OEM(受託製造)コラム
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オリジナルの国産まつ毛美容液を作るには?初めてでも安心のOEMガイド

まつ毛美容液を作ろうと思っても「どんな注意点があるのか」「何を準備しないといけないのか」わからないですよね。
この記事では、
- 国産まつ毛美容液を作って販売したい方
- まつ毛美容液を初めて作る方
- アイラッシュサロンで収益の多角化を図りたい方
- 高くても売れるまつ毛美容液で唯一の価値を提供したい方
に向けて、まつ毛美容液の種類や開発のポイント、OEM製造の流れ・費用・選び方を解説しています。
「まつ毛美容液の製造に関してよりも、まずは企画方法について詳しく知りたい」という方は、以下の記事をご参照ください。
今、まつげサロン市場が躍進しているのをご存じですか? ホットペッパービューティーの調査によると、アイビューティーサロン市場は、2年連続で前年から2桁成長を続けており、今最も勢いのある美容ジャンルのひとつです。 まつ毛の美容への関心が高ま[…]
SUNAO製薬では、まつ毛美容液などの化粧品のOEM製造を行っています。
まつ毛美容液の製造をお考えの方は、公式LINEやお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
目次
まつ毛美容液市場は成熟期前の成長フェーズ
データ調査会社インテージの調査によると、2022年の国内まつ毛美容液市場は、店頭・通販あわせて約120億円規模に成長し、2017年比でおよそ2倍となっています。(「日本ネット経済新聞」掲載情報)
通販と店頭がバランスよく拡大し、D2Cブランドの新規参入も増加中です。
SNSやインフルエンサーによる情報発信が、「まつ育」ニーズを一般層まで広げています。
まだ特定のブランドが市場独占している状態にはなっておらず、新しい商品が受け入れられやすい市場構造です。
今がまさに、ポジションを確保しやすい“伸び盛り”のタイミングといえます。
まつ毛美容液の開発で成功するためには、どんな処方・仕様で差別化するかがカギになります。
まつ毛美容液の仕様タイプと特徴とは?
まつ毛美容液には、目的や使用シーンに応じた複数の形状があり、それぞれアプローチできるケア領域や訴求ポイントが異なります。
最近では、「まつ育しながらメイクも楽しめる」といった多機能型のアイテムも登場し、消費者ニーズはますます細分化しています。
ここでは、代表的な4タイプを、どんなターゲットにおすすめか、期待できる効果、相性の良い成分とともにご紹介します。
詳細が知りたい方は、まとめ表の下に詳細をまとめていますので、ご参照ください。
仕様タイプ別まとめ表
タイプ | おすすめの方 | 主な効果 | ケア領域 | 相性の良い成分例 |
---|---|---|---|---|
筆 | 育毛・発毛を重視したい方 | 根本ケア(育毛・脱毛予防) | 根元(毛包) | キャピキシル、幹細胞培養液 |
チップ | 初心者・敏感肌の方 | うるおい・補修 | 根元+毛全体 | シルク、ヒアルロン酸 |
ブラシ | 見た目や仕上がりを重視する方 | ボリューム・ツヤ・補修 | 毛全体 | コラーゲン、シルク |
時短・多機能ニーズがある方 | ケア+メイク効果 | 毛全体 | 育毛成分+色素+フィルム成分 |
【筆タイプ】根元にピンポイントで届く、本格派ケアに最適
おすすめの方
まつ毛が細くなってきた、抜け毛が増えてきたと感じる方 根元からしっかり育てたい方/育毛実感を求める方
効果
まつ毛の根元(毛包)に有効成分を届けることで、育毛・発毛促進、脱毛予防といった“根本ケア”ができます。
相性の良い成分
- キャピキシル
- リデンシル/ワイドラッシュ
- ヒト幹細胞培養液
- ビオチン
- パンテノール
細い筆で生え際にピンポイントに塗布できるため、根元ケアを重視した処方設計と非常に相性が良いタイプです。
【チップタイプ】扱いやすく、初心者にもやさしい仕様
おすすめの方
まつ毛美容液が初めての方/敏感肌で刺激の少ないケアを求める方 ナチュラルにまつ毛ケアを始めたい方
効果
根元と毛の両方にやさしく塗布でき、うるおい補給と補修による“バランスケア”が可能です。
相性の良い成分
- 加水分解シルク/ケラチン
- セラミド
- ヒアルロン酸
- グリチルリチン酸2K
- アラントイン
- ビタミン誘導体(C・E)
チップは肌あたりがやわらかく、量の調整もしやすいため、初心者や敏感肌向け商品に適した設計が可能です。
【ブラシタイプ】全体に塗れて、メイク前にも使いやすい
