ピープロテイン（エンドウ豆プロテイン）

優しい作用の植物性たんぱく質、ピープロテイン

ピープロテインとは、エンドウ豆を原料として作られた植物性たんぱく質です。

消化・吸収が比較的ゆるやかであるという報告があります。

ピープロテインはエンドウ豆由来なので、一般的なホエイやソイといったプロテインに比べて、アレルギーリスクが低いです。

特に乳製品や大豆由来の成分に敏感な方向けにもご利用いただけます。

植物性たんぱく質のため、ヴィーガン／ベジタリアンの方向けの商品にもおすすめの原料です。

サプリメントでは、プロテインパウダーや栄養補助原料として広く使われています。

さらに、加水分解されたピープロテイン（ペプチド状）は、スキンケア化粧品で保湿・肌コンディショニング目的に使用されています。

サプリメント・化粧品の両ジャンルで活躍している万能原料です。

ピープロテインに期待される効果

サプリメントに期待される効果

筋肉・体作りのサポート

植物性たんぱく質として、食事だけでは不足しがちなタンパク質を補給できます。

低糖質・低脂質であるため、ダイエット中や糖質・脂質の制限中の方に適した原料です。

また、BCAAやアルギニンなどのアミノ酸を豊富に含み、筋肉合成や運動後のリカバリーをサポートするとされています。

一方で、必須アミノ酸の一部（特にメチオニン）の含有量は少なめであるため、他のたんぱく質と組み合わせることでアミノ酸バランスの向上が期待されます。

ダイエット・体重管理サポート

ピープロテインは、GI（食品に含まれる糖質が体に吸収されるスピードを示す指数）値が低く、消化吸収が緩やかです。

そのため、満腹感が持続しやすく、空腹感を抑えることでダイエットをサポートします。

実際に研究結果で、満腹感の持続性や食欲抑制効果が報告されています。

化粧品に期待される効果

肌の保湿

加水分解されたピープロテインは、スキンケア原料として活用されています。

保湿効果や肌バリア機能のサポート、低刺激性を意図して処方されています。

一日推奨摂取量

現時点で明確な摂取基準はありません。

体重や活動レベルに応じた1日のたんぱく質摂取目安（例：体重1kgあたり0.8〜1.2g）に基づき、食事とのバランスを考慮して摂取することが推奨されます。

化粧品表示名称

• 加水分解エンドウタンパク
• エンドウペプチド

ピープロテインでサプリまたは化粧品を製造する場合のポイント

ピープロテインを主成分としたサプリメント・健康食品は、ヴィーガンや植物性たんぱく質に関心のある消費者層を中心に人気を集めています。

既存商品としては、粉末タイプのプロテインドリンクとして販売されているほか、スムージー素材や栄養補助食品の一部として活用されている例もあります。

たんぱく質補給だけでなく、ダイエットサポートや美容目的など、訴求ポイントは製品によってさまざまです。

また、ライスプロテインやヘンププロテインとのブレンドによって、アミノ酸スコアを補完した処方も多く見られます。

化粧品では、加水分解されたピープロテインが、保湿や肌バリアサポートを目的にローションやジェル、ミストなどに配合されるケースがあります。

ナチュラル志向や低刺激性を訴求するスキンケア製品において採用される傾向があり、植物性原料としてのイメージ訴求にも適しています。

ピープロテインは、植物性・低刺激（低アレルゲン）・ヴィーガン対応という現代のニーズに応えられる原料であり、サプリメント・化粧品どちらの製品開発にも幅広く応用できます。

ピープロテインを使ったサプリメント・化粧品のOEM製造をご検討の場合は、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。