レチノール
原料のご紹介
細胞を活性化するレチノール
レチノールは、油溶性ビタミンであるビタミンAです。
皮膚において、細胞がそれぞれの役割に合わせて成長・変化するよう調整する働きを担っています。
レチノールは、皮膚に塗布したときに血液のビタミンA量が増加することから、真皮まで浸透すると考えられます。
レチノールは、食品と化粧品でそれぞれの効果があります。
食品として使う場合には、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたり、薄暗いところで視力を保つ働きがあります。
また、最近の研究で上皮細胞で発がん物質の効果を軽減するといわれています。
化粧品として使う場合には、表皮ヒアルロン酸産生促進による抗シワ作用や表皮角化細胞増殖促進によるターンオーバー促進作用があります。
レチノールに期待される効果
目や皮膚の粘膜の健康維持
レチノールは、細胞の成長促進や再生を促すヒアルロン酸を産生し、細胞修復を促進します。
細胞修復を促すことで、目や皮膚の粘膜の健康維持の効果を期待できます。
免疫細胞の働きを活性化
レチノールには、体のバリア機能を高めて、菌やウイルスなどの侵入を防ぐことができます。
また、免疫細胞に作用して免疫反応を活発にする働きもあります。
薄暗いところで視力を保つ
レチノールは、視細胞での光刺激反応に関与する物資の合成に関与し、薄暗いところで視力を保つ働きがあります。
恒常性の維持
レチノールは、細胞内を正常に維持しようとする働きを助けます。
血中レチノール濃度が上昇することで、がんの進行が抑制されたという研究結果もあります 。(参考文献
:高橋 典子著 ビタミンAとその誘導体によるがんの予防と治療—細胞の分化と増殖— https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/144/2/144_23-00184/_html/-char/ja)
肌のハリ・弾力アップ
レチノールは、コラーゲンやヒアルロン酸の生成、エラスチンの質向上に関与し、肌のハリや弾力をアップします。
シミやニキビ跡の改善
レチノールは、表皮のターンオーバーを促進する作用があります。
余分な角質が取り除かれることで、メラニン色素が排出されやすくなり、シミやニキビ跡、くすみの改善が期待できます。
ニキビの予防
レチノールで肌のターンオーバーが促進されると、余分な角質が排出されます。
ニキビは毛穴の詰まりによって起こるため、レチノールによりニキビができることを予防できます。
一日推奨摂取量
年齢によって異なりますが、成長期の子どもで500~900µgRAE、大人では650~900µgRAEと言われています。
化粧品表示名称
レチノール
レチノールでサプリメントまたは化粧品を製造する場合
レチノール原料は、粉末や液体の形状で販売されています。
サプリメントでは、錠剤だけでなく液体タイプの製品も多く製造されています。
化粧品では、シミやシワにアプローチする化粧水や美容液が多いです。
ここ数年、海外でもレチノール配合の化粧品は話題性が高まっています。
製造する際の注意点として、水には溶けにくい性質があるため、処方を検討する必要があります。
レチノールを使ったサプリメント、化粧品の製造をご検討の場合は、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。
本ページに記載されている内容は、健康食品・化粧品などの製造を検討されている方を対象として掲載しております。一般の方への提供を目的した情報掲載ではございません。
サプリメントや健康食品、化粧品の製造販売をご検討中の方はお気軽にSUNAO製薬までお問い合わせください。