ヒハツ
製造に使用できる原料
全身の巡りを整えるヒハツ
ヒハツ(ナガコショウ)は、インドや東南アジア、沖縄などで古くから使われてきた植物です。
細長い実を乾燥させたスパイスとして知られ、体を温める食材として親しまれてきました。
サプリメント・健康食品の分野では、ここ数年でヒハツの人気が急上昇しています。
背景には、冷え・むくみ・巡りなどの悩みが増えたことや、ヒハツにふくまれる 「ピペリン」 という成分のはたらきが知られるようになったことがあります。
ピペリンは「ぽかぽか感」や「すっきり感」をもたらしやすく、体感を重視する商品との相性がとても良い成分です。
サプリメントでは、ヒト試験のデータにもとづいて「冷え」「夕方の脚のむくみ」への働きを表示できることから、機能性表示食品として採用されることが増加しています。
カプセル、顆粒、タブレット、ゼリー、飲料など、使われる剤形もどんどん広がっています。
化粧品では、目元ケア・巡りケア・温感ケアなどに採用されるケースが増えています。
肌のめぐりをサポートし、乾燥によるくすみを整える働きが注目されており、エイジングケアの分野でも関心が高まっています。
「体感がある」「ユーザーの悩みに結びつきやすい」「サプリとコスメどちらにも使える」ため、ヒハツは商品開発で活用しやすい素材です。
ヒハツに期待される効果
サプリメントにおける効果
手足の冷えを緩和
ヒハツにふくまれるピペリンは、冷えで低下した手足の表面温度の回復をサポートする働きがあります。
冷えやすい方や、冬の悩みがある方へのサポートになります。
むくみを軽減
立ちっぱなしや座りっぱなしの生活で、夕方になると脚が重く感じることがあります。
ヒハツは、この「一時的なむくみ」を軽減するはたらきがあることが、ヒト試験で報告されています。
巡りサポートによるすっきり感
体の巡りが乱れると、なんとなく重い・だるいといった感覚が出やすくなります。
ヒハツは巡りを整える方向にはたらき、ぽかぽかとした体感やすっきり感につながりやすい素材です。
温まりやすさをサポート
ヒハツのピペリンは、冷えて流れにくくなった部分をサポートし、体の内側から温まりやすい状態へと導きます。
負担が少なく続けやすいので、毎日の習慣として取り入れられています。
化粧品における効果
目元のくすみ対策
ヒハツにふくまれる成分は、巡りが滞りやすい目元まわりにやさしく働きかけ、乾燥によるくすみを和らげます。
その結果、すっきりと明るい印象の目元づくりをサポートします。
肌のめぐりを整える
ヒハツは、肌の中(角質層)のめぐりをサポートし、うるおいを肌全体に届ける助けをします。
その結果、乾燥によるくすみを防ぎ、明るい印象の肌へと導きます。
顔や体のむくみケア
ヒハツは巡りが滞りやすい部分に働きかけ、顔や体の「重さ」や「むくみ感」をすっきり見せるサポートをします。
マッサージケアや目元ケアと組み合わせると、より使いやすい素材です。
温かみのある使用感
肌になじませたときに、ほんのり温かく感じることがあります。
この温かさがケアの実感につながり、血色感を出したいアイテムにもよく使われます。
一日推奨摂取量
一般的に、1日0.5~1g程度が目安とされています。
ただし、原料の種類やメーカーごとの規格によって必要量が変わるため、使用する製品ごとの表示を確認することが大切です。
ヒハツでサプリメント・化粧品を製造する場合
ヒハツにはいくつか種類があり、香りの強さやピペリンの量が違うため、目的に合った原料を選ぶことが大切です。
サプリメントでは、冷えやむくみへの働きをしっかり伝えるために、必要な量のピペリンを確保した設計にすることがポイントです。
化粧品では「血流を良くする」といった医薬品のような表現は使えないため、「めぐりをサポートする」「明るい印象へ」など、化粧品として適切な言い方に整える必要があります。
また、ヒハツはぽかぽか感やすっきり感といった体感が出やすい素材なので、こうした実感を活かした処方にすると、消費者の満足度につながりやすいです。
ヒハツを使ったサプリメント・化粧品の製造をご検討の場合は、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。
本ページに記載されている内容は、健康食品・化粧品などの製造を検討されている方を対象として掲載しております。一般の方への提供を目的した情報掲載ではございません。
サプリメントや健康食品、化粧品の製造販売をご検討中の方はお気軽にSUNAO製薬までお問い合わせください。




