OEM(受託製造)コラム
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グルコサミンサプリメント製造OEMの進め方|企画段階で整理すべきポイント

グルコサミンサプリは、関節ケア分野において長年にわたり安定した需要がある定番ジャンルです。
「関節の動きが気になる」「長く歩きたい」といったニーズは根強く、サプリメント市場の中でも長期的に支持されてきました。
一方で、製造を検討する段階では、企画や商品仕様の整理が難しく判断が止まってしまうケースは少なくありません。
本記事では、グルコサミンサプリ製造を検討する際に整理しておきたい考え方と進め方についてお伝えします。
これから商品の製造を検討されている方はこの記事を参考にしてください。
SUNAO製薬では、サプリメント・健康食品のOEM製造を承っております。製造をご計画中の方はお気軽にお問い合わせください。
目次
グルコサミンサプリ市場の特徴と相性の良い事業

グルコサミンサプリは、長年にわたり安定した需要が続いている一方で、市場としては成熟段階にあるジャンルでもあります。
参入を検討する際は、市場の特性を理解したうえで、自社事業との相性や展開方法を整理することが重要です。
定番ジャンルとしての市場特徴
グルコサミンサプリ市場は、近年も着実な成長を見せている安定需要のジャンルです。
日本市場では、2019年から2022年の間に約4.3%の成長を記録しており、2030年には約1億1,085万ドル規模に達すると予測されています。(参考:KBV Research「Japan Glucosamine Market Report」)
グルコサミンサプリの市場は一過性のブームではなく、長年にわたって需要が継続しています。
特に中高年層を中心としたニーズが根強く、関節ケアを意識する消費者が多いことも大きな特徴です。
こうした背景には、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)といった概念の浸透もあり、運動機能の維持を日常的に意識する層が広がっていることが挙げられます。
さらに近年は、運動不足や生活習慣の変化を背景に、比較的若い世代でも将来的な運動機能の低下を意識する動きが見られるようになりました。
こうした社会的背景も、関節ケア分野が継続的な需要を持つ理由の一つと言えるでしょう。
その一方で市場は成熟しており、競合商品も多いのが現状です。
そのため、参入を成功させるには単なる原料訴求だけでなく、企画力やブランドポジショニングが重要になります。
どういった事業と相性が良いか
グルコサミンサプリと相性が良い事業の例を紹介します。
- 中高年層の顧客比率が高い事業
- 整体院・整骨院・鍼灸院・リラクゼーションサロンなど、体の不調やメンテナンスを意識する顧客を持つ業態
- 健康食品やサプリメントを既に扱っている、あるいは物販強化を検討している事業
- 施術やサービスと併せて「自宅でのケア」を提案しやすい業態
- 既存顧客との関係性があり、信頼を前提とした提案ができる事業
これらに共通するのは、「体の不調やメンテナンスを日常的に意識する顧客を持つ」という点です。
こうした事業では、関節ケアに対するニーズが高く、サプリメントを提案しやすい環境が整っています。
一方で、若年層向けのD2Cブランドや短期的な話題性を重視する事業では、企画や販売戦略に工夫が必要です。
たとえば、SNSで話題になりやすい付加価値訴求や、継続購入を促すストーリー設計が求められます。
グルコサミンサプリの商品設計で整理すべき要素

グルコサミンサプリを作る際に、整理すべき要素を紹介します。
ターゲットを明確にし、独自性を持たせた商品作りが成功の鍵となります。
主成分設計と配合の考え方
グルコサミンの代表的な原料は、エビやカニなどの甲殻類由来が主に使われています。
他にも、トウモロコシ由来のブドウ糖を微生物発酵させて作られたグルコサミンもあり、甲殻類アレルギーの方でも安心して使うことができます。
消費者は、体全体の健康や安全性を重視し、天然由来の成分を好む傾向があります。
そのため、グルコサミンを主成分にしたシンプルな設計は受け入れられやすく、合成的な印象を強めすぎない配合設計が重要です。
グルコサミンは単体よりも相乗効果が期待できる原料との組み合わせがおすすめです。
| おすすめ原料 | 期待できる効果 | ターゲット |
|---|---|---|
| コンドロイチン | 軟骨保護・潤滑サポート | 中高年層 |
| コラーゲン | 関節周りの結合組織の健康維持 | 中高年層 |
| ヒアルロン酸 | 関節の潤滑サポート | 中高年層 |
| MSM | 関節の痛みや炎症を軽減 | 痛みがある方、スポーツをする方 |
| ビタミンC | コラーゲンの生成を助ける | ビタミンCが不足している方 |
製品形状の考え方
グルコサミンサプリは、幅広い層をターゲットにできるため、まずは誰向けの商品かを明確にしてターゲットに合った形状を選ぶことが重要です。
例えば、高齢者向けにする場合は粒のサイズが大きな打錠だと飲みにくいため、飲みやすさを重視した形状にする必要があります。
高配合を想定する場合は、錠剤では1日の摂取粒数が多くなりやすく、飲みにくさやコスト増につながることがあります。
そのため、成分量をしっかり確保したい場合には粉末タイプの方が設計しやすく、価格面でも有利になりやすい傾向があります。
スポーツをする方向けの場合は、持ち運びの利便性も考えた設計が好まれます。
販売設計とパッケージ戦略
販売チャネルによって資材やパッケージ設計は変わります。
店頭販売では視認性の高いパッケージが重要になり、通販では定期購入や説明情報の充実が差別化につながります。
価格や容量は継続購入を前提として設計しましょう。
例えば30日分を基本単位としつつ、手に取りやすさを意識して7日分や15日分などの手軽なお試しサイズをラインナップに加えることも一つの方法です。
こうした階層化された販売設計は、初回のハードルを下げつつ継続率の向上にもつながります。
OEM製造を前提にした企画の進め方

