OEM(受託製造)コラム
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サプリメント(健康食品)のOEM開発を依頼するための6つの準備。ポイントを解説します。
オリジナルのサプリメントや健康食品を実際に製造する前に検討しておかなければいけないことがたくさんあります。
製造メーカーに問い合わせする時にすべての項目が検討されていれば理想です。ですが、決められない項目もありますので、おおよその方向性を決めておくと、製造までの時間が短縮できます。
今回はサプリメント開発を依頼するための準備をご説明します。
目次
サプリ開発前には6つの準備をしておくことが大事
それぞれの項目を解説していますので、ご確認ください。
ターゲットを設定する
ターゲット(利用者)を設定することは販売戦略を考える場合にも必要な考え方です。
大まかには以下のような項目を設定します。
- 性別(男性・女性)
- 年代(10代・20代・30代など)
ただし、大雑把すぎるターゲット設定では消費者の需要を捉えることは難しいです。
更に一歩踏み込んでターゲット像を明確にしていくことが重要です。
どんな悩みを抱えているか具体的に想像する
サプリメントは消費者が抱えている何かしらの悩みを解決できるよう期待して購入されます。
消費者の悩みを具体化して書き出すなどしておきましょう。
さらに、製造しようとしている商品が、どんな未来を提供してくれるのか期待できないと購入されないので、キチンと需要を洗い出せるように想像しておきます。
利用シーンを考える
サプリメントは利用シーンが様々です。外出先でのむ場合には持ち運びしやすい形にするなどの検討も商品価値を高めるために必要です。
例えば、
- チュアブルタイプのタブレットが良い
- ゼリーだと便利
など利用されるシーンを想像して形状や包装形態を検討してください。
成分を検討する
サプリメントは医薬品のように効果効能を表現はできませんが、効果を期待できる成分や原料もあります。
前述の悩みを抱えている消費者にとって有益な原料をつかいサプリメントの成分の方向性を決めておきましょう。
目的に合った取り扱い原料を調べる
原料情報から目的の原料を探し、製造メーカーに問い合わせをするのも良い方法です。
メーカーによっては近い効能を持った成分などの情報も持っているので、原料について問い合わせしてみてもOKです。
製造実績を調べる
あまり製造実績を公開していない場合が多いですが、自社商品として販売をしている商品があれば、似たような商品の製造実績をもっている場合が多いです。
作りたい商品に近いサプリメントを製造していれば、参考にして成分の検討ができます。
販路の検討
商品は販売するために製造するので、販売ルート(販路)も事前に検討しておくべきです。
製造する商品のオリジナリティによっても販路の優位性はありますので、製造する前に決めておくと製造ロットや在庫の調整などの予測がたてやすくなります。
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店頭販売
コンビニやドラッグストアで販売を検討する場合には、陳列用に商品を多く製造する必要があります。
自社店舗など競合商品と比較されにくい陳列が可能な場合は、小ロットのOEM製造で多品目の製品を製造する戦略をとることもできます。
通販(自社サイト、ネットモール出店)
インターネット通販(EC)で販売する場合は大手モールでの販売か自社ショッピングサイトでの販売かで大きく戦略が変わります。
初めてサプリメントを販売する場合は、販売の仕組みが準備されているAmazonや楽天市場など、ショッピングモールで販売開始される方が多いです。
のちのち販売が安定してきてから自社サイトを構築しての販売をオススメしています。
包装資材の検討
商品だけ製造しても、販売はできません。パッケージ(包装資材)に封入して販売をするので、包装資材の検討が必要です。
パッケージデザインも大事
商品の第一印象をきめるパッケージは大事にしたいポイントです。
店頭商品では陳列時に他の商品と比較されるので差別化が必要で、ターゲットの属性や環境に配慮しなければいけません。
製造する商品の形状によって使える資材の制限がある場合もありますが、サプリメントでは以下のパッケージが主に使われます。
商品とターゲットへアピールできるパッケージデザインの参考事例を集めておくとスムーズに準備ができます。
こだわりすぎて費用を圧迫する場合も
初期費用を抑える場合にはチャック付き袋をオススメしています。予算をパッケージに当てられる場合にはオリジナルで作成をして、独自性を打ち出しましょう。
ただし、拘るあまり特殊な印刷や高額な資材を使用すると、もちろん費用が高騰します。
包装資材の費用は商品価格に加算されていきますので、低価格帯の商品の場合にはあまりかけるべき予算ではありません。
製造する商品の特性と費用のバランスで見極めましょう。
製造費用を検討する
小ロットで製造する場合には大ロット製造に比べて、製造単価が高くなります。
少量しか製造しない場合でも使用する原料の最低量が決まっている場合は、使いきれなかった原料も製造費用に加算されます。
逆に大ロット製造する場合は総額が高くなり、予算オーバーになる場合もあります。
製造ロットと製造費用の折り合いが合わない場合は原料を変えるなど、費用に影響がある要因を調整しましょう。
納品場所や在庫スペースの確保も大事
製造が終わり、納品されたあとのことも検討をしておきましょう。
形状が小さい商品であれば問題がない場合も多いですが、大きくて重い形状の商品(瓶詰めドリンクなど)は持ち運びが簡単にはできないので、保管場所を選びます。
広いスペースだけでなく、移動のし易い保管場所の準備も進めましょう。
決まっていなくても、お気軽にお問い合わせください。
今回ご紹介したすべての項目が決め切れない場合もあると思いますが、そんな場合でもSUNAO製薬にお問い合わせいただければ、これまでの製造の経験からアドバイスを差し上げることも可能です。
ご相談から納品までの流れ
- 初回打ち合わせ・ヒアリング
- 企画検討・ご提案
- お見積り・試作
- 商品仕様決定・ご発注
- パッケージデザイン作成
- 製造・納品
オンラインでも打ち合わせ可能ですので、メール等でニュアンスをまとめきれない場合にはお話をお伺いしながら、方向性を整えさせていただきます。
製造に必要な情報をヒアリングさせていただきますので、検討中の内容も含めてご相談ください。
サプリメント製造を成功させるための検討事項 まとめ
これらの事をすべて正確に決めなくても、ある程度想定を作り、製造の問い合わせをするとスムーズに進んでいきます。
打ち合わせを進めながら決まっていく項目もありますので、随時疑問点などは確認ください。
その他、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。