OEM(受託製造)コラム
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人気のペット用サプリ、これから作るためのトレンドと種類を解説。
ペット用サプリメントはペットフードに分類される商品で、犬・猫向けの商品が殆どを占めています。
ペットに健康に長生きして欲しいという飼い主の気持ちから、栄養バランスを考えた食事やペット用サプリメントによる栄養補給など、食生活への意識や関心は高まっています。
ペット用サプリメントは様々な悩みを解決する、目的別サプリメントの需要が増加しており今後も拡大していく事が予測されます。
この記事では、ペットサプリのトレンドについて紹介します。
これからペットサプリの製造を検討されている方は、この記事を参考にしてください。
SUNAO製薬では、ペットサプリのOEMもお受けしております。製造をご検討の方はお気軽にお問い合わせください。
目次
ペット用サプリメントは市場拡大中
矢野総合研究所の発表によればペット用商品の総市場規模は年々増加傾向にあり、2023年度は前年度比104.5%の1兆8,629億円の売上を見込んでおり、2024年も2023年度を上回る売上になる事が予測されています。
ペット用商品の1つであるペット用サプリメントはコロナ禍頃から注目され始め、現在も拡大を続けています。
ここではペット用サプリメント市場拡大の理由について解説します。
ペットの高齢化
獣医療の高度化やワクチンの普及、飼い主の意識の変化などが影響し、ペットの平均寿命は年々延びています。
犬の寿命は約40年で2倍に延びたと言われています。
ペットの高齢化に伴い生活習慣病や関節炎、歯周病などの病気にかかるペットが増加しており、介護が必要になるケースが増えているのも実情です。
大切なペットに健康で長生きして欲しいという思いから、毎日の健康管理にペット用サプリメントを取り入れる飼い主が増えています。
ペットに対する健康意識の向上
ペットを家族の一員として大切に飼う人が増えた事で、定期的に健康診断を受ける等の人間と同等の健康管理をする飼い主が増えてきました。
ペットの食生活に対する意識も向上しており、添加物を使用しない自然派の食事や、乳酸菌入り等の機能性成分がプラスされた機能性フードが注目されています。
ペット用サプリメントを取り入れる飼い主も増えており、関節ケアやオーラルケアなど目的別のペット用サプリメントも人気を高めています。
素材の質や効果を追求した高価格帯の商品も売上を伸ばしている事から、価格ではなく質を重視した商品選択をする飼い主が増えている事がわかります。
室内飼いが増えた事による健康問題の増加
人間の健康問題として、運動不足やストレスなどによる生活習慣病や体調不良の増加が挙げられますが、室内飼いが増えて同じ住環境で生活しているペットにも同じ事が起きています。
運動不足による肥満対策として脂肪燃焼成分の入ったサプリメントや、生活習慣病の対策として血糖値の上昇を緩やかにするサプリメントなどを取り入れてペットの健康管理をする飼い主も増えています。
ペットサプリの種類別トレンド
ペット用サプリメントは種類別や目的別で細分化されている為、悩みやトレンドをしっかり調査して作る商品を決めましょう。
ここでは、ペット用サプリメントの種類について紹介します。
関節系ペットサプリメント
関節系のペット用サプリメントは、高齢の犬や大型犬などの関節への負担が大きいペット向けに人気です。
ペットの寿命が延びている事に比例して関節のケアが必要になるペットも増加している為、今後も需要は高まる事が予測されます。
サプリメントの成分は、プロテオグリカン、グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲンなどの人間用関節サプリにも使われる成分が人気です。
他にも、オメガ3の様な炎症を抑える成分も使用されています。
胃腸系ペットサプリメント
腸内フローラのバランスを整え、腸内環境を整える事を目的とした胃腸系サプリメントも人気です。
乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌の他に、乳酸菌の餌となるオリゴ糖や食物繊維などが主に使用されています。
餌が合わずに胃腸に負担がかかってしまった時のケアや、高齢により胃腸の機能が低下したペットなどに主に使われています。
その他のペットサプリメント
他にも、口腔ケアを目的としたサプリも人気です。歯垢や歯石予防目的や、口臭ケア、歯周病予防、歯磨きが苦手なペット向けに作られています。
成分は、歯垢や歯石の形成を抑える成分の他に、口内の汚れを取り除く成分、消臭効果のある成分が主に使われています。
形状は、餌に混ぜる粉末タイプの物が多く、ご飯と一緒に噛んで食べる事で口腔ケアができる商品が人気です。
他にも、高齢のペット向けに、白内障や黄斑変性症などの目のトラブル防止目的で、DHAやEPAの様な炎症成分を配合したアイケアサプリや、ビオチンを初めとしたビタミンやミネラルを配合した毛並みのハリやツヤをサポートするサプリメントも人気です。
監修者のついた商品も人気
ペット用サプリメントはペットフード扱いですが、言葉の喋れないペットに与える物ですので、安心して使える物が求められています。
安心できる情報の一つとして、獣医師などの専門医の監修がついた商品も市場に増えてきています。
専門医の知識を活かして作られた商品は説得力も高く、また安心して使用できる為人気が高まっています。
まとめ
ペットの高齢化は今後ますます進む事が予測され、飼い主のペットに対する健康意識もさらに高まる事が考えられます。
特に、健康の基本である食事を重要視する飼い主は多く、ペット用サプリメントを取り入れた栄養管理がより一般的になると予測されます。
ペット用サプリメントは種類別や目的別など細かく分類されている為、商品を作る場合はペットへの悩みや需要などをしっかり調査して製造しましょう。
SUNAO製薬ではペットサプリメントのOEM製造もお受けしております。製造をご検討中の方はお気軽にお問い合わせください。