OEMメーカーに製造を委託する際の進め方について紹介します。
特に商品作りが初めてな方は、経験値の高いOEMメーカーで製造することをおすすめします。
事前に整理すべき情報
OEMメーカーとスムーズに進めるためには、事前に想定している売り先や販売方法を明確にしておくと良いでしょう。
販売チャネルやターゲット層が決まっていると、それに合った提案を受けやすくなります。
また、おおまかな販売価格帯やイメージがないと、OEMメーカー側からの提案に対して「何か違う」と感じたときに違和感を言語化しにくくなります。
商品に求める方向性や優先順位を整理しておくことで、企画段階のすり合わせがスムーズになります。
OEMに相談すべき項目
OEMメーカーに相談する際は、製造ロットや費用、製造条件などの基本的条件を確認する必要があります。
これらは工場によって異なるため、早めに確認しましょう。
また、最適な配合バランスや実現可能性な設計については、専門家の知見が不可欠です。
自社だけでは判断が難しい部分は、OEMメーカーと一緒に検討することで品質とコストのバランスが取れた商品設計につながります。
グルコサミンサプリ製造で注意すべきポイント

グルコサミンサプリの製造では、企画段階で配合や含有量、形状まで細かく決めすぎると、原価や製造条件との調整が難しくなり、企画全体が前に進まなくなることがあります。
原価とのバランスや実製造での条件を見据えた柔軟な検討が大切です。
また、差別化を意識するあまり成分や訴求を盛り込みすぎると、原価が上昇するだけでなく商品コンセプトが分かりにくくなり、かえって選ばれにくくなる懸念もあります。
天然成分のみで作ろうとすると、原料の安定供給や品質管理、製造条件の面で現実的な対応が難しくなるケースもあります。
高品質にこだわるあまり販売価格や販路、在庫条件と合わず、「売り続けにくい商品」になってしまうことにも注意が必要です。
企画段階で決め切ろうとするのではなく、製造条件や販売計画を踏まえて柔軟に調整しながら設計を進めていきましょう。
OEMメーカーに相談するタイミング

以下のような状態の方は、OEMメーカーに相談を進める良いタイミングです。
- 企画段階で方向性は見えているが、最後の詰めができずに止まっている
- コンセプトや商品仕様の大まかなイメージは固まったが、実際に作れるか分からない
OEMメーカーは、原料選定や配合提案、製造条件の調整など、商品化に向けた具体的な設計支援ができます。
企画の不安要素を解消するためにも、早めの相談をおすすめします。
よくある質問
- グルコサミンサプリは競合が多いですが、今から参入しても利益は出せますか?
- グルコサミンサプリは長年続く成熟市場ですが、その分ニーズが安定している分野でもあります。差別化のポイントは「成分数」よりも「ターゲット設定」や「販売チャネルとの相性」です。既存顧客を持つ事業者や、特定層に特化した設計であれば、今からでも十分に利益を目指すことは可能です。
- 最小ロットが多すぎて在庫リスクが心配です。小規模でも始められますか?
- 製造ロットは工場や形状によって異なりますが、設計次第で在庫リスクを抑えることは可能です。特にグルコサミンを高配合する場合、錠剤では1日の摂取粒数が多くなりやすく、製造コストも上がる傾向があります。SUNAO製薬では、高配合設計がしやすく、かつコストを抑えやすい粉末タイプをご提案することが多くあります。粉末は錠剤よりも価格面で有利になりやすく、設計の自由度も高いため、初期リスクを抑えたスタートにつなげやすい形状です。ご要望や販売計画に合わせた最適な形状やロットのご提案が可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。
- グルコサミンは単体と複合処方のどちらが良いですか?成分は多い方が売れますか?
- 成分が多いほど売れるとは限りません。複合処方は差別化しやすい一方で、原価が上がりやすくコンセプトが曖昧になることもあります。単体設計でもターゲットや訴求軸が明確であれば十分に競争力を持たせることが可能です。重要なのは成分数ではなく、誰にどんな価値を届けるかという設計思想です。
- 販売価格帯はどのくらいが一般的ですか?
- 関節ケアサプリは、1か月分で数千円台の商品が多く見られます。ただし価格は配合内容や販売チャネルによって大きく変わります。高価格帯を目指す場合は付加価値設計が必要ですし、継続しやすい価格帯を重視する設計もあります。想定する販路とターゲットに合わせて価格設計を行うことが重要です。
- 関節ケアの表現で薬機法違反になることはありますか?
- 関節の痛みを「治す」「改善する」などの医薬品的な表現は使用できません。健康食品としては、機能や効果を断定せず、サポートや維持といった表現にとどめる必要があります。企画段階から表示や訴求内容を確認しながら進めることで、販売後のリスクを防ぐことができます。
まとめ

グルコサミンサプリメントは、長期的に高い需要のある商品カテゴリですが、その分競合も多く、単なる成分訴求だけでは選ばれにくい市場でもあります。
重要なのは「作れる商品」を考えることではなく、「売り続けられる商品」を設計することです。
ターゲット設定や配合設計、形状や販売設計までを一貫して整理することで、事業として継続可能な商品づくりにつながります。
SUNAO製薬では、グルコサミンを配合したサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はご相談ください。



