OEM(受託製造)コラム
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OEMで失敗しないコンシーラーの作り方を解説します。
メイクアップ用品の一つにコンシーラーがあります。
コンシーラーは、クマやシミなど気になる部分をカバーする為の化粧品です。
クマやシミは多くの方が悩みとして抱えていますが、とあるアンケート調査の結果によると、シミの悩みが出やすい40代女性ではコンシーラーの使用率は36%という結果でした。
また、別のアンケートでは肌悩みの第2位にシミが挙げられている事や、近年男性でもコンシーラーを使用している方が増えてきている事から、今後の市場の成長が期待できます。
この記事では、コンシーラーをOEM製造する為のポイントについて紹介します。
これから商品作りを検討されている方は、この記事を参考にしてください。
SUNAO製薬では、化粧品のOEM製造を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
目次
コンシーラーとは
コンシーラーとは、ファンデーションではカバーしきれない目元のクマやシミ、そばかす、毛穴などの気になる部分をピンポイントでカバーする為のアイテムです。
ファンデーションと比べてカバー力に優れているのが特徴です。
メイクの順番でコンシーラーを使うタイミングはファンデーションの種類によって変わりますが、主にファンデーションの前後に使用します。
気になる部分にコンシーラを少量乗せて、指やスポンジで優しくタッピングしながら肌に馴染ませていきます。
リキッドタイプやスティックタイプなど形状に種類があり、テクスチャーやカバー力、色味などそれぞれの特徴が違う為、商品を作る際はターゲットの悩みをより解決しやすい仕様を選ぶと良いでしょう。
コンシーラーが選ばれる際のポイント
消費者が商品の何を重要視して選ぶのかを知る事は、商品作りにおいてとても重要です。しっかりと把握しておきましょう。
ここではコンシーラーが選ばれる際のポイントについて紹介します。
カバー力
コンシーラーを使用する一番の目的は、シミや毛穴など気になる部分を隠して肌を綺麗に見せる事です。
その為、商品にどの位のカバー力があるのかが、消費者が商品を選ぶ際に最も重要視しているポイントとなります。
色
コンシーラーは肌に馴染ませるように使用する為、肌色に最も近い商品を選びます。
東アジア系や日本人向けはベージュをベースとした肌の色が殆どですが、その中でも明るめや暗め、黄色味が強い、赤味が強いなどの違いがあります。
その為、微妙な肌の色味の違いにも対応したカラーラインナップが求められています。世界に目を向けると肌の色のバリエーションは多数な為、ある程度ターゲットを絞った商品作りが必要となります。
香り
無香料のコンシーラーも販売されていますが、使用する基剤によっては匂いがある物もあります。
基剤とは商品のベースとなる成分の事で、必ず使用しなければ商品を作る事はできません。
コンシーラーは顔に使用する物なので、ダイレクトに香りを感じやすい商品です。
その為、匂いのある基剤を使用する場合は、香料を使用して調整する必要があります。
その他の機能性
その他に、シミ防止対策となるUVカット機能のあるコンシーラーも人気です。
また、敏感肌の方や無添加化粧品を好む方向けに、鉱物油(ベビーワセリンやミネラルオイル)フリーでも作る事は可能です。
しかし、その場合カバー力などの機能性は落ちてしまう為、どの点を優先して作るか検討する必要があります。
コンシーラー製造の流れ
コンシーラーの製造は、まず希望の配合を検討した後に、その配合に沿った試作を行います。
もし、カバー力や使用感などが希望と違う場合は、配合を検討し直して再試作を行い処方を決定します。
試作後は、製造に向けて原料や容器などの手配、パッケージデザインの作成など必要な物の準備を行い本製造に入ります。
本製造が終了した後は、倉庫に納品されて製造完了となります。
コンシーラーは、カバー力や使用感がとても重要になる為試作は必ず必要です。
試作は1度ではなく何度か行う可能性もある為スケジュールは余裕をみて組みましょう。
コンシーラーで使われる包装容器
コンシーラーは、チューブ型、スティック型、ペン型など色々な形状があります。
容器の素材も、プラスチックや金属、ガラスなど様々です。
形状によって、濃いシミをカバーするのが得意な物、目元のクマを隠すのが得意な物と特徴に違いがある為、ターゲットの需要に合わせて選びましょう。
工場によって充填できる容器が異なる為、希望の容器がある場合は対応可能かどうか事前に製造委託先に確認をしましょう。
化粧箱で容器をカバー
コンシーラーはそのままで販売されている商品も多くありますが、化粧箱に入れて販売する事をおすすめします。
化粧箱に入れると商品を傷や汚れから保護する事ができます。又、高級感を演出できる為、高価格帯で販売する場合は特に化粧箱に入れて販売すると良いでしょう。
小ロットで製造を始める注意点
コンシーラーを小ロットで製造できる工場は少なく、最低でも1000本からの製造となります。
コンシーラーは色数の選択肢がある方が好まれますが、初めから色数を増やして製造するのは、費用面や在庫面から見ても得策ではありません。
初めは、多くの方が使いやすい色味の物を販売し、販売状況の様子をみて増やしていくのが良いでしょう。
容器は、オリジナルで作ることもできますが、その場合費用と時間がとてもかかります。汎用品を利用すればどちらも最小限に抑える事ができる為おすすめです。
コンシーラーのOEM製造のまとめ
肌悩みの上位に挙がるシミを隠す事のできるコンシーラーは、近年男性でも使用している方が増えメンズコスメ市場も拡大している事もあり市場の成長が期待できるカテゴリです。
コンシーラーは肌に馴染ませて使う為、肌の色の特徴に合わせていくつか色味違いの商品を販売する事が多くあります。
しかし、初めからカラーラインナップを揃えてしまうと在庫や費用面での負担が大きくなります。
その為、ターゲットを絞り、ニーズに応えた商品を1つ作り、様子を見ながら色数の増加を検討するのが良いでしょう。
SUNAO製薬では化粧品のOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。