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OEM(受託製造)コラム

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原料化して新たな価値を!サプリメント原料化の方法と製造事例の紹介

粉末原料の写真

野菜をサプリメント原料として利用することは、既に一般的です。

実際に、多くのメーカーから多数の野菜サプリメントが販売されていますし、野菜以外の素材も含まれているものがありますが、野菜自体が主原料のサプリメントもあります。

現在、手元に農畜産物をお持ちの農家の方で、なにか製品化できないかご検討中の方は、以下の様なことを疑問に持たれるかもしれません。

  • どんな方法で粉末化されるの?
  • 原料にした後はどうすれば良い?
  • 加工するための費用や時間はどれくらい必要?

この記事では、原料の特徴的な2つの形状の解説と、実際にSUNAO製薬で原料化・製造した事例を紹介します。

畜産物の原料化にご興味のある方は、ご参考にしてください。

SUNAO製薬では、サプリメントの受託製造(OEM)自社商品の通信販売を行っております。専門的知見から、製造だけでなく販売の視点からもアドバイス可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

食べられない部分だからといって、原料化をあきらめないで

料理に使われる原料の写真

「農畜産物をサプリメントや化粧品の原料に加工する」と聞いて、食べられる葉や果実部分のみを想像していませんか?

食べられない部分にも多くの栄養成分が含まれている場合があるので、可食部分以外でも原料化することができます。

例えば、動物の骨は豚骨スープや鶏ガラスープなど煮出してスープに利用されています。

植物でも果実ではない葉っぱや枝を加工することで、原料として使われている原料はたくさんあります。

もちろん規格外の野菜を原料化することも可能です。

詳しくは「規格外の野菜を利用しませんか?加工して販売する方法とメリット」で紹介していますので、ご確認ください。

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野菜を並べている写真

農畜産物を原料化するメリット

食品が並んだ写真

廃棄する部分、例えば廃棄する葉っぱや切り落とした枝など、生産の途中で出てくる不要な部分も粉末加工を行い原料として販売できれば、新しい収入源となります。

加工はご自身で行わなくても、ご依頼いただくことで対応可能ですし、どのような栄養成分が含まれているかの調査も対応致します。

実際にSUNAO製薬でおこなった加工事例を紹介しておりますので、ご確認ください。

1.乾燥させて粉末パウダーに加工する

緑色の粉末の写真

粉末はサプリメントの原料としてよく利用される形状です。

粉末化しておけば体積が小さくなるので、原料のまま保管するよりも保管するエリアが小さくて済むメリットがあります。

また、実際にサプリメントを製造する際に、混合したり、液体に溶かしたりなど、汎用的に使えるので、利用しやすくなります。

粉末に加工する前工程の乾燥方法にはいくつかありますが、今回は2つの方法を解説します。

  • 熱風乾燥して粉末化
  • フリーズドライしてから粉末化

また、粉末化に適さない原料もあるので合わせて紹介します。

熱風乾燥して粉末化

原料に高温の風を当て乾燥させ、粉末化する方法です。人工的に粉末化された原料は熱風乾燥で加工されている場合が多いです。

例えば、以下のような食品が熱風乾燥されています。

  • 緑茶
  • 昆布
  • 干し椎茸
  • 干しいも

ただ、風味が変わったり熱に弱い成分が破壊される可能性もあります。

フリーズドライしてから粉末化

フリーズドライは、原料を低温で凍結し、さらに真空状態で水分を原料から取り除くことで乾燥させる方法です。

インスタント味噌汁やカップ麺の具にはフリーズドライで乾燥させた具材が使われています。

高熱にさらされないので、ビタミンなどの栄養や風味の変化が少ないのも特徴です。

粉末パウダー化には適さない原料

油分が多い原料は、乾燥していても油が残ってしまい粉末にはなりません。

例えば実や種には多く油分が含まれているので、パウダー状になりにくく、完全に粉末に加工するのは難しいです。

  • ゴマ
  • オリーブの実

他にも糖分が多い原料や弾力性が高い原料も、粉末化が困難な場合があります。その場合にはデキストリンなどを配合し、粉末にする場合もあります。

油分が多い場合は圧搾などを行いオイルとして利用できます。

2.エキス抽出して粉末パウダーにする方法

エキスの写真

エキス末とは栄養成分を抽出したうえで水分を飛ばし粉末にしたもので、エキス抽出する方法にはいくつかのやり方があります。

  • 熱水抽出
  • アルコール(エタノール)抽出
  • 有機溶媒による抽出
  • 酵素抽出

熱水抽出はよく利用される抽出方法で、お茶やコーヒーを淹れる方法をイメージしていただけるとわかりやすい思います。

エキスにした後、デキストリンを配合して乾燥粉末化させます。

アルコール抽出は、油分が多いもので使われることがある抽出方法です。

熱水抽出以外は、設備や加工工程が複雑で費用が高くなる傾向があるため、まずは熱水抽出をおすすめしています。

エキス抽出には適さない原料

エキス抽出は、比較的どのような原料でも対応することができます。

ただし、種子などは、エキス抽出が難しいので乾燥して粉末化する方法が適しています。

SUNAO製薬での加工・販売事例

錠剤とハーブの写真

 

実際にSUNAO製薬で粉末化して活用・販売した事例をご紹介します。

小松菜のパウダー化

小松菜の葉を粉末にし、販売しました。小松菜は過食部分が多く、乾燥粉末化に適した野菜の一つと言えます。

野菜パウダーは料理に使う事もできるので食品としても需要があり、手間をかけず野菜を取りたいニーズにマッチしています。

ヒュウガトウキの地上部分の粉末化

お客様からの相談で、ヒュウガトウキ(日本山人参)の地上部分を滅菌粉末化し、ハードカプセルに封入して販売しております。

「ヒュウガトウキ」の根は薬事指定されていてお売りする事はできませんが、葉っぱや茎にもその成分が十分に含まれています。

引用:ヒュウガトウキの働き : 亀長茶園「徐福草」

 

食肉の粉末化

リニューアルしたまるごと鶏レバーのパッケージの写真

鶏肉を調理加工し、粉末化した商品を「まるごと離乳食シリーズ」のラインナップで販売しております。

鶏レバー、ささみをそれぞれ粉にした原料100%のみの手軽に栄養素が加えられる、離乳食のための補助食品として人気です。

モリンガの粉末化

モリンガはスーバーフードとよばれる栄養豊富な食品の一つで、SUNAO製薬で販売している「九州アミノシェイク」シリーズなどに原料として使用しています。

現在使用しているモリンガは、同じ宮崎に事務所を抱えるラフターライフ社の協力のもと生産されたものを粉末化して使用しております。

まとめ

宮崎の風景の写真

食品は可食部分以外でも、食べられない動植物でもサプリメント・健康食品の原料として利用できる場合があります。

廃棄部分を原料として販売したり、加工して販売することで新しい可能性が広がります。

費用は原料により変動いたしますが、試作も受け付けております。

SUNAO製薬は「地域資源活用でみんなを幸せに。」をミッションとして、健康食品の製造や食品の通信販売を行っております。

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

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