OEM(受託製造)コラム
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OEMで二日酔いサプリをつくる場合のノウハウを公開
コロナ禍で続いていた長い自粛期間もおわり、会食に関する制限も解禁され、夜の街に活気が戻ってきました。
それに伴い、多くの方が久しぶりのお酒を楽しんでいると思います。
ただ、お酒を多く飲みすぎてしまい、二日酔いになる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
二日酔いが引き起こす体調不良は、できるだけ早く改善したい、解決したいものなので、対策のためのサプリには安定した需要があります。
- これから健康食品の販売をしてみようと考えている
- 二日酔い対策に使用される原料はどんなものがあるのか
- 二日酔いサプリを製造する際に気をつけることはどんな物がある?
この記事では製造・販売を検討されている方向けに、製品の特徴や製造や販売の注意点を解説します。
SUNAO製薬ではサプリメント・健康食品のOEM製造を承っております。製造だけではなく、処方段階からの相談も受けておりますのでお気軽にお問い合わせください。
目次
OEMで作る二日酔いサプリメントのメリット
初期投資をおさえて新商品の販売にも挑戦できるのがOEMの良い点です。
工場などの設備や製造にかかわる人材、製造に必要な申請や認可を0から準備するには、時間と費用が必要です。
その点OEMであれば、工場・人材・申請を保有している企業・工場で製造するため、初期投資は低く抑えることができます。
また、製造には成分や原料など専門的な知識も必要ですが、OEM委託先が対応する場合も多いので、リスクマネジメントとしても委託するメリットは大きくあります。
二日酔い改善に求められるニーズは大きく2つ
味などの細かい点はありますが、大きく二日酔いの対策に求められるニーズは「事前対策」と「状況の改善」です。
事前の対策は、飲酒の前に服用して過度な飲酒の場合でもあとに残らないようにするための商品です。ドリンクタイプなどがよくCMで流れてくるので、目にされた方も多いと思います。
ただ、ドリンクタイプ以外にも粉を服用したり、成分をカプセルに詰めたりと形状も様々です。
持ち運びに便利、手軽に摂取できるなどの携帯性も求められています。
「状況の改善」は、飲酒後に起きている体調不良(頭痛、倦怠感、吐き気・嘔吐、胸焼け、胃痛)の改善をしてくれる商品です。
ただ、体調の明確な改善はサプリメントではなく医薬品でないと謳うことはできません。
サプリメントであれば、アルコールを体内で分解する際に失われるビタミンB1などを補充する商品で訴求することも可能です。
サプリメントと聞くと、「健康のために食べるもの」というなんとなくのイメージを持っている方も多いと思います。 同じような形で服用する薬(医薬品)とはどんな違いがあるか、分からない方もたくさんいらっしゃいます。 特にサプリメントを販売する場[…]
二日酔いサプリOEMは、原料にこだわるべき
原料は商品の特徴ともなる物なので、配合する種類や量にはこだわりましょう。
さらに二日酔いに対して効果のあると証明されている成分を配合すれば、商品の保つ力を連想させることができるので、原料にはこだわることが必要です。
ただし、前述のようにサプリメントは医薬品ではないので、実際に効果効能を謳うことはできません。パッケージや販売時の謳い文句には注意が必要です。
二日酔いサプリによく使われる原料
昔から二日酔いに良いと言われ、使用されてる原料があります。
- ウコン
- しじみエキス
しじみにはオルニチンやタウリン、ビタミンB12などが豊富で、日々の健康にも欠かせないビタミン類、ミネラル類も含まれています。
ウコンには、二日酔いの原因物質を分解させるクルクミンが特に多く含まれていて、秋ウコンは「ターメリック」としてカレー粉やたくあんの色素にも使われます。
【オススメ原料】ブルーベリー葉エキス末
ブルーベリー葉エキス末は、ブルーベリーの葉から栄養分を抽出した原料です。
研究の結果、ブルーベリーの葉には血中に吸収されたエタノールや二日酔い成分のアセトアルデヒドを下げる機能があることが分かっています。
