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OEM(受託製造)コラム

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サプリメントの形状と特徴を解説。各形状のメリット・デメリットも。

打錠、ソフトカプセルなどが容器に入れられている写真

サプリメント(健康食品)には、いろんな形状があります。

ソフトカプセル、ハードカプセル、錠剤、粉末、ドリンク、最近ではペーストやグミなどのサプリメントも登場しています。

原料によって適している形状・適さない形状が存在します。

それぞれの形状の特徴やメリット・デメリットを確認して、サプリメントの製造販売を検討されている方は、ロットなどと形状も検討をするようにしましょう。

この記事ではサプリメントの主な形状とその特徴について解説しています。

SUNAO製薬ではサプリメント・健康食品のOEM製造を受け付けております。

サプリメントの形状や特徴についてご不明な点が有りましたら、お気軽にお問い合わせください。

実際にご検討中のサプリメントがどの形状に適しているかは、処方検討時・お見積り時にご提案させていただきます。

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サプリメントの形状の選び方のポイント

サプリメントには複数の形状があり、それぞれ内容物や原料と形状との相性により製造できる場合・できない場合があります。

もしご使用になりたい原料が決まっているのであれば、早い段階で形状についてご相談ください。

製造時のオススメの形状の例

 粉末原料匂い・味が強い原料水分が多い原料油分が多い原料

粉末

錠剤(打錠)

ソフトカプセル

ハードカプセル

※原料の性質や配合により対応できない場合があります。

匂いや味が強い素材でも、素材そのものを味あわせる場合には、粉末のまま製造することもあります。

もし打錠で味や匂いを抑えたい場合・揮発性の原料を錠剤にする場合は、糖衣(砂糖などを混ぜた賦形剤で包む)処理を施すことで対応する方法があります。

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プラスチックボトルから錠剤がこぼれている写真

もちろん、費用にも大きさは影響が出ますので、おすすめの形状は処方検討時・お見積り時にご提案させていただきます。

粉末

サプリメント 粉末の写真

乾燥した素材を細かく砕いたものや、原料となる成分をアルコールや水で抽出して乾燥させたものが粉末です。

純度が高く成分が損なわれにくい反面、『顆粒』は、この粉末を水などに溶けやすく加工したものです。粉末に比べて純度が落ちる分、飲みやすいというメリットがあります。

粉末と顆粒の違いについては、別記事で解説しておりますのでご参照ください。

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粉末を金属製のスプーンで掬っている写真

粉末茶やプロテインはチャック付きアルミ袋をパッケージとして利用しますが、調味料のようにふりかけて使う商品は、瓶やプラボトルが使われることもあります。

小分けにて封入したスティック分包は、使い切りサイズとして便利なのでお茶などに使われます。

粉末のメリット

素材を粉末化する場合には水分値が下がり微生物の増殖が抑えられるので、長期間保存できるようになります。

また、栄養素が濃縮されるので、少量でたくさんの成分を含有することができます。

プロテインやお茶など水などに溶かして飲む場合には、粉だけ配送することで商品の体積が小さくなるので、配送料を抑えることができます。

粉末のデメリット

粉末は湿気に弱かったり、素材そのものの風味や匂いがするので、そのまま食べたり混ぜたりするのが難しい場合もあります。

また、粉をそのまま飲む場合には喉の粘膜に張り付いてしまい飲みにくいと感じる方もいらっしゃいます。

プロテインや健康茶のように水に溶かして飲むか、錠剤にすると飲みづらさを解消する事ができます。

粉末に適したサプリメント

プロテインや、素材をそのまま食べやすく製粉した商品(お茶や青汁など)

粉末のサプリメントの製造を相談する

錠剤

サプリメント 錠剤の写真

錠剤(打錠)は市場に最も流通しているサプリメントの形状で、医薬品の場合、生産量は全剤形の30%以上と言われています。
粉末を圧縮して整形し、小型で飲みやすいのが特徴です。

