の増加し、悪臭につながります。
DL-8は、大腸菌の増殖を抑制することが明らかになっており、デリケートゾーンの臭いの抑制に繋がることが期待されています。
肌質の改善
PS-B1は、肌質改善にも効果があると言われています。
マウスを使用した実験結果では、アトピー性皮膚炎のようなアレルギーを和らげる効果が確認されています。
また、ヒトのお通じを良くする効果も報告されており、お腹の調子を整えることで間接的に肌に良い影響を与えると考えられています
参考文献:榊原隆三他、ヒト常在乳酸菌群が生産する代謝物質PS-B1の有効生理活性に関する研究
一日推奨摂取量
原料によって異なります。
化粧品表示名称
乳酸桿菌/豆乳発酵液
乳酸桿菌/豆乳発酵液でサプリメント・化粧品を製造する場合
乳酸桿菌/豆乳発酵液は、腸活・美活をサポートするドリンクやスティック粉末サプリとして販売されており、美容意識の高い層から注目を集めています。
化粧品分野では、基礎化粧品への使用はもちろん、フェムケア分野との親和性も高く、差別化を図りたいブランドにとって魅力的な原料です。
乳酸桿菌/豆乳発酵液を使ったサプリメント、化粧品の製造をご検討の場合は、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。
本ページに記載されている内容は、健康食品・化粧品などの製造を検討されている方を対象として掲載しております。一般の方への提供を目的した情報掲載ではございません。
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