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OEM(受託製造)コラム

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【異業種でも売れる化粧品は作れる】初めての化粧品企画・製造のノウハウ

白衣の男性とスーツの男性が水色のボトルを持って話している画像

今日、経営の安定化に向けて複数事業を展開することは、ビジネス的にはよく使われる戦略です。

オリジナル化粧品の製造・販売をすることで、既存のターゲットに親和性の高い商品を提供でき、収益のポイントを増やせます。

また、オリジナル化粧品で認知度が上がったり、独自性で業界内で差をつけられます。

ただ、商品の企画を間違えてしまうと、商品が売れずに、在庫を抱えることにもなりかねません。

とはいえ、新分野の事業に参入するとなると、みんなわからないことが多くて、専門家に頼りたくなりますよね。

この記事は以下の方に向けた内容です。

  • メイン事業と別に、オリジナル商品を企画・開発し、販売しようとしている方
  • オリジナル商品を販売したが、売れ行きが思うように伸びない方
  • 初めてオリジナル商品をつくって、販売することを考えている方

売れる化粧品の特徴や具体的なアイデア、化粧品の作り方・注意点についてご紹介しますので、商品づくりの参考にされてください。

SUNAO製薬では、化粧品のOEM製造を行っています。オリジナル化粧品を作りたいとお考えの方は、ぜひお問い合わせください。

今売れているヒット化粧品の法則

女性が商品棚の鏡を見ながら化粧品を試している画像

大手メーカーのランキングや口コミをもとに、弊社が独自に調査した「売れる化粧品」の特徴から共通点が見えてきました。

そこから考えられる、お客様が求める化粧品の法則をご紹介します。

ニーズを満たす

メイクは、美容整形などとは異なり、使う人の美を引き立てることが目的です。

定番として、気になるニキビや毛穴、シミ、しわをカバーする機能があります。

ただし、好みの細分化が進んでおり、肌質や髪質など個人の悩みに合わせたアイテムにもニーズがあります。

機能性が高い

1つで何役も担う多機能化粧品は、利便性や効率の良さ、お得感から非常に人気があります。

肌トラブル改善などの性能、テクスチャーなどの使用感、朝専用シートマスクといったシチュエーション別の使いやすさなどを組み合わせることで多機能に仕上げられます。

費用に見合った品質である

消費者目線で考えると、価格は重要な判断材料です。

それぞれの価格帯別に消費者が求めるものは異なります。

「低価格帯」では、強い効果は求められておらず、価格を重視して手軽に手に入るものが選ばれています。

「中価格帯」では、市場の平均的な価格で、機能と効果のバランスがとれたアイテムが多く販売されています。

価格が上がる分、体感性のあるものが求められています。

「高価格帯」では、市場平均価格の何倍もする価格で、肌の悩みにアプローチする化粧品が多く流通しています。

お金をかけてでも効果を得たい方に選ばれており、悩みが強い方に人気です。

信頼感が高い

体に使うものなので、品質・安全性は重要視されます。

特に敏感肌の方など原料も意識される方は、刺激フリーの素材か、肌にしみないかなども気にされます。

違う視点でいうと、大手化粧品メーカーなど、すでにブランド力がある商品に信頼を感じる場合もあります。

他にも、良いものはPRに力を入れなくても口コミで広がっていき、自然と信頼性が高まっていくこともあります。

独自性がある

似たような化粧品は多くあるのが現実です。

その中で選ばれているのは、コンセプトを絞り込んで、特定のターゲットに刺さっているものが多いです。

自社開発の独自成分を配合している化粧品やトレンドの成分が高濃度に含まれているものなどが人気です。

また、開発ストーリーがあるものも消費者の心をつかみます。

「美容医療を自宅にも」という思いからできた美容液や「体洗いがめんどくさい」という消費者の言葉から生まれた全身用泡シャンプーなどユニークな商品があります。

以上の調査結果を踏まえて、これから売れる化粧品づくりのヒントを次の項でご紹介します。

これから売れる化粧品づくりの方法

スーツの女性が肘をつきながら、左手に持っている化粧品を眺めている画像

今売れている化粧品の法則から、これから売れる化粧品を作るためのヒントをご紹介します。

まずはコンセプトと価格を決める

オリジナル化粧品のコンセプトと価格を決めておくと、製造までがスムーズになります。

なぜ決めた方が良いのかと注意点をご説明します。

販売を見据えてコンセプトを決める

具体的に化粧品をつくる前に、まずターゲットのどんなニーズを満たす化粧品にするのかを考えましょう。

実際のところ、独自のコンセプトがないと大手の化粧品に勝つことはなかなか難しいでしょう。

