OEM(受託製造)コラム
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チューインガムもOEMで製造可能。最新の状況から製造のノウハウまで紹介。
ガムは安定して需要の高い商品ですが、コロナ渦によるマスク生活により、一時期はガムの消費量は少なくなりました。
しかし、コロナが終息してきた2023年には、生産量や売上がコロナの前まで復活して来た為、以前と同じくらいの需要まで回復しています。
この記事では、ガムをOEMで製造する場合のポイントを紹介します。
これからガムの製造を検討されている方は、この記事を参考にしてください。
SUNAO製薬では、サプリメントのOEM(委託製造)をお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。
目次
ガムの形状
ガムの種類について紹介します。形状やガムの性質による違いで種類がいくつかありますので、製品作りの参考にしましょう。
形状を選んで香料や甘味を付ければ、色々な種類のガムを作る事ができます。
板ガム
板状のスティックタイプのガムで、噛んでいくうちに口に馴染んでいく食感が特徴です。
90年代初めまでは主流の形状でした。現在は商品数が減り、作られる事が少なくなってきています。
風船ガム
ガムを口の中で薄い膜状にし、口先から息を吹き込む事で風船のように膨らませる事ができるガムです。
遊び感覚で楽しむ事ができ、バブルガムとも呼ばれています。
子供を中心に人気のガムです。
粒(糖衣)ガム
砂糖などで表面をコーティングしたガムで、90年代以降は粒状のガムが増えてきています。
スティック状に包装された物やボトルに大容量で入った物など、用途に合わせた包装容器の商品も多数発売されています。
チューインガムと風船ガムは別物
チューインガムとフーセンガムは同じ物だと認識している方もいるかと思いますが、ガムベースと呼ばれるガムの原料が違う為別物です。
ガムベースとは、ガムを噛んだ後に残る部分の事を言います。
フーセンガムは、ガムベースの原料の中でも、伸縮性の高い原料を使用し、さらに軟化剤で調整して伸びやすい状態にしています。
チューインガムはフーセンガムと比較して伸縮性のない原料を使用している為膨らみません。
機能性ガムも増えてきています
お菓子として食べるガムだけでなく、キシリトール配合などの歯や歯茎の健康に良いガムは一般的になりました。
他にも、ガムを噛む事のメリットに機能性の原料を配合した目的別のガムも多数発売されています。
ここでは、機能性別で販売されているガムについていくつか紹介します。
記憶力を高める
噛む刺激による脳の活性化に加えて、記憶力を維持する機能性成分を配合する事で、記憶力に特化したガムを作る事ができます。
記憶維持の成分の中には機能性表示が可能な原料もある為、機能性表示食品として作る事も可能です。
受験生や中高年をターゲットにしやすいアイテムです。
ストレスを軽減する
ガムを噛む事で副交感神経の働きが高まり、心身のリラックス効果があると言われています。
GABAなどの精神的ストレスを軽減する成分を配合すれば、仕事や勉強などでストレスを感じやすい人をターゲットにしたストレス軽減の相乗効果が期待できるガムを作る事ができます。
体脂肪を減らす
ガムを噛む事で満腹中枢が刺激される事による食べ過ぎ防止や、ガムを噛む事でのエネルギー消費量の増加のメリットに加えて、体脂肪を減らす成分を配合する事でダイエットに特化したガムを作る事ができます。
あえて硬めのガムにしたり、長時間噛んでも柔らかくならない様にする等、噛んだ時の食感に工夫をしても良いでしょう。
ガムはOEMを活用すれば製造可能
ガムを自社で製造する場合、製造設備の投資や許可の取得が必要となり費用と時間がかかります。
その為、OEMで製造する事をおすすめします。
ガムは製造ロットが大きい工場が多いですが、100kg前後と比較的少ないロットで製造できる工場もあります。
ただし、基本的には大量生産が前提の商品である為、小ロットで製造する場合には製造単価はどうしても高くなります。
大手菓子メーカーは1回の製造ロットがとても大きく、その分安く販売ができている為、大手菓子メーカーの販売価格に合わせて販売するのは現実的ではありません。
その分、商品に差別化や特徴を付けるなどの戦略を考えて販売する必要があります。
プライベートブランド(PB)としての製造も一つの選択肢
すでに商品の販売を行っていたり、ブランドを持っている場合はプライベートブランドのラインナップを増やす形で商品化する事も選択肢の一つです。
ガムは大手菓子メーカーの商品が強いイメージがありますが、プライベートブランドの商品も増えてきています。
機能性などの差別化を加えて大手菓子メーカーのガムと違いを出す事で、販売もしやすくなる為おすすめです。
チューインガムを製造する場合の包装形態
チューインガムを製造する場合の対応可能な包装形態について紹介します。
現在製造されているガムの殆どが粒ガムな為、ここでは粒ガムの包装形態について紹介します。
スティックパック
粒ガムや板ガムで主に使用される包装形態です。
鞄の中に入れても邪魔にならないサイズなので、持ち運びに便利な点がメリットです。
ガム一粒一粒を紙で包んでおり、包み紙はガムを廃棄する用途として使用されています。
プラボトル
プラスチックのボトルに粒ガムを入れる包装形態です。
会社のデスクなど、固定した場所にガムを置いておきたい場合におすすめの形態です。
ボトル代と、廃棄用の紙を入れる場合にはその費用がプラスでかかります。
チャック付きアルミ袋
粒ガムをチャック付きのアルミ袋に入れる包装形態です。
持ち運びが便利でボトルタイプよりも資材費を安くする事ができます。
ボトルと同様に廃棄用の紙を入れる必要があります。
まとめ
ガムは安定して需要の高い商品で、お菓子から機能性のある物まで幅広い種類の商品があります。
比較的安価で販売されている商品が多い為、商品を作る際は機能性や食感など差別化を加えたオリジナル商品を考えていきましょう。
SUNAO製薬では、サプリメントのOEM製造をお受けしております。
商品の製造をご検討中の方は是非SUNAO製薬にお問い合わせください。