小さいものは直径5mmから大きなものはチュアブルタイプまで製造することが可能で、粒の大きさを選ぶことができます。

工場により変わりますが、形もラグビーボール型・ハート型など多彩で、粒自体にマークを入れることも可能です。

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手のひらに錠剤を乗せている写真

パッケージはジップ付き袋、プラボトル、ガラスボトルなどに入れるのが一般的です。

錠剤のメリット

比較的低価格で製造でき、一度にたくさんの錠剤をつくる大量生産に向いているので、大ロットで製造する場合におすすめです。

錠剤のデメリット

工場によっては最小ロットが決まっているので、形状によってはロットが多くなってしまう場合があります。

粒を固める賦形剤(ふけいざい)がコーティング剤など添加物を配合するため、成分の純度は粉末に比べると低くなってしまいます。

また、打錠は粒が小さいので、1粒で多量の成分を補給することは出来ません。

錠剤に適したサプリメント

粉末の状態で飲みにくい成分を固めることによって、手軽に飲めるのが打錠です。

原料の苦みが強い、粉が舞うなど粉末では飲みにくさを感じる場合には、打錠にすると良いでしょう。

錠剤のサプリメントの製造を相談する

ソフトカプセル

サプリメント ソフトカプセルの写真

ゼラチンなどで出来たツルンとした皮膜に覆われたカプセルで、液体と固体(一部粉末など)を同時に加工・充填することが可能です。

固形のサプリメントで、魚油やビタミンA・ビタミンD・ビタミンEといった脂溶性ビタミンなどオイル系の素材を配合できるのはこのソフトカプセルだけです。

純度が高い成分を変質させず高配合させることが可能ですが、被膜に厚みがあるためハードカプセルに比べると純度は劣ります。

気密性が高いので、内容物の安定性が非常に高いのも特徴です。

また、工場によりますが、ラグビーボール型以外にもハート型などあり、カプセル自体の色付けも可能です。

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ソフトカプセルが並んでいる写真

ソフトカプセルのメリット

被膜があるので、素材の匂いや味をマスキングすることができ、飲みにくい素材を飲みやすくすることができます。

ソフトカプセルのデメリット

粉末のみをソフトカプセルに充填することはできません。

ソフトカプセルに適したサプリメント

脂溶性の原料(ビタミンA・EPA・脂肪酸など)

ソフトカプセルのサプリメントの製造を相談する

ハードカプセル

サプリメント カプセルの写真

デンプンやゼラチンで出来た円筒形のカプセルに、粉末(もしくは顆粒)や液体を充填したもので、比較的多くの種類の素材の封入に対応できます。

製造工程で使用される添加物が少なく、素材に掛かる負荷も少ないため、成分を変質させず多く配合させることが可能です。

内容物の安定性も高く、粉末のような飲みにくさもありません。

サイズが0号(全長約22.0mm)〜3号(約16.0㎜)までの4種類があり、サイズが大きいほど内容量が多くなります。
ただし、0号サイズは現実的には大きすぎて飲みにくいので、粒を分けて飲みやすくします。

ハードカプセルのサイズについては別の記事で解説しています。

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ハードカプセルを指でつまんでいる写真

プラボトルやガラス瓶に入れ販売されることが多く、手軽に持ち運べるチャック付き袋で販売される場合もあります。
一回分の粒を三方分包に入れた包装形態もよく使われます。

ハードカプセルのメリット

カプセルで匂いや味を隠すこと(マスキング)が出来るので、そのままでは飲みにくい原料の味・臭いを抑えて飲みやすくすることができます。

またカプセルも透明のもの、色付きのものとバリエーションが豊富で、商品イメージに合わせて選択することができます。

ハードカプセルのデメリット

ハードカプセルは、打錠に比べればやや飲みにくさを感じやすい形状です。

粒の大きさの規定があり、大きくすれば成分をたくさん入れることはできますが、飲みにくくなってしまいますので粒を分けるなどの工夫が必要です。

また、油分の多い原料は充填できません。その場合にはソフトカプセルに充填をおすすめします。

水分の多い成分を封入する場合にはカプセルと化学変化をおこす場合があります。

事前に工場と確認をしましょう。

ハードカプセルに適したサプリメント

油分の多い原料以外は、粉末・顆粒もふくめ多くの種類を入れられるので、多くのサプリメントで利用できます。

ハードカプセルのサプリメントの製造について問い合せる

サプリメント形状のまとめ

使用する原料や効果との相性により、製造に適した形は変わります。どの形状が最適かどうかは、判断するには専門的な知識が必要です。

SUNAO製薬では、ご相談いただいたサプリメントの原料に合わせ、形状をご提案させていただきます。

また、特殊な形状での製造のご希望の場合でも、対応できる協力会社での製造調整を行います。

形状のご相談以外にも、処方や原材料についてのご質問も受付ておりますので、お気軽にお問い合わせください。

原料と形状の相性など、お気軽にご相談ください。

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