商品イメージに合わせて、効果や成分、使用感、品質、デザインなど内容を検討する必要があります。

ここで注意していただきたいのが、こだわりを強く持ってつくると、納期や費用が予定を上回ることがあります。

製造期間が延びる原因と解決策については、以下の記事に記載しています。

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化粧品の容器が並んでいる写真

SUNAO製薬にご相談いただければ、お客様のご要望に合った提案をさせていただきます。

どこの層を狙うのかで価格帯を決める

化粧品を製造する際には、どのくらいの価格でつくるかを先に考えておくことがおすすめです。

なぜなら、出せないお金は財布から出ないからです。

機能性を上げようとして、美容成分を高濃度に配合すると、必然的に原価が上がります。

なので、商品の費用感をある程度設定し、機能性と価格の折り合いをつける必要があります。

SUNAO製薬では、処方も検討できますので、ご希望に沿った配合調整を提案いたします。

次に、化粧品の品質を高める

化粧品は、その人本来の美しさを引き立てるために、日常的に使うものです。

そのため、使い勝手が良く、ニーズを叶えてより美しくしてくれる化粧品を選ぶのは当然です。

また、安心して使える化粧品はリピートしたいと思われます。

ヒットしている化粧品の法則 「品質」=「機能性」×「信頼性」

顧客が化粧品に求めていることから商品開発を考えると、機能性が高く、信頼して使っていただける高品質な化粧品づくりがポイントです。

次の項で「機能性」と「信頼性」をあげるためのポイントをご説明します。

機能性を高くするポイント

ターゲットの好みに合った機能性を選ぶ

使う人の好みに合った使用感や、生活に寄り添う使い勝手の良い形態など、使用場面を想定することで機能性を上げられます。

ターゲット好みのテクスチャーや香り、仕上がりの化粧品を作ることで、リピートされる可能性が上がります。

多機能でニーズをまとめて解決する

機能を掛け合わせることで1つの化粧品で複数のニーズを満たせ、ターゲットを広げられます。

多機能性にすることで、独自性も持たせられ、競合と差をつけられます。

信頼性を上げるポイント

安心・安全の素材にこだわる

安全・安心が感じられる化粧品は、使った人の信頼を得られ、長く使用していただけます。

そのため、添加しない成分を決めたり、配合にこだわることで選ばれる高品質な化粧品にできます。

使用感にこだわって信頼につなげる

独自調査の結果、低い評価で多かったのは、使用感への不満でした。

企画・製造の段階で成分や価格に意識がとられると、使用感への関心が薄くなりがちです。

ですが、消費者の立場からすると使用感は重要です。

そのため、想定される使用感の悪さを把握して配合を調整するか、試作して実際に使ってみることをおすすめします。

SUNAO製薬では、試作を行うことも可能ですし(費用が掛かる場合もございます)、商品別の注意点のご相談もお受けします。

他業種だからこそ強みを活かして参入できる

スーツの男性2人がガッツポーズしている画像

新事業参入は新たな知識や手順が必要になるため、不安がいっぱいありますよね。

ですが、他業種だからこそ持っている強みが、実はあります。

次の項で、どういった強みがあるかご紹介します。

強み①顧客がすでにいて、既存事業と相乗効果も狙える

本来は事業を始める場合、顧客獲得から始める必要があります。

それに対して他業種からの場合、既存事業ですでに顧客がいます。

既存事業を通じてターゲットを理解しているため、何がニーズか分かった上で商品づくりができます。

既存顧客に親和性の高い商品を作ることで、既存事業と新事業で相乗効果を狙えます。

強み②実績を活かして、新事業を加速できる

既存事業で販売ノウハウを持っているため、ターゲットという軸を一緒にしてノウハウを活かした販売ができます。

また、すでに店舗やECで販売していれば、販路を新規開拓しなくても販売が可能です。

そのため、新たに販売ノウハウを学ぶ時間やお金をかけたり、販路確保のための大きな労力は必要ありません。

その分の空いた費用や労力を販売促進や販売戦略に活用できます。

強み③サンプルデータがとれて、さらなる成長を目指せる

顧客のサンプルデータは、マーケティングに活かせる貴重なデータで、多くの企業がお金を払ってでも収集しようとします。

既存事業があれば、既存顧客から嗜好データを得られ、オリジナル化粧品の製造・販売に活かせます。

さらに、販売した化粧品の購入データを既存事業に活かすことも可能です。

業種別 おすすめ化粧品アイデアサンプル

女性の前に化粧品が複数並んでいる画像

売れる化粧品の法則と作り方、他業種参入の強みを踏まえて、ここでは3つの具体的なアイデアをご紹介します。

下着メーカーの場合「下着用香水」

デリケートゾーンにも優しい成分で、お肌を守りながら香りを楽しめます。