おすすめの方
まつ毛にツヤやボリューム感がほしい方/見た目の仕上がりも重視したい方 朝のメイク前にも使いたい方
効果
まつ毛1本1本をコーティングし、ハリ・コシ・ボリューム感を演出する“まつ毛ケア”ができます。 見た目の変化がわかりやすく、メイク前の使用にも向いています。
相性の良い成分
- 加水分解コラーゲン
- 加水分解シルク
- カンゾウ根エキス
- アシタバ葉エキス
- ポリマー系皮膜形成剤(フィルムタイプ)
ブラシはまつ毛全体に均一に塗れるため、セパレートに整えるなど仕上がりの美しさや、使用後の実感を重視した設計と好相性です。
【トレンド】2in1タイプ/育毛ケア+メイク効果を兼ね備えた“機能派まつ毛ケア”
おすすめの方
まつ育しながら、仕上がりの美しさも叶えたい方/時短ケアを重視する方
多機能なアイテムを求める若年層やメイク層に
効果
1本で「まつ毛ケア」と「メイク効果(色味・カール・ツヤ)」を両立する、ハイブリッドな“まつ毛ケア”が可能です。
特に、日中のケアやナチュラルメイク派に支持されています。
相性の良い成分
- 育毛成分(キャピキシル・幹細胞培養液)
- 色素成分(酸化鉄などの安全性の高い顔料)
- ツヤ出しポリマー/カール保持成分
- 紫外線吸収剤やダメージケア成分も組み合わせ可能
メイクアップとケアの“いいとこ取り”をした設計で、若年層や多機能ニーズのあるターゲットに強く響きます。
まつげ美容液をOEMで作るメリットとデメリット
まつ毛美容液の製造において、「OEMメーカーに製造委託する」という選択には多くのメリットがあります。
一方で、コストや選択肢の幅といった面での課題もゼロではありません。
ここでは、まつげ美容液OEMのメリット・デメリットを整理してご紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
自由度の高い条件で、成分選定や原料確保、資材の手配を一任できる | 最低ロットが決まっており、小ロット対応が難しい場合や割高になる可能性がある |
薬機法や表示ルールに精通しており、法令対応がスムーズ | パッケージデザインについては、メーカーによって対応の可否が異なる |
まつ毛美容液の市場に適した、処方提案が受けられる |
特にまつ毛美容液は「目元に使うアイテム」であるため、信頼性や安全性を重視する消費者が多いカテゴリーです。
さらに、「Made in Japanを謳える国内製造のOEM」を選択すれば、差別化の武器になります。
国産まつげ美容液のメリット・デメリットと対策
「国産まつ毛美容液」といっても、「国内製造のまつ毛美容液」と「国産原料を使用したまつ毛美容液」があります。
まずは、国内製造のまつ毛美容液のメリット・デメリットと解決方法について解説します。
メリット
- 「Made in Japan」や「国産」と表記できるため、日本ブランドで安心感を与えられる
- 処方において「敏感肌向け・低刺激処方」が強み
- 品質トラブル時にも、迅速に対応ができる
デメリットと解決法
一方で、OEMには以下のようなデメリットも考えられます。
ただし、事前の準備や工夫によって十分に対応可能です。
課題 | 内容 | 解決策 |
---|---|---|
費用面 | 海外製に比べてコストがかかる | 容器やラベルをシンプルにしてコストを調整する。中身の品質に集中する設計が◎ |
選択肢の幅 | OEM会社によって容器や成分の種類に制限がある | 要望を明確に伝えたうえで、代替提案を積極的に引き出す |
納期の長さ | 国内製造はリードタイムが長め | スケジュールを早めに確保し、試作〜量産まで余裕を持った進行を心がける |
国産原料を使用したまつげ美容液の現実的な製造は、難しいのが実情です。
理由としては、「まつ毛美容液原料は海外製造の物が多い」ということと、「国産原料は海外製に比べ高価である」ことが挙げられます。
なので、海外原料を使用して国内製造することをおすすめします。
まつ毛美容液のOEM製造の流れ・費用感
国産まつ毛美容液をOEMで製造する際には、どのような流れで進めるのか、また費用はどの程度かかるのか気になりますよね。
ここでは、SUNAO製薬での実例をもとに、OEMの基本的な進行ステップと費用目安をご紹介します。
国産まつげ美容液の製造の流れ
SUNAO製薬では、以下のような流れでまつ毛美容液のOEM製造を行います。
ヒアリング
商品コンセプト、ターゲット層、販売チャネル、希望の処方や価格帯などを確認します。
処方設計・容器やパッケージの決定
機能性やデザイン性、ブランドコンセプトに合った処方・容器を決定します。