SUNAO製薬では宮崎県、宮崎大学が長年研究してきたブルーベリー葉を使った、二日酔い対策のための健康食品を製造販売しております。
よく使われる成分
ビタミンB1は飲酒後に不足しがちな栄養素です。不足してしまうと、疲労や体の調整機能がうまく働かくなることもあるので、追加すると良い成分です。
また、ビタミンCはアルコールの分解をサポートしてくれるので、組み合わせると良いでしょう。
他にもナイアシンやオルニチンなどの成分を含む原料を使用すると、二日酔い対策に効果が期待できます。
二日酔いサプリの製造で使われる形状
使用する原料や、利用シーンによっても製造する形状は様々です。各形状の特徴を紹介します。
粉末
原料を粉末のまま混合して販売する方法です。粉末をジップ付き袋に封入して販売されている商品が多くあります。
加工が少ないため、製造費用を抑えることが可能ですが、携帯性や飲みやすさの面ではあまり良くないので、利用シーンを考えたパッケージを選ぶ必要があります。
粉末で製造する場合には、粉薬のように1回分づつを分包にすると手軽に使いやすくなるのでオススメです。
ドリンク
少量の液体やジュースに成分を溶かして、飲みやすくした商品です。
会食の前に飲むことで、成分を摂取している感が変わりやすく、大手メーカーが販売していることもあり、消費者の中でイメージが付きやすい商品です。
店頭ではガラス瓶に封入したドリンクなども販売されておりますが、小ロットで製造をする場合には割高になりやすいので注意が必要です。
また通販で販売する場合には、厚みがあり重みもあるので送料が高くなりやすいので、製造前に合わせて検討が必要です。
錠剤(打錠)
栄養成分に賦形剤(固めるための原料)を混ぜ、固めた錠剤です。
ウコンなど粉末のままでは飲みにくい原料を飲みやすくする事ができます。
複数粒を包装して、持ち運びしやすくした商品も人気です。
味の強い原料などは、打錠かカプセルにすることをおすすめします。
カプセル
複数の粉末成分を混合して飲みやすくする場合、カプセルでの製造をおすすめしています。
錠剤に加工することが難しい場合や、臭いが強い成分を飲みやすくするために使われます。
ソフトカプセル・ハードカプセルの2種類があり、成分や効果によって最適な形状を選択します。
その他の形状
ゼリーやペーストは、ドリンク成分を煮詰めたりして濃縮し、体積を小さく仕上げた形状です。
ドリンクはパッケージ等の資材が高額になりがちですが、ペーストにすることで資材費用を抑え、持ち運びしやすさを高められる場合もあります。
二日酔いサプリOEMの製造期間・製造費用
SUNAO製薬でOEMで製造をご依頼頂く場合の費用・製造期間は以下の表をご確認ください。
形状 | ロット | 費用(参考) | 最短納期(参考) |
---|---|---|---|
顆粒(粉末) | 60kg~ | 40万円~ | 5週間~ |
ドリンク | 1,000本~ | 50万円~ | 4週間~ |
打錠 | 30kg~ | 40万円~ | 3週間~ |
ソフトカプセル | 5万粒~ | 30万円~ | 4週間~ |
ハードカプセル | 5万粒~ | 30万円~ | 8週間~ |
ゼリー | 3万包~ | 50万円~ | 8週間~ |
ペースト | 50kg~ | 80万円~ | 5週間~ |
もちろん、使用する原料や加工方法・形状によっては変動する場合がございますので、参考としてご紹介します。
形状や配合の相談からでも、お気軽にご相談ください。
その他の費用
製造費用以外にも包装用の資材、パッケージデザイン、栄養成分検査の費用が必要です。
二日酔い対策サプリのまとめ
二日酔い対策のサプリメントを製造する場合は以下の内容を検討する必要があります。
- ニーズに合わせた商品を検討
- 素材・原料にこだわる
- 最適な形状を選ぶ
製造は専門知識のあるメーカーや工場にOEM委託製造を依頼すれば、費用を抑え準備期間を短くできるので、販売までの期間を短くすることができます。
SUNAO製薬は、健康食品・化粧品のOEMをお受け付けしており、自社でも通販事業を行っております。
各種製造の経験から製造処方、販売に関してもご相談を受付ております。お気軽にお問い合わせください。