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アフターコロナにむけたインバウンド向け商品の製造のススメ

空港で歩く観光客の女性たちの写真

2020年に発生したコロナ禍は、生活様式だけではなく経済活動にまで大きな影響を与えました。

特に海外旅行の制限が実施されたため、訪日外国人観光客が多かった2019年までとは大きく変わり、その観光客向けのビジネスは大きく影響を受けました

2022年も終わりに近づくにつれ、各国の入国規制解除が進んでいく中、日本もようやく入国の規制を引き下げました。

  • これからのインバウンド需要はどうなっていくのか
  • インバウンド向けの商品はどんなモノがあるのか

など、アフターコロナに向けての商品づくりを検討されている方も多いと思います。

この記事では、サプリメント・健康食品、化粧品関連のインバウンド需要・消費者需要の傾向を振り返り、今後アフターコロナに向けた商品づくりのヒントを探っていきます。

インバウンドとは

渋谷スクランブル交差点の写真

インバウンド(Inbound)とは、もともとの意味は「中に向かう」などの意味をもつ英語で、日本の旅行・観光業界などでは日本に来る外国人観光客を指す言葉として使われています。

よく使われる「インバウンド需要」とは、外国人観光客の日本国内で生み出された商品やサービスを求める気持ちということです。

インバウンド市場は回復の見込み

買い物をする外国人観光客のカップルの写真

インバウンド市場は今後回復していくと予測されます。

現時点で日本を含め各国が出入国の規制緩和に動き出しています。ただし、すぐにと言う訳にはいかず、回復速度は各国の対応状況に依存しています。

以前、最大の入国者数だった中国は、厳しいゼロコロナ政策が実施されていたため旅行者数の回復は遅れてしまっています。

ここでは回復の状況と市場の動きを予測していきます。

市場は2025年に回復する見込み

野村総合研究所の発表によれば、インバウンド市場は2年後の2023年に2.1兆円になり、2025年にはコロナ前の2019年以上の水準に回復すると予測しています。

海外旅行の入国者によるインバウンド需要の推計値は、2023年に2.1兆円(名目GDP比0.4%)、24年には4.3兆円、25年には6.6兆円と新型コロナウイルス問題前の19年の実績値4.8兆円を上回る計算だ。

引用: 世界の海外旅行の回復と水際対策緩和後の日本のインバウンド需要見通し:2023年2.1兆円|野村総合研究所 

今後インバウンド市場は徐々に回復していき、以前と同様の旅行者数の水準に戻ると言えるでしょう。

以上のことから、インバウンドビジネスは市場の回復に向けて商品・サービスの早めの準備が必要です。

日本を訪れている外国人は東・東南アジアで6割超

2022年10月の訪日外国人数で特に多いのは、韓国・中国など東アジアからの旅行者で43.24%、東アジアを含めると全体の66%を占めています。

参考:訪日外客数(2022 年 10 月推計値)|JNTO日本政府観光局 

2019年の訪日外国人数に比べればまだまだ低い状況ですが、昨年の同時期の人数と比較すると大きく伸びていますので、今後にも十分期待がもてます。

前述のとおり、現時点では低い状況ですが、今後の規制緩和で中国からの入国者数は増えていくと考えられます

中国人消費者のニーズを分析

中国の地図の写真

インバウンド需要といえど、中国人消費者の持つニーズに基づいて商品が購入されています。

各種データから、中国人消費者、訪日中国人観光客のニーズを読み解いてみました。

SNSでの人気商品は美容と健康。

トレンドExpress(現 株式会社NOVARCA)が2019年に発表した「中国消費者「買った」日本商品ランキング2019」によれば、中国SNSに「買った」と投稿された日本商品カテゴリ別の第1位が「コスメ・美容」、第2位が「衛生健康」、第3位が「医薬品」の順でした。

1位のコスメ・美容は、他のカテゴリに比べて圧倒的に多くの投稿がありました。

商品別で見た場合には機能性の高い商品や化粧品が目立ったので、日本製の美容・健康関連商品の人気が高いことがわかった。

「買った」商品のクチコミランキングをみると、どちらかというと実用性重視の商品が上位を占めている印象だ。

引用:トレンドExpress、中国消費者「買った」日本商品ランキング2019発表!|PR TIMES 

ただ、日本製の商品であれば売れるという状況ではなく、口コミされていた商品数自体は減少していた為、商品情報があふれている中で話題になった商品に購入が集中したとも考察されていました。

資料自体はインバウンド需要を元にした情報ではありませんし、市場の変化している可能性もありますが、後述のアプターコロナの買い物需要の情報でも近い傾向は見られたので、中国人消費者の傾向の1つとして意識しておくべき重要な情報です。

買い物目的もまだ継続。美容・健康関連も引き続き。

コロナ前から訪日外国人の目的が「モノ消費」から「コト消費」への変化がおきている事は認識されています。

ただ、「モノ消費が無くなったのか?」というと、そういう訳でもありません

トレンドExpressが発表した「インバウンド消費」に関する調査結果によれば、アフターコロナの訪日旅行の目的は、体験型の項目も伸びてはいるが、買い物目的が40%を超えています

買い物したい商品をカテゴリ別に見ると、化粧品類が最も多く、靴・カバン・革製品に次いで、香水・プレグランス、医薬品、サプリメントの順で並んでいます。

参考:「インバウンド消費」に関する調査結果を発表 ~中国訪日リピーターの“アフターコロナの訪日旅行・消費意欲”調査~|PR TIMES 

日本産の食品には高い関心がある

JETRO(日本貿易振興機構)が2022年2月に発表した記者発表によれば、中国富裕層の多くが日本産食品を食べている事がわかりました。

理由としては「安心・安全」、「美味しい」、「身体に良い」と日本産食品に対する好印象を持っていて、訪日中国人観光客が多かったことも起因し、幅広い層に日本産食品が受け入れられている背景もあったと考えられてます。

購入した品目は「菓子類」が60.5%と最も多く、他にも水産食品・加工品(23.2%)、即席加工品(15.8%)と続いて、それらを約9割の対象者が「日頃から購入」していました。

参考:中国富裕層、日本産食品への関心高く 約9割が日頃から購入|JETRO

中国富裕層には美味しく健康のために、日本産の食品を日常的に食べていることから、近隣ジャンルの商品にも興味を持たれる可能性はあります。

ただ、日本産食品を中国国内へ輸入する場合、まだまだ規制を厳しく設定しているので、直接中国人観光客に商品を知って購入してもらえるインバウンド需要に期待が持たれています。

アフターコロナのインバウンド需要のまとめ

仲見世通りの写真をとる観光客の女性の写真

今後回復すると予測されるインバウンド需要では、特に多く訪れてくる訪日中国人観光客向けの商品づくりが重要です。

中国富裕用にむけた日本産食品(菓子や加工食品)、機能性の高い化粧品・サプリメントなどは、今後も需要があると考えられます。

以上の情報を参考に、今後のアフターコロナのインバウンド需要を意識した商品・サービスを準備しておきましょう。

NMN(ニコチンアミド モノクレオチド)を使った商品は中国国内でも高い人気があります。NMNを使ったサプリメントのOEM製造は可能です。

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