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【注目トレンド】アップサイクルを意識した商品づくりの紹介

規格外の様々な野菜が並んでいる様子の写真

近年、アップサイクルという言葉がトレンドになっています。

アップサイクルとは、廃棄する物を再利用して商品作りをする事による地球環境保護を目的とした方法の1つです。

食品業界でもアップサイクル商品が注目されており、農畜産物をどう廃棄させないかという意識が高まっています。

この記事では、アップサイクル食品についての解説と、アップサイクルを意識した商品づくりのアイデアについて紹介します。

これから、商品の製造を検討されている方はこの記事を参考にしてください。

SUNAO製薬では、サプリメントのOEM製造を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

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アップサイクルとは

廃棄されている野菜の写真

アップサイクルとは、本来は廃棄されるはずの製品に新たな価値を与えて別の製品に再生する事です。「創造的再利用」とも呼ばれています。

近い名称でリサイクルやリメイクがありますが、アップサイクルとは異なります。

アップサイクルは製品その物の特徴を生かして再利用するのに対し、リサイクルは一度資源に戻してから新しい物を作り出します。

リメイクは、何かを付け加えたり色味を変える等の手を加えた物の事を言います。

食品においてのアップサイクル商品は「本来は人間の商品にまわらない材料を使い、検証可能なサプライチェーンで調達・生産された、環境に対して良い影響を与えるもの」と定義付けられています。

例として、野菜の皮や茎、芯などの不可食部を使った商品や、消費しきれずに廃棄されてしまう食材を使用して作られた商品などがあげられます。

アップサイクルが意識されだした背景

アップサイクルが意識されだした背景として、大量生産・大量消費の社会の中で、衣料品や食料品など全てにおいて廃棄される商品の多さと、それによる地球資源の枯渇の問題が浮き彫りになってきている事があげられます。

持続可能な生産消費形態を確保する為に、生産する側も消費する側も行動や考えを変えていく必要があると物作りに対する考えが見直されています。

SDG’sの目標のうち、目標12の「つくる責任使う責任 -すべての人の意識と行動をシフト」が最も関わりが強く、製品を再利用する為のエネルギーを必要としないアップサイクルの手法が、持続可能な再利用の方法として注目されています。

アップサイクル製品を作るメリット

アップサイクルの原料になるものを生産していれば、それをそのまま使用できる為仕入れコストを削減する事ができます。

また、本来廃棄する物を使用する為、廃棄費用やリサイクル費用を抑える事ができる点もメリットの1つです。

さらに、アップサイクル食品を製造している事は、地球への負荷の軽減など地球環境保護にも関わる為、企業イメージの向上にも繋がるでしょう。

アップサイクル商品を作るデメリット

アップサイクル商品は、使用可能な規格外品が出た時のみ作る事ができる為、原料の安定供給ができない点はデメリットです。

しかし、アップサイクル商品の本来の目的は、商品の安定供給ではなく廃棄物を再利用する事での地球環境保護です。

原料の安定供給ができず廃棄がでた時のみになっても、本来の目的が伝わっていればデメリットにはならないでしょう。

アップサイクルの商品づくりのアイデア

野菜を前に考えている女性の写真

廃棄物や規格外品を利用した商品作りはストーリー性や共感力が強く、商品の付加価値を高めてくれます。

商品を製造した際は、販売ページに思いや考えを記載して共感してくれるファンを作り、販売促進につなげると良いでしょう。

ここではアップサイクルの商品作りのアイデアについて紹介します。

みかんの皮を使用したサプリメント

乾燥して粉末化できる原料であれば、サプリメントとして製造する事ができます。

例として、みかんの外側の皮や房の袋は通常廃棄される物ですが、ポリフェノールの1種であるヘスペリジンやカロテノイドの1種であるβークリプトキサンチンなどの栄養素が豊富に含まれています。

抗酸化作用が強い為、美容サプリとして使用できますし、免疫力の向上や生活習慣病の予防効果もあるので、目的別の健康サプリとしても製造可能です。

搾りかすを使用したプロテイン

ビール製造後に出る麦芽のかすや、日本酒を製造する時に出る酒粕の様な製造過程で出る搾りかすを使用して製造したプロテインです。

水に溶かすタイプのプロテインだけでなく、バータイプの商品も作る事ができます。

プロテインはタンパク質を含む食材であれば、作る事が可能です。

規格外の食品を使用したペットフード

形や大きさなどで規格外となった野菜を使用して製造したペットフードです。

海外では既に商品化して販売している国もあり、サツマイモや人参などを使用しています。

規格外となった農産物は割引で販売される事もありますが、廃棄される物も多くあります。

その為、規格外の野菜を使用した商品作りは、食品ロスの削減に貢献できます。

野菜の廃棄部分を使用したスナック菓子

ブロッコリーの茎やサツマイモの皮、大根の皮など、通常は廃棄される部分でもスナック菓子に加工すれば美味しく食べる事ができます。

スナック菓子以外にも、チョコレートに混ぜてチョコクランチの様な商品にしたり、クッキーに混ぜてベジタブルクッキーにしたりと色々な使い方があります。

アップサイクルを活用したSUNAO製薬での商品づくり事例

九州ドライベジ イメージ写真

アップサイクル商品は既に製造・販売されています。

ここでは、実際にSUNAO製薬で販売やOEM製造した事例を紹介します。

規格外の野菜を使った、乾燥野菜

SUNAO製薬で運営しているオンライン通販ショップ「すなお食堂」では、九州ドライベジという乾燥カット野菜を販売しています。

九州産のキャベツや人参、玉ねぎをカットして乾燥させており、お湯で戻すことで手軽に野菜が取れる、便利な商品です。

使われている野菜は、規格外品の野菜を使っているので、アップサイクルを実現した商品です。

廃棄される野菜を活かした女性向けサプリメント

ある地方で大量に廃棄されている野菜に着目され、OEMでサプリメント製造できないかとお問い合わせいただきました。

その野菜自体は一般的なもので粉末化も容易にでき、含まれる栄養素も認知されていましたので、機能性の高い栄養素と組み合わせて製造させていただきました。

廃棄される野菜をアップサイクルで製品化し販売されています。

廃棄される不可食部位を活かしたプロテイン

生産農家さんからのお問い合わせいただき、生産している野菜を育てるうえで食べられずどうしても廃棄しなけれ行けない部分をなんとか商品にできないか?とご相談いただきました。

今まで原料として利用したことのない部分でしたが、粉末加工して成分を分析したところ、ある成分が豊富に含まれていることがわかり、商品化の方向性が決まりました。

原料をご提供いただき、OEMでサプリメントとして商品化させていただきました。

アップサイクルを意識した商品作りのまとめ

野菜と粉末化して小皿に盛られている粉の写真

アップサイクルは、持続可能な再利用の方法として注目されている手法です。

地球への負荷の軽減など地球環境保護にも関わる為、今後も意識していくべき考え方であると言えます。

粉末化できる廃棄食材であればサプリメントとしても活用しやすい為、今後新しい商品の製造を検討する際は、再利用できる原料はないか探してみても良いでしょう。

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粉末原料の写真

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