OEM(受託製造)コラム
BLOG
製造したら販売しよう!失敗しない商品販売ページの作り方
サプリメントや商品は製造しただけでなく、実際には販売し売上をあげなければ、製造したが意味がありません。
近年、インターネット通販の普及で比較的手軽に販売を開始することができるようになり、個人でも通販サイトを運営することができるようになりました。
ただ、多くの商品が販売されるようになると、商品をサイトに載せただけで商品が売れるわけではありません。
販売サイトに商品の販売ページを作成し、見た方に商品の魅力を知ってもらい、購入していただくというアクションを取っていただく必要があります。
- これからネットショップを作って販売を開始したい
- サプリメントをネット販売する際の注意点を知りたい
この記事では、オンラインショップの商品を販売する際の販売ページの作り方について解説しています。
SUNAO製薬では、サプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご希望される方はお問い合わせください。
目次
販売ページとは?
オンラインショップやインターネットモールで商品を販売する場合、訪問者に商品の事を説明するために商品パッケージや商品の情報を掲載します。
商品を探している訪問者のパソコンやスマホで表示される商品案内ページを「販売ページ」と呼びます。
場合によってはランディングページ(LP)とも呼ばれる場合もあります。 ランディングページは、訪問者が検索結果や広告などを経由して最初に表示するページのことで、「到着(land)」する「ページ」から名前がつけられました。
広告経由で表示される販売ページをLPと言い、区別している場合もあります。
サプリメント販売では表現・表記には絶対に気をつけて!
販売ページに限らず、最も気をつけなければいけないのは、薬機法や景品表示法に抵触する表現はしてはいけないことです。
サプリメント販売では主には以下の表現が禁止されています。
- 薬ではないので、効果効能を表示してはいけない
- 具体的な体の部分を指し示してはいけない。
- 実際よりも優れていると偽って宣伝してはいけない
医薬品であれば、どのような効果があり体のどの部分の症状を改善すると表記ができます。しかし、サプリメントは医薬品ではなく法律上の分類は食品なので、医薬品と同じようには表現できません。
販売ページ以外にも広告でも同様に制限されています。
詳しい表現の規制はは、「サプリメントの広告で気をつけるべきNG表現」にまとめてありますので確認してください。
サプリメントを販売していく為には、広告を通して商品の魅力を消費者にアピールする必要があります。 しかし、広告には何を書いても良いわけではなく、薬機法に違反した内容は記載しない様に注意しなければいけません。 もし、薬機法に違反した内容の広[…]
販売ページでは直接的な表現を使わずに商品説明をしなければいけませんので、非常に難易度が高くはなります。既に販売されている商品を参考に表記・表現を考えるのもやり方の一つです。
商品説明の流れの型を活用する
通販サイトの販売ページを作成する際には、単純に商品の説明をするだけではなく、流れを考えて説明をすることが重要です。
といっても、どんな流れで商品を説明すれば良いのか分からず、感覚的だったり闇雲に作っても売れる可能性は低いままです。
実は販売ページにも型があります。有名なものでは「BEAFの法則」があり、以下の4つの要素から構成されています。
今回は、BEAFの法則を使った商品紹介の流れを解説します。
BEAFの法則を使ってみる
BEAFの法則とは4つの言葉の頭文字を取って付けれらた法則で、販売ページの流れを作る際に有効な情報の掲載順を表しています。
- Benefit 購入メリット – 消費者が商品やサービスに対して得られる利益。
- Evidence 論拠 – 商品についての客観的な事実。
- Advantage 競合優位性 – 他の商品と比較して優れている点、品質、価格、利便性など。
- Feature さまざまな特徴 – 商品のスペック情報。
この法則に基づいて、商品説明の流れを構築しましょう。
Benefit
利用シーンや使用後のイメージが湧く写真を使うことで、直感的にわかる未来のイメージを伝えると良いでしょう。 食べ物の販売ページではよく調理後の写真を掲載し、「こういうものが食べられます」と表現しています。
Evidence
ランキング実績やお客様の声など客観的事実を載せます。 販売する人以外が良いと評価していたり、人気の高さが分かれば、商品への疑いを払拭して購入に導くことができます。
Advantage
商品の他の類似商品にはない魅力を掲載してます。例えば、金額の違い、内容量の違い等でも優位性が表現できるなら掲載しましょう。素材の希少性などのストーリー性があるものも優位性としてアピール出来ます。 ただ、あまり過激な比較は避けるようにして商品名やメーカー名を伏せた比較を載せると良いでしょう。
Feature
詳細は一番最後に掲載します。 商品の説明をする場合、詳細な色やサイズ、素材などの詳細項目を説明したくなるので、最初に掲載したくなります。
ですが、それではせっかく興味を持ってくれた人に必要としていない情報を渡すことになります。
