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【市場は回復傾向】コロナ禍の化粧品・コスメの動向とアフターコロナの動向予測

化粧品が並んでいる写真

長かった自粛生活も各種制限が解除された事により、以前のような行動の自由さが戻りつつあります。

感染症対策のためのマスクも、段々とはずして行動できる範囲が広がってきています。

ただ、マスクを外すことによって今まで隠れていた顔の一部を出すので、見える部分をメイクする必要性も高まります。

この記事では化粧品市場の状況を振り返りつつ、今後の成長が期待できるジャンルをご紹介します。

SUNAO製薬では化粧品のOEM製造をお受けしております。これから化粧品の製造販売をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。

化粧品市場は徐々に回復している

化粧品販売店で化粧品を吟味している女性の写真

新型コロナの流行からしばらくが経ち、各種制限も解除されつつある現在、化粧品の市場にも上向きの変化が発生しています。 

2022年には2兆円半ば~後半に回復

矢野経済研究所のプレスリリースによれば、2021年度の国内化粧品市場規模は前年度比102.5%の2兆2,900億円となったとしています。

2021年度は、新型コロナウイルス感染症の流行が続いたが、緊急事態宣言発出時も店舗の営業は継続されたことに加え、生活者においても前年に比べて外出機会が増えたことから回復基調となり、2021年度の国内化粧品市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年度比102.5%の2兆2,900億円となった。

引用:化粧品市場に関する調査を実施(2022年) | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所

 2020年には市場全体が一度落ち込んだが、それ移行は徐々に回復し、2022年には2兆3,550億円に回復していると予測してしています。

 一方、富士経済研究所の発表によれば、2022年の市場は2兆9,134億円の見込みで前年比102.6%の増加と発表しています。

市場は2020年に新型コロナ流行の影響を大きく受け縮小した。2021年も新型コロナの影響が続きメイクアップは需要回復が遅れた。一方で“おうち美容”に取り組む消費者が増加し、スキンケアやボディケア、ヘアケアでスペシャルケアアイテムの利用が増えたことから、市場は前年を上回った。

引用:経済活動の再開により、マスク生活で苦戦した品目も回復に向かう 化粧品の国内市場を調査 | プレスリリース | 富士経済グループ 

以上の通り、国内の化粧品市場は回復傾向であるといえます。

スキンケア市場が約半分

化粧品アイテムの中でも、スキンケア市場は大きな販売額を占めています

内訳を見てみると、矢野経済研究所のレポートによればスキンケア市場が47.9%を占めており、需要の高さを感じさせる。

また、 富士経済グループのレポートにも「スキンケアの利用の増加」について記載があり、化粧品・コスメ市場内でもスキンケアアイテムの注目度が高いことが読み取れます。

アフターコロナ禍の変化について

ただし、完全回復はしていない

2019年のコロナ禍以前の市場規模にはまだ回復しておらず、まだまだ厳しい状況がであるとも読み取れます。

現在の増加率を続けても2019年の規模に回復するにはあと数年が必要だと考えられていますので、自粛生活開けのライフスタイルの変化に大きな期待が持たれています

コロナ禍・アフターコロナでのメイク事情の変化

スマホの前で化粧品を説明しているユーチューバー風の女性の写真

コロナによる自粛生活は、ライフスタイルの急激な変化とともに、メイク・コスメ分野にも大きな変化をもたらしました。

日常的にマスクを着用するようになり 、多くの方が肌に関するトラブルを体験しています。
長時間マスクを着用することで、肌に湿気をためやすくなり荒れてしまったり、呼吸をするために口を開けることが多くなるため口周りの乾燥が起きやすくなってしまいました。

スキンケア毛穴の目立ちがきになるターンオーバー機能も求められ、毛穴ケアに特化した美容液の需要が起きていました。 

また、メイクがマスクに着いてしまうことへの懸念も多く、 マスクにつきにくいファンデーションやリップが選ばれていました。 

さらに、マスクは見た目にも影響を与え顔の印象が大きく違って見られるようになり、アイメイクの方法にも影響があり、印象に対しての考え方も大きく変わったと実感している方も多いのではないでしょうか?

コロナという感染症のマイナスイメージからか、健康的でナチュラルなメイクが取り入れられていたのも、当然の流れかもしれません。

マスク解除でスキンケア対策を急ぐ

 長いマスク生活であったからこそ、 今まで隠れていた部分を露出させる危機感を多くの方が持たれています。

マスクで起きた肌荒れのケアを急ぐ動きも有り、マスクで隠れていた部分の毛穴対策、 肌荒れ対策のために機能性の高い化粧品を利用する動きが起きています。

また、マスクを外すことで、口元を露出する機会が増えるので、いままで使用を控えていたリップグロスが使われだしたのも特徴と言えます。

スキンケアをターゲットとした商品は、製造のチャンスと考えて良いでしょう。

支出の抑え・低価格化に対する戦略が必要

2022年は相次ぐ商品の値上げがあり、消費者心理としては支出を抑えようと考え始めています。

化粧品もその余波を受け、支出を気にする消費者が低価格の商品に注目するようになったり、財布の紐は固くなっていくと考えられます。

そのため、価格決定、販売戦略は非常に重要になってくると考えられます。

今後の成長が予測される化粧品ジャンル

両手で頬を押さえて微笑んでいる女性の写真

2023年に成長が予測されるジャンルを3ジャンル紹介します。

これから化粧品・コスメ・メイク関連ジャンルで製造販売を検討されている方は参考にしていただき、今後製造の方針に生かしてください。

UVケア(スキンケア/ボディケア)

前述の通り、マスクによる肌荒れ、おうち美容やご褒美需要でスキンケアの需要が有りました。

今後は外出機会が増加しますので、今まで多く使われなかったUVケアジャンルが盛り上がる可能性があります。

メンズコスメティックス

メンズコスメは近年成長著しいジャンルです。

コロナによる自粛生活は、男性にも肌トラブルを引き起こしたので、男性向けの肌ケアのニーズが高まりました

またリモートワークで普及したオンラインミーティングも、カメラに映る姿を認識させる機会となり、男性の中にもスキンケアの必要性が芽生え始めました。

メンズコスメの製造に関しては別記事でまとめておりますので、参考にしてください。

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肌を気にしている男性の写真

インバウンド需要

コロナによる海外渡航制限も順次解除されていき、訪日外国人の数も増えてきています。

インバウンドとは訪日外国人の事を指し、訪日外国人が増えることで化粧品の需要も高まります

特に訪日人数の多い中国では、中国国内でもコスメ・化粧品は人気のアイテムで、コロナ禍開けてからの旅行に関する行動アンケートでは「旅行の目的は買い物」で、買い物したい商品は「化粧品」が第一位でした。

インバウンドニーズの動向については、以下の記事にまとめてありますので、ご確認ください。

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空港で歩く観光客の女性たちの写真

まとめ

鏡を前に化粧をしようとしている女性の写真

アフターコロナの時代に差し掛かり、化粧品市場はこれから回復に向けて動いていきます。

ただ、すぐに以前の市場規模に回復するわけではなく、完全回復までは数年の時間が必要とも言われています。

起爆剤としてのインバウンド需要に期待しつつも、変わっていく生活スタイルに合わせてニーズを見極めていく必要がありそうです。

SUNAO製薬では、化粧品のOEM製造をお受けしております。各種製造処方のご相談以外にも、認証取得済みの工場での製造についてのご要望にも対応いたします。

これから化粧品、コスメアイテムの製造をご検討中の方はお気軽にお問い合わせください。

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2023

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