OEM(受託製造)コラム
BLOG
オリジナル化粧品を作るならOEM|資格なし・低リスクでの始め方

オリジナル化粧品を作りたいと考えている方、自分でオリジナル化粧品を開発して販売できるのか気になりますよね。
結論、適切なOEMメーカーに依頼すれば、資格なし・低リスクでオリジナル化粧品の製造ができます。
この記事では、
- オリジナル化粧品で副業や起業・ブランドの立ち上げをしたいと考えている方
- オリジナル化粧品の製造販売方法やメリット・デメリットが知りたい方
- オリジナル化粧品を作るための実践的なステップを知りたい方
に向けて、オリジナル化粧品製造の流れと注意点、メリット・デメリット、具体的なアクションについて説明しています。
この記事を参考に、ぜひオリジナル化粧品づくりへの第一歩を踏み出してください。
SUNAO製薬では、化粧品のOEM製造を行っております。
化粧品の製造をお考えの方は、公式LINEやお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
目次
未経験でもオリジナル化粧品は作れる
化粧品事業は、コロナ禍で業績が落ちていた2021年を境に年々V字回復中です。
美容への関心が高まり、ニーズも多様化しています。
そんな中、「世の中にこんな化粧品があればいいのに」と思い、オリジナル化粧品開発を考えている方もいらっしゃるかと思います。
でも、「そもそも私に作れるのかな」と不安に思いますよね。
実は未経験からでも、OEMメーカーに依頼すればオリジナル化粧品を作って販売できます。
次の項で、オリジナル化粧品づくりが向いている人の特徴を説明します。
オリジナル化粧品はこんな人にぴったり
オリジナル化粧品は、誰でも作れますが、特に次のような方が向いています。
美容・健康に関する仕事の経験や知識がある
美容・健康に関する知識がある方は、化粧品づくりに活かせる強みがあります。
特に、仕事で美容・健康関係の仕事をしていた方は、化粧品に関する知識や経験が定着しており、オリジナル化粧品づくりのセンスが良い方が多いです。
職業の具体例としては、化粧品メーカー社員や化粧品販売員、メイクアップアーティスト、美容師、エステティシャン、美容皮膚科スタッフなど医療従事者、美容家、インフルエンサーの方などが挙げられます。
これまでの経験値を活かして、高い品質・機能性のオリジナル化粧品の開発ができます。
美容に強いこだわりがある
美容にまつわる自身の経験がある方の中には、他とは一線を画す新たな価値のある化粧品を作る方がいます。
例えば、敏感肌で特定の化粧品しか使用できない方や独自のメイクでコンプレックスを払拭した経験のある方などです。
美容ニーズの多様化に伴い、独自性のあるものやストーリー性のあるものが選ばれる傾向にあります。
美容に詳しく、ニーズをわかっている
普段から美容に関する新情報やトレンドに敏感な方は、市場のニーズを理解していることが多いです。
例としては、化粧品販売員やインフルエンサーなど、情報収集しながら発信を日常的にしている方が挙げられます。
普段から美容に触れているため、最新のニーズやトレンドを意識した化粧品づくりができます。
商品力を高めるために大事なオリジナル化粧品製造の流れ
次に、化粧品OEM製造の流れについて説明します。
オリジナル化粧品は、ただ化粧品を作っただけでは売れません。
失敗しないためには、どんなコンセプトの商品かということや、どういう戦略で販売するかを考えて作ることが大切です。
売れる化粧品にするためのオリジナル化粧品の企画・製造の流れをご説明します。
1.コンセプト設定
化粧品を開発する際には、コンセプト設定が非常に重要です。
まず「どんな人に」「どんな悩みを解決できるか」を明確にし、そのためにどんな化粧品が適しているかを考えます。
ターゲット
ターゲットは「どんな人に向けた商品にするのか」を考えます。
性別、年齢、ライフスタイル、関心事などを整理し、誰に向けた商品なのかを具体的に決めます。
多くの企業は「ペルソナ」と呼ばれる、ターゲットとなる人物像を設定します。
ターゲットの課題
次に、ターゲットが抱える悩みやニーズを考えます。
ターゲットがどんな問題を抱えているのかを明確にし、その課題に対応できる商品を作ります。
ニーズを理解するために、インタビューやアンケート、SNSの分析などを行います。
課題の解決方法
ターゲットの課題に対して、どんな化粧品が解決策となるかを考えます。
競合と差別化できる点が重要で、成分や機能性、使用感などで独自性を出すことが大切です。
実現させたい未来
化粧品を使用することで、ターゲットにどんな良いことがあるのかを考えます。
これが「ベネフィット」と呼ばれる部分で、単なる商品を超えた価値(例:生活の質が向上する、心地よい使用感を得られる)を提供することが大切です。
顧客が価値を感じれば、「買いたい」と思い、長期的に愛用してもらえる可能性が高まります。
