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アルギニン

原料のご紹介

エナジーケアから美容まで、万能素材「アルギニン」

アルギニン(L-アルギニン)は、準必須アミノ酸として知られており、体内で一部合成されます。

成長期やストレス状態、病気のときには、サプリメントなどから摂取する必要があります。

アルギニンは、血流改善、成長ホルモンの分泌促進、傷の回復サポートなど、幅広い生理機能を有しています。

サプリメントでは、血流促進や筋力サポート、疲労回復、男性機能の改善目的の商品が多いです。

化粧品では、角質層において水分を保持する働きを活かして、スキンケアやヘアケアアイテムに配合されています。

アルギニンに期待される効果

サプリメントで期待される効果

血流改善

アルギニンは体内で一酸化窒素(NO)の前駆体として機能し、血管内皮でNOを生成します。

NOは血管拡張作用を持ち、血流の改善や血圧の調整をサポートします。

研究結果によると、末梢動脈閉塞性疾患の患者において、アルギニン補給が血管機能を改善し、間欠性跛行(痛み・しびれによる歩行障害)の症状が軽減されたと報告されています。

参考文献:Rainer H. Böger他、L-Arginine Improves Vascular Function by Overcoming the Deleterious Effects of ADMA,a Novel Cardiovascular Risk Factor

筋肉増強・運動パフォーマンスの向上

アルギニンは、成長ホルモンの分泌促進や血流改善を通じて、筋力増強や運動パフォーマンスの向上をサポートします。

論文によると、持久力や高強度の運動において、アルギニンの効果が報告されています。

参考文献:Aitor Viribay他、Effects of Arginine Supplementation on Athletic Performance Based on Energy Metabolism: A Systematic Review and Meta-Analysis

創傷治癒

アルギニンは、コラーゲン合成や血管新生を促進し、創傷部位への血流が改善され、組織の修復を促進すると言われています。

論文によると、アルギニン補給により、修復コラーゲン合成の指標であるヒドロキシプロリンの蓄積を著しく増加させることが確認されています。

参考文献:S J Kirk他、Arginine stimulates wound healing and immune function in elderly human beings

勃起機能の改善効果

アルギニンは、血管性勃起不全(ED)の改善にも効果が確認されています。

研究結果によると、ED患者に対し、1日6gのL-アルギニンを3ヶ月間投与した結果、国際勃起機能スコア(IIEF-6)および陰茎動脈の収縮期血流速度(PSV)が有意に改善されました。

参考文献:D. Menafra他、Long-term high-dose l-arginine supplementation in patients with vasculogenic erectile dysfunction: a multicentre, double-blind, randomized, placebo-controlled clinical trial

化粧品で期待される効果

保湿効果

肌のうるおいは、天然保湿因子(NMF)と呼ばれる成分群によって保たれています。

NMFは肌内部で水分を引き寄せる働きを持ち、その中でも尿素は重要な構成要素のひとつです。

アルギニンは、この尿素の前駆体として機能し、肌が自らうるおう力を支えます。

実際に、2.5%アルギニン塩酸塩軟膏をアトピー性皮膚炎や高齢者の乾燥肌に4週間塗布した臨床研究では、角質層の尿素量が有意に増加し、それに伴い肌の水分量も持続的に上昇したことが報告されています。

つまり、アルギニンは肌内部で尿素の生成を助けることで、肌本来の水分保持力を高め、内側から保湿効果を発揮すると考えられます。

参考文献:P Nenoff他、Topically applied arginine hydrochloride. Effect on urea content of stratum corneum and skin hydration in atopic eczema and skin aging

毛髪内部の補修

アルギニンは、毛髪の補修効果も期待されています。

研究によると、加齢に伴う毛髪内部のL-ヒスチジンおよびL-アルギニンの減少が、毛髪のパサつきに関連していることが明らかになりました。

これらのアミノ酸(L-アルギニンなど)を毛髪内部に効率よく浸透・滞留させることで、毛髪の補修効果が期待されます。

参考文献:森部利江他、塩基性アミノ酸による毛髪内部補修技術の開発

一日推奨摂取量

明確には定められていませんが、一般的には2,000〜4,000mg/日とされています。

化粧品表示名称

アルギニン

アルギニンでサプリメント・化粧品を製造する場合

アルギニンは、内外からのケアにおいて幅広い効果が期待できる多機能成分です。

サプリメントでは、カプセル・パウダー・ドリンクなど様々な剤形で製品化されており、特にエナジーサポートや男性機能のイメージが強く、配合するだけで製品コンセプトを自然に伝えることができます。

エナジーケアにはオルニチン、男性機能サポートにはシトルリンとの組み合わせが相乗効果を期待できるため、併用設計がおすすめです。

化粧品では、保湿やpH調整剤として活用され、化粧水・乳液・クリームなどに幅広く配合可能です。

ヘアケアアイテムでは、シャンプーやトリートメント、コンディショナーなどに採用されており、毛髪補修や血行促進などを目的とした処方に適しています。

アルギニンを使ったサプリメント、化粧品の製造をご検討の場合は、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。

本ページに記載されている内容は、健康食品・化粧品などの製造を検討されている方を対象として掲載しております。一般の方への提供を目的した情報掲載ではございません。

サプリメントや健康食品、化粧品の製造販売をご検討中の方はお気軽にSUNAO製薬までお問い合わせください。

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