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次世代成分トリゴネリンで差別化!サプリOEM製造で成功する秘訣

近年、画期的な成分として注目度が上がっている成分の一つにトリゴネリンが挙げられます。
トリゴネリンは、脳機能向上、代謝アップ、血管機能改善、そして抗老化といった多岐にわたる健康効果が科学的に裏付けられており、次世代の健康成分として注目されています。
この記事では、トリゴネリンの驚くべき効果から、最新の市場動向、そしてオリジナルサプリをOEMで開発する方法まで詳しく解説します。
これから商品の製造を検討されている方はこの記事を参考にしてください。
SUNAO製薬では、サプリメントのOEMをお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。
目次
トリゴネリンとは?
トリゴネリンは、コーヒーの生豆や桜島大根などに含まれる天然成分で、アルカロイドの一種です。
特にコーヒーの生豆に多く含まれていますが、焙煎する事で分解されてしまう為、焙煎豆になると少なくなってしまいます。
その為、効率的に摂取して効果を引き出すためには、含有量を調整できるサプリメントが非常に有効とされています。
実は鹿児島で生産されている桜島大根からもトリゴネリンが採取できる事が確認されており、桜島大根由来の原料も販売され始めています。
トリゴネリンに期待できる効果
トリゴネリンに期待できる効果について紹介します。トリゴネリンは様々な効果が期待できる成分です。
どのような機能があるかを把握して商品開発に活かしましょう。
1. 脳の健康をサポート(認知機能改善)
筑波大学の研究では、加齢による記憶障害の予防・改善効果が示唆されました。
これは、トリゴネリンが持つ脳の神経炎症の予防や神経伝達物質の伝達回路を活性化する機能が関与していると考えられています。
2. 代謝をアップし、燃えやすい身体へ(抗肥満・ダイエット)
UCC上島珈琲の研究では、トリゴネリンに「BMIが高めの方の安静時エネルギー消費を高める」機能があるとして、機能性表示食品としても受理されました。
この効果が確認された事で、ダイエット向けの商品にもトリゴネリンは有効的である事がわかりました。
これは、トリゴネリンが、脂肪を蓄える働きをする白色脂肪細胞を脂肪を燃焼させる「褐色脂肪細胞」に変化させる機能によるものと考えられています。
3. 血糖値コントロールを助ける(抗糖尿病)
トリゴネリンは、インスリンの分泌に働きかける事で、血糖値のコントロールを助ける機能を持つ事が確認されています。
カレーの風味付けとしても使われるスパイスの一種であるフェヌグリーク種子は、血糖値の上昇抑制効果があるとされ昔から伝統的に使われてきました。
効果の要因として、フェヌグリーク種子に含まれる水溶性食物繊維による物とされていましたが、トリゴネリンも含まれている事から、トリゴネリンの機能が関与していると考えられます。
4. しなやかな血管を保つ(抗動脈硬化)
鹿児島大学による桜島大根の研究で、トリゴネリンに血管内皮機能の改善効果がある事が発見されました。
桜島大根は一般的な青首大根と比較して約60倍のトリゴネリンが含まれている事が確認されています。
血管をしなやかにする事で、動脈硬化や高血圧の予防改善が期待できます。
5. 若々しさの鍵「NAD+」を増やす(抗老化)
NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)やNR(ニコチンアミドリボシド)に続く、新たなNAD+前駆体としてトリゴネリンが期待されています。
NAD+とは、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドと呼ばれる体内補酵素の1つです、細胞でのエネルギー産生に関わる為健康や体力維持に必須な成分です。
NAD+濃度は加齢と共に低下し、それにより認知機能の低下や筋力低下などを引き起こす可能性が考えられる為、体内のNAD+濃度を高める事はアンチエイジング効果につながります。
このように、トリゴネリンは単一の機能に特化するのではなく、複数の健康課題に同時にアプローチできる「マルチタスク」な成分です。
幅広い機能性は、多様なターゲット層に向けた製品開発の可能性を広げ、競合との差別化を図る上で強力な武器となります。
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急成長するトリゴネリン市場と国内外の製品トレンド
トリゴネリンの市場規模は、2024年で全世界で約1.2億ドル、今後も年率5%で成長していく事が予測されています。
海外では、主に「抗糖化」「抗老化」を訴求する製品が増加しています。
例としてトリゴネリンはNAD+の前駆体である為、Neurogan社などが高含有NAD+ブースターサプリとして販売しています。
日本では、 UCCが機能性表示コーヒーとして『UCC &Healthy』を展開しています。
他にも、桜島大根由来を特徴としたトリゴネリンサプリが一部で販売されていますが、日本ではまだまだ黎明期です。
競合が少ない今のうちに参入することで、市場での優位性を確立し、将来的な成長を大きく加速させるチャンスが広がっています。
トリゴネリンでターゲットに響く「コンセプト」を設計する
商品を作る際、トリゴネリンの訴求のみだと商品の特徴が伝わりにくくなる可能性があります。
その為、ターゲットに響くコンセプトを設計し、それに沿って処方を決めていくと良いでしょう。
例えば、ストレス社会で戦うビジネスパーソン向けに「トリゴネリンの認知機能アップ×抗ストレスのGABA」、効率的なダイエットサポートとして「トリゴネリンの代謝アップ機能×脂肪燃焼促進のL-カルニチン」、内外美容を訴求した「トリゴネリンの抗老化効果✖️コラーゲン」などです。
商品の形状は、カプセル、錠剤、ドリンク、ゼリーなど様々な種類が製造可能なので、ターゲットのライフスタイルに合わせて決めましょう。
よくある質問
- トリゴネリンを配合するメリットは?
- コーヒー豆やフェヌグリーク由来のトリゴネリンは、集中力・認知機能サポートや血糖・脂質代謝サポートなど幅広い機能が報告されています。しかもカフェインを含まないため、夜でも飲める「カフェインフリー脳活サプリ」として差別化できます。
- トリゴネリンの苦味や独特の風味はどう抑える?
- ハードカプセルで封入すればほぼ無味化できます。タブレットなら軽いフィルムコーティング、粉末・顆粒ならバニラやカカオ系フレーバーでマスキングすると飲みやすくなります。
- 他成分との相性は?
- L-テアニンやホスファチジルセリン、オメガ3系脂肪酸と組み合わせれば集中力・記憶サポートを強化できます。血糖ケアを訴求するならイヌリンやクロム酵母との配合も人気です。
まとめ
トリゴネリンは、様々な健康効果が科学的にも証明されている次世代健康成分です。
海外では既に様々な商品が販売されていますが、日本ではまだ広がり始めた時期なので、競合も少なく新規参入しやすいでしょう。
認知度が低い分、商品を作る際はトリゴネリンではなく設計したコンセプトを訴求し他の成分も組み合わせながら独自性を出すと良いでしょう。
SUNAO製薬ではサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。