2.販売戦略
商品仕様が決まったら、次は販売戦略を考えます。
販売戦略では、ターゲットに対してどのように商品をアピールし、どこで販売するか、どのように宣伝するかを決定します。
訴求ポイントの伝え方
ターゲットに、オリジナル化粧品に対してどのような印象を持たせるかを考えます。
ターゲットが魅力を感じる特徴(例:高保湿、敏感肌にも優しい)を明確にし、それをどのように伝えるかを検討します。
特に、化粧品の場合には、魅力的なキャッチコピーやパッケージデザインも重要な要素です。
ただし、効果効能は何でも謳えるわけではなく、薬機法を守って表現する必要があります。
表現できる効果効能については、厚生労働省の化粧品の効能の範囲についての資料をご確認ください。
販売経路
販売経路を決める際は、ターゲットがどこで買うかを考慮します。
実店舗や自社オンラインショップ、ECモール(楽天、Amazon)など、ターゲットが使う販路を選択します。
ターゲットにとって最も便利でアクセスしやすい場所を選ぶことで、手に取ってもらえる可能性が上がります。
PR方法
ターゲットに商品をどう伝えるかを考えます。
ターゲットが普段触れるメディア(SNS、テレビ、雑誌広告、中吊り広告など)を活用し、効果的にアプローチします。
どのタイミングで広告を出すかや、ターゲットがよく見るメディアを選ぶことがポイントです。
3.化粧品製造
商品企画・販売戦略が決まれば、OEMメーカーに依頼してオリジナル化粧品の製造に入ります。
OEMメーカーに依頼した場合に発生する工程を説明します。
化粧品仕様すり合わせ
商品企画・販売戦略が決まれば、OEMメーカーに依頼してオリジナル化粧品の製造について打ち合わせを始めます。
そこで、商品仕様の確認を行い、どういう化粧品を製造するのか認識をすり合わせましょう。
また、化粧品は通年売れるアイテムや、季節によって売れ行きが伸びるアイテムがあります。
季節によって売れ行きが変わるアイテムの場合には、販売が希望時期に間に合うように製造に必要な期間も確認しておきましょう。
見積作成・金額の確定
商品仕様が決まると、製造費の見積が出ます。
見積金額が予算に合うか確認し、合わない場合には仕様を変更するなどして調整します。
スケジュール確認
商品仕様・金額が定まれば、製造工程やスケジュールが大まかに伝えられます。
物によっては、2〜3か月製造にかかることがありますので、その間に販促の準備を進めましょう。
製造
スケジュールまで決まれば、OEMメーカーが工程を進めます。
進捗状況の報告や仕様の詳細確認は必要に応じてありますが、製造から納品までには、細かく打ち合わせすることはありません。
納品
商品が出来上がれば、指定の送付先に配送されます。
化粧品の品質確認のための検品を行い、販売をスタートさせましょう。
オリジナル化粧品製造の注意点
オリジナル化粧品を作る際には、以下のような注意点があります。
必ず確認して、スムーズに製造できるようにしましょう。
納品まで一貫してできないところもある
メーカーによっては製造の工程以外(容器などの資材やデザインの準備)ができないこともあります。
その場合は、できない工程を別の会社に依頼する必要がありますので、ご注意ください。
初期費用はある程度の準備が必要
商品の製造には、最小ロット分の製造費用が必要です。
そのため、ある程度まとまった費用は準備しなくてはなりません。
また、先入金のOEMメーカーもあるため、事前に資金を用意しておきましょう。
費用感については見積をもらい、早めに情報を集めることをおすすめします。
こだわると製造期間が長くなる
スケジュール確認の際に、大まかな納期は伝えられますが、予定より長引いてしまうことは意外とあります。
主な理由としては、「OEMメーカー側の理由」と「依頼者側の理由」があります。
OEMメーカー側の理由としては、希少な原料の確保や工場ラインの確保が難しいなどの状況が挙げられます。
依頼者側の理由として多いのは、こだわりが出てきた場合です。
化粧品の製造では、試作品を作ることができます。
試作で気になる点が出てくると「もっと良くしたい」と思い、仕様を変えられる方もいらっしゃいます。
仕様変更を繰り返すことで、予定より納期が延びてしまいます。
製造期間が長くなる原因について説明している記事がありますので、ご確認ください。
オリジナル化粧品作るならOEMがベスト
オリジナル化粧品を作る人のほとんどが、資格や費用を考えてOEMを活用しています。
ここで、化粧品OEMのメリット・デメリットを解説します。
OEMとは
Original Equipment Manufacturerの略で、希望の商品仕様を伝え、OEMメーカーに依頼して製造する方式を指します。
OEMに依頼するメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
