0985-26-2210

受付時間:9~12時/13時~17時 (土日祝を除く)

OEM(受託製造)コラム

BLOG

ソフトカプセルのサイズを解説。飲みやすさには適切なサイズ選択が必要。

ソフトカプセルが並んでいる写真

ソフトカプセルで商品を製造する際、有効成分を多く入れて大きな粒のカプセルで作りたいと考える方がいらっしゃいます。

粒のサイズを大きくすれば摂取する粒数を減らす事はできますが、飲み込むのが大変になってしまいます。大きいカプセルにする事が正解とは限りません。

この記事では、ソフトカプセルのサイズを選ぶ時のポイントについて解説します。

これから商品の製造を検討されている方はこの記事を参考にしてください。

SUNAO製薬では、サプリメント・健康食品のOEMをお受けしております。製造をご検討・ご計画中の方はお問い合わせください。

資料ダウンロード

ソフトカプセルの特長

様々な形状のサプリメントが集められている写真

カプセルには、硬いカプセルを使用したハードカプセルと柔らかいカプセルを使用したソフトカプセルの2種類があります。

ソフトカプセルの一番の特徴は、液体またはペースト状の原料を使用する点です。

液体やペースト状の原料をゼラチンを主成分とした皮膜で包み、圧着・成形をする事でカプセル状にしています。

サプリメント以外にも、オイル美容液を入れた化粧品やお風呂に入れるバスカプセルとしても使用されています。

ソフトカプセルは、中身の原料を密封している為、劣化しにくく品質が安定しやすいメリットがあります。

また、カプセルの溶解性を調整する事で有効成分を働きやすくするなどソフトカプセルにしかない特徴があります。

ソフトカプセルに向いているサプリメント

液体をスポイトから垂らしている様子

形状毎に特徴やメリット、デメリットはそれぞれ違います。

使用する原料の特徴を見て、相性の良い形状を選ぶようにしましょう。

ここではソフトカプセルに向いているサプリメントについて紹介します。

液体やオイル状の原料

ハードカプセルの中身は粉末の原料なのに対し、ソフトカプセルの中身は液体やペースト状の原料です。

粉末の原料も、オイルに乳化させる事で入れる事はできますが、液体やペースト状の原料の方が品質を安定させやすくソフトカプセルに向いています。

液体、ペースト状の原料の例として、DHA・EPA、ビタミンE、スクワレンなどがあります。

ルテインの様に、油に溶け込ませる事で吸収性が上がる成分もソフトカプセルに向いています。

味や匂いの強い原料

味や匂いなどのクセの強い原料を使用する場合、打錠や粉末はダイレクトに原料のクセが分かってしまう為飲みにくさを感じてしまいます。

ソフトカプセルの場合は、原料が直接舌に触れる事はない為飲みにくさを感じる事はありません。

商品を作る上で、飲みやすいかどうかは重要なポイントの1つでもある為、クセの強い原料を配合する場合はソフトカプセルを使用した方が良いでしょう。

酸化しやすい原料

ソフトカプセルは、ゼラチンの皮膜により内容液を密封しています。

その為、内容物が酸素に触れる事がありません。

カプセルに色をつければ、光からも守る事ができる為、内容物の酸化や劣化を防ぐ事ができます。

アマニ油やDHA・EPAの様な酸化しやすい原料や、光によって色が変色しやすい原料はソフトカプセルが向いています。

熱に弱い原料

サプリメントの製造過程の中で、打錠やカプセルなどの成形時にはどうしても熱が発生してしまいます。

しかし、ソフトカプセルは他の形状と比較して熱が発生しにくいのが特徴です。

その為、熱により成分が劣化しやすい原料を使う場合はソフトカプセルが向いています。

溶解性を調節したいサプリメント

ソフトカプセルは、基本的には胃酸で皮膜が溶けて破ける事により体内に吸収されるように作られています。

もし、有効成分が胃酸と相性が悪い、乳酸菌など腸でしっかり成分が働く様にしたいなどの場合は、カプセルの皮膜に耐酸性の原料を配合する事で胃で溶けにくく腸で溶けやすくなるカプセルを作る事ができます。

反対に、ブレスケア商品の様な、口の中ですぐに溶けるように設計したい場合も、皮膜の成分や加工を工夫する事で製造が可能です。

ソフトカプセルは、有効成分がピンポイントで働くように作りたいサプリメントに向いています。

ソフトカプセルのサイズ

ソフトカプセル(オーバル型)のサイズを解説した画像

長形や涙形など、ソフトカプセルの形状はいくつか種類がありますが、ラグビーボールの様なオーバル型が一般的に使われています。

大きさは規格化されており、1粒当たりの含有量が150mgの小粒の物から、600mgの大粒な物まで幅広い種類があります。

内容成分の量が多い程、粒は大きくなってしまう為、有効成分の量を決める際はカプセルのサイズも加味して決めると良いでしょう。

最適なサイズの選び方のポイント

ソフトカプセルを指で摘んでいる写真

粒のサイズを大きくすれば、1回に飲む粒数を少なくする事ができます。ですが、大きすぎる粒は飲みにくくなる為おすすめしません。

一般的には内容量が180mgの3号か200mgの4号のサイズが使われています。

もし、成分を多く入れたい場合は、粒のサイズを大きくするのではなく、複数粒に分けて摂取量を確保する方法が良いでしょう。

また、高齢者や子供向けの商品を作る場合は、飲みにくくならないように小さいサイズにする事をおすすめします。

粒のサイズを決める時は、ターゲットに合わせた選び方も重要です。

もし、どの位のサイズが適しているかわからない場合は、製造委託先に相談すると良いでしょう。

ソフトカプセルを製造する際のロットと費用

ソフトカプセルの製造ロットは、5万粒から製造が可能です。

費用は5万粒製造の場合は使用する原料とは別で約30万円です。製造納期は最短で約4週間が必要です。

あくまで費用や納期は目安となります。詳しく知りたい場合は製造依頼先に問い合わせましょう。

まとめ

ソフトカプセルのサイズは幅広く選択する事ができますが、ターゲットが飲みやすいサイズかどうかが最も重要なポイントとなります。

ソフトカプセルは、液体を扱える事以外にも、劣化のしにくさや溶解性の調整など様々な特徴があります。

商品作りをする際は、各形状の持つ特徴も活かして消費者のニーズに合った商品作りができる様にしましょう。

SUNAO製薬ではサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご検討・ご計画中の方はお問い合わせください。

成分の相談など、お気軽にご連絡ください。

累積お問い合わせ数 2000件以上

0985-26-2210
メールによるお問い合わせ

関連記事

製造に関するご相談・お見積り無料! お気軽にお問い合わせください。

※メールは24時間受け付けております

0985-26-2210

受付時間:9~12時/13時~17時 (土日祝を除く)