男女でシリーズ展開したり、ギフト商品として販売することもでき、購買意欲を高められます。

アパレルショップの場合「ミニ静電気予防ミスト」

マフラーなどで冬に起こりやすい静電気を予防しつつ、香りも楽しめます。

店頭にテスターを置き、静電気が発生しやすい試着のタイミングでお試しいただくことで販売促進ができます。

ジムの場合「美容液入り顔ふき取りシート」

シャワーより時短で不快感を解消し、そのうえ手軽に美容効果も期待できます。

小さな個包装タイプのふき取りシートにすれば、ジム利用者の方が手軽に携帯して使用できます。

例えば、受付のタイミングでふき取りシートをご案内するという販売の仕方も可能です。

ジムの顧客単価の上げ方についての記事がございますので、よろしければ参考にして商品企画にご活用ください。

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ランニングマシンなどの機械が設置されているジムの室内の写真

オリジナル化粧品製造はOEMがスタンダード

白衣の女性が左手で化粧品を持って、右手で指さしている画像

化粧品を製造する場合、自分で工場をつくって製造する方法か、製造工場に作ってもらう方式(OEM)があります。

自社工場で製造する場合、土地や機械、工場スタッフの新たな確保、原料や資材の取り寄せ、商品を詰める工程が必要になります。

それに加え、化粧品製造・販売に関する資格が必要になり、時間もお金もかかります。

一方、OEM製造の場合、設備投資が一切不要で、手間やコストを抑えて製造できます。

さらに、OEMで依頼した場合、資格も不要です。

OEMなら資格不要な理由については、下記の記事に記載していますのでご参照ください。

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女性が化粧品を差し出している様子の写真

そのため、利便性や効率、コスト面を考えて、多くの方がOEM製造を選んでいます。

OEMでのオリジナル化粧品製造の流れ

化粧品を持って手の甲で試している白衣の人と紙に記録をしている白衣の人の画像

まず、お問い合わせしていただき、ヒアリングで仕様や必要な工程の確認をします。

つくる化粧品の詳細が決まり、ご注文いただければ、お客様はできあがった商品の到着をお待ちいただくだけです。

SUNAO製薬の場合、別途費用は発生いたしますが、デザインのご依頼もお受けしております

また、自社でお持ちの原料や資材があれば、そちらを支給していただいて製造することも可能です。

支給原料を使った製造可否については、営業担当にご相談ください。

化粧品アイテム別 最低ロット数・期間・費用

化粧品の容器が並んでいる画像

 

アイテムロット数期間費用
ジェル・保湿クリーム500個~3週間~40万円~
エアゾール3000本~5週間~150万円~
石鹸3000個~5週間~90万円~
ヘアケア500本~4週間~50万円~

これら以外にも、クレンジングや美容液、メイクアップアイテムも製造可能です。

他のアイテムについては、製造可能な化粧品一覧をご確認ください。

化粧品製造で忘れてはいけない対応

スーツの男性が左手を開いて前に出している画像

化粧品を作る際には、パッケージ表記にもルールがあります。

下記の記事で、商品名をつける際の注意点について説明しています。

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さらに、裏面表記のルールについての記事も下記にございますので参考にされてください。

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化粧品の様々な形状のパッケージの写真

他にも、品質を維持するためには防腐剤を使用するか検討が必要です。

もし使用しない場合には、化粧品資材の形状で工夫ができます。

下記の記事で、化粧品の防腐剤の使用理由と注意点をご確認ください。

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実験器具と化粧品が並んでいる写真

品質を高めたオリジナル化粧品で業績アップ

スーツの男性がオフィスでガッツポーズしている画像

売れる化粧品の特徴、商品アイデア、製造における注意点をご紹介しました。

未経験のジャンルに挑戦するのは難しいことではありますが、この記事で化粧品の基礎知識や製造工程を把握して、売れる化粧品を企画してください。

SUNAO製薬では、化粧品のOEM製造を行っています。

自社製品の製造・販売実績もございますので、お客様の疑問や不安にお応えしながら製造可能です。

新事業でメイン事業と親和性の高い化粧品を作りたいとお考えの方は、ぜひお問い合わせください。

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