まずはベネフィットを伝え、徐々に細かい情報を載せていき、最後に購入するための決断のために詳細情報を伝える流れが、BEAFの法則では推奨されています。
もちろん4つの情報量が均等に配分されている必要はありませんが、抜けが無いように、かつ写真や図や解説を使い分かりやすく掲載しましょう。
商品の魅力を伝えるキャッチコピーやライティングも忘れてはいけません。
商品イメージには写真が大事
販売ページでは、写真が非常に重要です。 人は視覚から入る情報で多くのことを判断し、販売ページの最初で自分にとって利益のある商品なのかを直感的に判断します。
食べ物であれば販売ページで完成品のイメージを伝えることで、購入した後にくる未来のイメージを想像させて、購入意欲を高める効果があります。
商品写真の準備方法については以下の3つの方法があります。
- 自分たちで撮影する
- 撮影を依頼する
- イメージCG・素材で対応する
各項目について解説していきます。
自分たちで撮影する
ネットショップ運営スタッフが販売ページ用の写真を撮影する場合があります。
メリットとしては商品の理解度が高いので、商品の特徴を一番伝えやすく自由に表現できます。またスタッフが対応するので費用も抑えることができます。
しかし、撮影機材やスペースを用意しなければならなかったり、撮影技術が伴わず高いクオリティの写真が準備できないが可能性もあります。
もちろん、時間をかけて写真技術を習得していき写真の品質を高めて行くことも可能ですが、ネットショップ運営初期の段階ではあまりオススメの方法ではありません。 まだ、運営を始めて日が浅い場合には、商品の認知度もない状態なので、商品写真で損をしてしまうのは勿体ないです。
できれば撮影を依頼し、難しい場合にはイメージや素材写真で対応しましよう。
撮影を依頼する
商品の撮影をプロのカメラマンに依頼することも可能です。 メリットとしては、プロの技術や機材が使えるので高い品質の写真や難しい撮影方法も対応してもらえます。
しかし、費用が発生しますし商品の撮影について細かく指示をださなければ理想的な写真には仕上がりません。
撮影のスケジュールがあわないこともあるかもしれません。
費用と手間がかかりますので、慎重に検討しましょう。
イメージCG・素材素材で対応する
イメージCGや素材を活用する方法もあります。
素材を使用することで、商品の外観は難しくてもイメージや特徴を表現できます。
有償でしか利用できないもの、無償で使用できるものが有り、必要に応じて1枚だけ購入できる場合もあります。
有名は素材配布サイトは以下です。
撮影するのが難しい写真は素材を活用していきましょう。ただ、製造した商品自体の写真は素材には有りませんので、最終的には撮影も視野に入れて利用するのが前提です。
著作権に注意しながら利用しましょう。
ページデザインを準備する方法
通販サイトの販売ページのページデザインを準備する方法には、主に以下の3つの方法があります。
自分たちで作る
画像編集ソフトを使える前提ではありますが、自分たちで作成することも可能です。
商品の特徴を理解しているので商品を最も魅力的にみせる方法ですが、画像処理能力・デザイン能力などクリエイティブな技術力、画面表示を調整する言語の理解が必要なので、だれでも簡単にできる方法では有りません。
技術の習得には時間が必要なので、デザインの経験者を採用して制作体制を整える場合もあります。
デザイン会社へ依頼する
Web制作会社やデザイン会社にページデザインを依頼することで対応することも出来ます。
費用が掛かってしまいますが、プロが持つデザインノウハウをつかった高いクオリティの販売ページを作ってもらえます。
ただし、依頼先がどういう品質の販売ページを作ってくれるのか見極めが難しいのと、依頼するにあたりイメージを共有したり商品の情報を正確に依頼先へ伝えるコミュニケーション力が必要になります。
クラウドソーシングを利用して制作する
クラウドソーシングは個人で仕事を受ける方や副業で仕事をしてくれる方に業務を依頼できるサービスです。
場合によっては制作会社に依頼するよりも安く作ってくれる場合もあります。
クラウドソーシングを利用してページデザインを制作する場合は、デザイン会社に依頼するのと同様に、完成イメージを伝える力は必要です。
制作の仕様や条件を詳細に伝え、クリエイターとのコミュニケーションをしっかりと行いましょう。
また、仕事を受けてくれる方ののポートフォリオや評価を確認し、信頼できるクリエイターをしっかり選ぶ必要があります。
まとめ
製造した商品の販売ページを作成する際には、商品説明の流れやキャッチコピー・ライティング、商品写真の活用、ページデザインの準備など、様々な要素を考慮する必要があります。
- 販売ページの流れの検討
- 写真の準備
- ページの準備
これらで商品の魅力を伝える販売ページを作成し、商品の販売を進めていきましょう。
SUNAO製薬では自社商品のネット販売(商品撮影、販売ページの作成、ネットショップ運営)を自社内で対応しております。食品、健康食品・サプリメントを中心にプロテインや粉末歯磨き粉など、地域の素材にこだわった商品を販売しております。
ご興味がございましたら、オンラインショップをご確認ください。