OEM(受託製造)コラム
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美容サプリをOEMで製造するには? 素材や形状を解説。
サプリメントの国内市場は、コロナ後の健康に対する意識の向上やインバウンド需要などの影響により増加傾向にあります。
その中でも、美容サプリメントは外出の機会が増えた事や旅行客のインバウンド需要を取り込み大幅に実績を伸ばしています。
富士経済研究所の発表によれば、2022年以降美容サプリの市場は拡大を続けており、2025年には616億円の市場規模になる見込みです。
美容は女性だけのテーマではなく、最近では男性の美容ニーズも高まっています。
この記事では、美容サプリをOEMで製造する際のアイデアについて紹介します。これから商品作りを検討されている方はこの記事を参考にしてください。
SUNAO製薬では、サプリメントのOEMをお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。
目次
美容サプリOEMとは?
サプリメントを製造するには、自社製造とOEM製造のどちらかで作る事ができます。
自社で製造する場合は、製造場所や機械、スタッフを用意する必要があります。また、製造には許可が必要な為、申請の手続きもしなければいけません。
OEMで製造する場合は、既に製造許可を持っている委託先に依頼できる為、設備を準備する必要がありません。
原料の確保や化粧箱などの資材調達も委託でき、豊富な経験値を使いながら製造できる為、OEMを利用すれば初めての方でも安心して商品を作る事ができます。
人気の原料
美容サプリで人気の原料を紹介します。
美容の原料は選択肢が豊富にある為、配合成分を決める際の参考にしましょう。
NMN
NMNはニコチンアミドモノヌクレオチドの略で、ビタミンB3に含まれている成分です。
長寿遺伝子群を活性化させる働きがある事が確認されており、体内で生成される成分ですが加齢と共に生成量が減少してしまいます。
サプリメントとして摂取する事で、肌のハリ向上やシワたるみの改善などアンチエイジング効果が期待できます。
エクソソーム
エクソソームは細胞から分泌される成分で、体の修復能力を促進する機能を持ちます。
エクソソームを摂取する事で、肌の修復機能が改善し、ターンオーバーの促進や弾力性とハリの向上、コラーゲンの生成量の増加などの美容効果が期待できます。
コラーゲン
コラーゲンはタンパク質の一種で、アミノ酸を原料に体内で作られています。コラーゲンは肌のハリや弾力に直接的に関係しており、加齢に伴い減少してしまう事からサプリメントの成分としても人気です。
プラセンタ
プラセンタは胎盤から抽出された成分で、ビタミンやアミノ酸の他に成長因子などの成分が豊富に含まれている事から肌のハリツヤの向上、シミやシワの予防にも役立つと言われています。
美容サプリでよく製造される形状
美容サプリでよく製造される形状について紹介します。それぞれの特徴を把握して商品作りの参考にしましょう。
サプリメント(健康食品)には、いろんな形状があります。 ソフトカプセル、ハードカプセル、錠剤、粉末、ドリンク、最近ではペーストやグミなどのサプリメントも登場しています。 原料によって適している形状・適さない形状が存在します。 それ[…]
ゼリー、ペースト
ゼリーやペーストは、手軽に美容成分がとれるアイテムとして人気の形状です。
持ち運びも便利で、美味しく風味付けをすればおやつ感覚で摂取する事ができます。
また、ゼリーはプルプルとした形状が潤いや美肌をイメージさせやすく、相性の良い形状です。
ドリンク
ドリンクタイプは1本のドリンクの中に美容成分を豊富に入れる事のできる形状です。
容器は瓶や缶、ペットボトルなど選ぶ事ができますが、主に50mlほどの小瓶タイプの容器が長く人気があります。
既に小瓶タイプの美容ドリンクは市場に沢山売られている為、形状から美容商品であるイメージが結びつきやすいメリットがあります。
他社商品が多い分、商品の特徴を明確にしないと埋もれてしまう可能性がある為注意が必要です。
打錠(錠剤)
どのジャンルの商品とも相性の良い打錠は、美容サプリでもよく使われています。
ドリンクやゼリーと比較すると、軽くてかさばらない為持ち運びが便利な点がメリットです。
打錠は液体原料は使用できません。もし液体原料を使用する場合はゼリーやドリンク、ソフトカプセルをおすすめします。
美容サプリの市場トレンド
花王株式会社の発表によれば、美容サプリで人気の成分は、「ビタミンC」「コラーゲン」「ヒアルロン酸」の3つの王道の成分が今も根強く人気です。
ビタミンCは日焼けによるシミそばかすを防ぐ、コラーゲンは皮膚にハリや潤いを与える、ヒアルロン酸は皮膚に潤いを与える、とそれぞれの成分の効果のイメージが浸透している点も人気の要因の一つです。
20代の若い世代は、韓国コスメなど話題のコスメで使われている成分に注目しています。
40代以上は美容だけでなく健康にも効果のありそうな成分に注目しており、商品を作る際は年代によるニーズの違いも参考にすると良いでしょう。
製品開発のプロセス
美容サプリの製品開発のプロセスについて紹介します。
一連の流れを知る事で、スムーズに商品作りを進める事ができます。
製造の詳しい流れは、「OEMのお問い合わせから納品までの流れ」をご確認ください。
成分選定と配合比率検討
初めに、どの美容成分をどの位入れるのか、成分の選定と配合比率を決定します。
主に、原料会社が成分毎にとっている美容効果のデータや、他の成分との相性、相乗効果のある組み合わせなどを参考にしながら、最も効果が期待できる成分の組み合わせと比率を検討していきます。
形状の選択
大まかに成分や比率が決定した後に、形状を選択します。
形状によって入れられる美容成分の量が違う為、配合量の希望に合った形状を選ぶと良いでしょう。
また、利便性や摂取のしやすさなどの特徴も違う為、ターゲットの使用シーンに合った形状を選ぶ事も大切です。
サプリメント(健康食品)には、いろんな形状があります。 ソフトカプセル、ハードカプセル、錠剤、粉末、ドリンク、最近ではペーストやグミなどのサプリメントも登場しています。 原料によって適している形状・適さない形状が存在します。 それ[…]
試作の実施と飲み心地の確認
成分と配合比率、形状が決定した後は、試作を行い味や飲み心地の確認をします。
試作は、まずは手作業による試作で処方を決め、製造機械を使用した試作を行います。
機械を使った試作は、機械を動かし原料を使用する為、費用が発生します。
本製造
試作により仕様が決定した後は、本製造に入ります。
本製造には、ラベルや化粧箱などのパッケージも必要になる為、スケジュールを逆算して本製造までに間に合うように資材を用意しましょう。
SUNAO製薬では、ラベルやパッケージのデザイン、資材調達も含めて対応いたします。
パッケージ表記の注意点
サプリメントは食品なので、効果効能を表現することができません。
パッケージを作成する際、表記の内容に商品の効果効能は記載してはいけない為注意しましょう。
特に、美容系の商品は、「痩せる」「若返る」など逸脱した表記をしやすいジャンルでもあります。
文字だけでなく、イラストや写真でイメージさせる事も違反となりますので注意が必要です。
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美容サプリメントのOEM製造のまとめ
美容サプリ市場はコロナ後の外出の増加やインバウンド需要により今後も成長が期待できます。
商品を作る際は、ターゲット年齢層が何に注目して何を求めているのかを把握し、ニーズに沿った商品作りが出来る様にしましょう。
SUNAO製薬ではサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はぜひお問い合わせください。