• 化粧品の製造・販売に必要な資格はいらない。 | • 自社の製造ノウハウが蓄積しない。 |
• 設備費・追加人材不要。 | • 委託先によって最小・最大ロットが異なる。 |
• 小ロットなら初期費用を抑えられる。 | • 製造技術や製造できる種類が、委託先によって決まってしまう。 |
• 製造実績があるスタッフに相談でき、状況に合ったアドバイスがもらえる。 | |
• 販売までのスピードが短縮できる。 |
失敗しないOEMメーカーの選び方
化粧品の製造を受託するOEMメーカーは、オリジナル化粧品製造においてパートナーになる存在です。
メーカーによって、作りたいものに対応してもらえなかったり、販売後の問題発生時の対応が不十分なこともあるため、OEMメーカー選びは重要です。
ここでは、失敗しない、自分に合ったOEMメーカーの選び方を解説します。
費用感・ロットが希望に近い
実は、オリジナル化粧品製造のネックになることが多いのは、ロット数と費用です。
最初はリスクヘッジのために、小ロットで製造したいという人は、小ロット対応のOEMを探すことをお勧めします。
希望の仕様に対応できる幅がある
メーカーによっては、製造できる商品が限られているところも多いです。
自分が作りたいと思っている化粧品像を実現してもらえるか、打ち合わせの段階で確認することは大切です。
例えば、「天然素材を使いたい」「ペット用化粧水を作りたい」など珍しい商品の場合には、対応可能か確認しましょう。
製造実績がある
依頼先のOEMメーカーに製造実績があると、リアルなアドバイスをもらえます。
もし仮に製造だけでなく、販売の実績もあれば、収益を意識した相談ができます。
どのような実績があるメーカーか確認しましょう。
困ったらまず相談もひとつ
化粧品OEM製造の流れや注意点、メリット・デメリットについて説明しました。
ただ、初めてだとわからないことが多いですよね。
オリジナル化粧品の方向性が定まったら、いったん相談してみるのもひとつの方法です。
「相談前に準備したいこと」と「考えておくとスムーズに相談できる項目」をご紹介します。
相談前に準備したいこと
相談する前に、自分の中でオリジナル化粧品の方向性を定めておきましょう。
方向が定まらなければ、相談に対するメーカー側の回答も曖昧になってしまいます。
売り方をイメージする
(※上にアンカーつける)
具体的に決まっていれば、企画に合わせた提案をしてもらえる可能性が高まります。
どれくらいの規模で作るか(予算・想定個数)
出せる予算がいくらあって、何個ぐらい作りたいかは大まかに考えておきましょう。
予算と個数は、どちらかだけでも定めていれば問題ありません。
予算か個数が定まっていないと、相談先のメーカーで製造ができるかどうかが明確になりません。
スムーズな相談方法のコツ
有意義な相談にするためには、認識のすり合わせができることが大切です。
以下の項目を相談の際に伝えると、スムーズに相談できます。
誰のどんなニーズにどうやって応えたいかを伝える
オリジナル化粧品を作ろうと思ったきっかけなど、商品への自分の思いを伝えてください。
誰のどんなニーズに応えたいと思っているのかがわかれば、メーカー側から新たな解決手段の提案をもらえることもあります。
予算の範囲と譲りたくないところを伝える
化粧品作りで大事にしていることや、製造委託する上で条件として外せないことを共有しましょう。
例として、SUNAO製薬の化粧品OEMの費用についてご紹介いたします。
化粧品アイテム別 費用・ロット・最短納期
SUNAO製薬で製造できる化粧品をご紹介します。
アイテム | ロット数 | 期間 | 費用 |
---|---|---|---|
化粧水・ローション | 500本~ | 3週間~ | 40万円~ |
洗顔・クレンジング | 1000本~ | 4週間~ | 50万円~ |
美容液・美容オイル | 500本~ | 3週間~ | 40万円~ |
メイクアップ | 3000個~ | 5週間~ | 90万円~ |
上記以外にも製造できるアイテムがございますので、お気軽にお問い合わせください。
悩みを解決できる化粧品をつくりませんか
オリジナル化粧品の作り方として、多くの人が選んでいるOEMの活用方法について説明しました。
ご自身で持っている知識やスキル、環境を活かして、同じ悩みを持つ人に刺さる、オリジナル化粧品を作ってみませんか。
SUNAO製薬では、化粧品のOEM製造を行っております。
製造だけでなく、販売実績もあるため、販売を意識した製造アイデアのご提案ができます。
また、「お問い合わせはまだちょっと」という方に向けて公式LINE相談窓口を開設しています。
「私も作れる?」「こういう化粧品は作れる?」など、気になることをメッセージでご質問いただけます。
化粧品の製造をお考えの方は、公式LINEやお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。