パッケージデザインについては、お客様ご自身でご用意いただくことも、SUNAO製薬で用意することも可能です。
試作・香りや粘度などの調整
ご希望に応じてサンプル品を用意し、香りやテクスチャーをご検討いただきます。
お見積もりのご提示
仕様が固まり次第、ロット数に応じた費用をご案内します。
安定性試験(必要に応じて)
オリジナル処方の場合、長期保存・輸送などに耐えられる処方かどうかを確認します。
本製造開始・検品
決定した仕様で量産を行います。製造した商品に異常がないか検品します。
納品・アフターフォロー
お客様ご指定の場所に商品を納品します。納品後も販売やリピート生産、新商品開発などに関するご相談に対応いたします。
SUNAO製薬でまつげ美容液を製造する場合の費用目安
以下の表は、SUNAO製薬に依頼して、まつ毛美容液を製造する場合の費用目安です。
ロット数 | 最短納期 | 費用(容器込み) | 形状例 |
---|---|---|---|
3000本~ | 約2か月~ | 約200万円~ | チップ、筆、ブラシなど |
処方内容、容器・ラベル・箱の仕様によって変動しますので、まずはご相談いただき、概算のお見積りをご確認ください。
OEMメーカーを比較するときに見るべきポイント
まつ毛美容液のOEMを成功させるためには、信頼できるパートナー選びが欠かせません。
処方提案から製造、納品まで、OEMメーカーによって対応力や姿勢に差が出やすい領域でもあります。
以下のようなポイントを押さえておくことで、製品クオリティや製造のスムーズさが大きく左右されます。
チェックポイント | 理由・確認箇所 |
---|---|
薬機法や化粧品製造に関する知識が豊富か | 表示・広告・販売におけるリスク管理にも関わります |
小ロットや初回OEMのサポート実績があるか | 初心者でも安心して始められる体制があるかは、ロット数や実績件数などから確認しましょう |
処方提案〜納品後まで一貫して対応してくれるか | 試作だけでなく、納品後のアフターフォローまであるかが、信頼できるOEMメーカーを判断しましょう |
コミュニケーションが丁寧で、対応が早いか | 言語化しづらいイメージを、商品として形にできるかどうかに関わります |
ブランドの世界観や販売チャネルに合った提案ができるか | 汎用型ではなく「そのブランドらしさ」に寄り添えるかが、製造パートナーを見極めましょう |
これらのポイントを確認しておくことで、安心して任せられるパートナーに出会える確率がぐっと高まります。
FAQ(まつ毛美容液に関するよくある質問)
- 最小ロットは何個から対応していますか?
- SUNAO製薬では、3000個から対応しています。ただご相談いただければ、割高にはなりますが、1000個~の製造も可能です。
- 成分の指定はどの程度可能ですか?
- ご希望の成分を配合することは可能です。ご指定の処方での製造は可能です。ただし、薬機法に抵触する成分・量や安定性の問題で処方の調整が必要な場合もございますので、まずはご相談ください。
- 薬機法対応や表示チェックはしてもらえますか?
- SUNAO製薬では、経験に基づいた薬機法の簡易チェックは可能です。ただし専門家は常駐しておらず、あくまで簡易のチェックとなりますので、ご了承ください。
- 納品までにかかる期間は?
- 納品までの期間は、最短で2か月となっております。ただし、成分の配合によっては、試作や安定性試験などによって納期が延びる可能性がございますので、ご注意ください。
- OEM初心者でも、まつ毛美容液の製造は可能ですか?
- SUNAO製薬では、OEM初心者のお客様との製造実績が多数ございます。わからないことや不安なことを確認しながら、製造・販売に向けて伴走いたしますので、ご安心下さい。また、まつげ美容液についても取り扱い実績がございますので、お気軽にご相談ください。
信頼できるまつげ美容液で、ブランドもお客様との関係も育む
まつ毛美容液は、単なる機能性アイテムではありません。
ブランドの世界観やこだわりを伝える“体験型の商品”であり、お客様との信頼関係を築くきっかけにもなります。
品質の高い商品を通じて、「また使いたい」「誰かにすすめたい」と思ってもらえるブランド作りを目指しましょう。
SUNAO製薬では、まつげ美容液をはじめとした化粧品のOEM製造を行っております。
国産の信頼感と柔軟な対応で、あなただけのオリジナル商品づくりを全力でサポートします。
「こんなまつげ美容液を作りたい」「オリジナルブランドを立ち上げたい」など、どんなことでもお気軽に公式LINEかお問い合わせフォームからご相談ください。