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OEM(受託製造)コラム

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サプリメント・健康食品の通信販売の始め方。オススメの方法と製造アイデアを解説。

ネットショップのイメージ写真

コロナ禍は多くの人の健康意識を大きく変え、セルフメンテナンスの一環としてサプリメント・健康食品を購入する新しい購入層が増えました。

近年では睡眠対策用サプリの需要が高まり新商品にも注目が高まりました。

この記事ではこれからサプリメント通販を始める予定の方向けに、オススメの販売方法や製造のアイデアを解説しています。

  • これから起業を考えている個人の方
  • 既存事業の横展開を検討している方
  • サプリの通販にはどんな方法があるのか知りたい方

このような方はこの記事を参考に、サプリメントの販売をご検討ください。

SUNAO製薬ではサプリメント・健康食品のOEM製造をお受けしております。製造だけではなく、自社通販も行い多くのお客様に商品をお届けしております。

健康食品の市場規模は9,000億円

グラフや氷河書かれている写真と成長率を表現する積み木の写真

矢野経済研究所の発表によれば、2022年度のサプリメント市場は9,000億近い規模であると見込んでいます。2022年度までは緩やかであるものの成長を続けているため2023年度以降も成長が期待されています。

健康食品の市場規模はメーカー出荷金額ベースで、2021年度が8,825億円(前年度比1.9%増)と推計し、2022年度が8,925億円(同1.1%増)と見込んでいる。

引用:健康食品市場に関する調査を実施(2023年) | 矢野経済研究所

長いコロナ禍で、急激に変わったライフスタイルがストレスや不眠・肥満などから健康意識が高まり、巣ごもり需要もあり通販で健康食品を購入する新しい顧客層が増えたのも後押しをしています。

また、外国人旅行者の需要(インバウンド需要)も回復してきているため、今後も市場の拡大が期待されています。

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空港で歩く観光客の女性たちの写真

健康食品・サプリメント販売に必要な許可や対応

本を読んでる男性の写真

法律上の定義では健康食品とサプリメントには区別がなく、基本的には食品として扱われています。あくまでイメージとして、健康食品は健康に良さそうな食品、サプリメントは栄養を補充するための食品と分けているだけです。

パッケージに入れられて著しく品質が劣化しない状態の食品を販売するために資格は特に必要ありませんので、健康食品・サプリメントの販売にも資格は必要ありません

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ただ、サプリメントと医薬品には違いが明確にあり、区別されています

医薬品は医薬品成分を含み病気や怪我の治療が目的のもので、販売には薬剤師や登録販売者などの資格が必要です。

医薬品とサプリメントの違いは以下の記事で解説していますので、ご確認ください。

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封入されたカプセル薬と錠剤

健康食品・サプリメントの販売で必要な法律対応

販売自体には許可は不要ですが、何も気にせず販売できるわけでは有りません。

サプリメントの販売に係わる法律があります。

特に販売時に係わる主な法律は以下のものです。

健康食品の販売方法に関わる法律

薬機法医薬品や医療器具について定義しており、薬機法の範囲で決められていることを健康食品でしてしまうと、薬機法違反となる
食品表示法加工食品に対して名称、原材料名、内容量、賞味期限、保存方法、発売元を記載する「一括表示」を、四角の枠で囲みその内側に書くよう定義しているので、パッケージやデザインに影響する
景品表示法消費者に実際よりも著しく優良または有利であると誤認を与える表示(不当表示)を規制しているので広告表現や販売ツールに影響がある。
健康増進法虚偽誇大表示を禁止しているため、広告表現や販売ツールに影響がある。
特定商取引法サプリメントに限らず、販売する場合には販売者の情報の掲示を求めているので、販売時の表示に影響がある。

例えば、医薬品ではない健康食品なのに「〇〇に効く」「〇〇が治る」と販促物やパッケージに記載し、医薬品のような効果の誤認があると判断された場合、薬機法違反になります。

また、服用時期、服用間隔、服用量を定めることができるのは医薬品だけなので、サプリメント・健康食品では記載することができません。

法律の対応については参考記事がありますので、気になる方はご確認ください。

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ただし、工夫することでサプリメント・健康食品で使える表現はあります。

売れるサプリメントを作るためには戦略が必要

マーケティング戦略を表現しているパズルをはめ込む画像

すでにインターネット上で販売されれているサプリメントは星の数ほど有り、日々新商品が発売されています。

そこで、これから発売する商品には「商品力」とよばれるその商品が持つ魅力を作らなければいけません。

ただ残念ながら、最初から商品力がある商品を作ることは難しいのが現実です。

商品を多くの種類製造して「売れたらラッキー」を期待した販売方法は潤沢な資金があれば良いですが、現実的では有りません。

販売前には以下の内容を検討して製造を進めて行くことが大事です。

  • ターゲット・ペルソナ設定
  • 販路設定
  • 集客方法
  • 商品準備方法

ターゲット・ペルソナを設定しているか

打ち合わせしている写真

誰に売るのか(買ってくれるお客様)がはっきりしている商品であることは、商品が売れるための最初のステップです。

まずはターゲット・ペルソナを設定しましょう。

ターゲットとは、商品やサービスの想定顧客層のことで、年代や性別などで区切られた実在の集団のことで、集団の平均的な行動を参考にする手法です。

ペルソナは、買ってくれるお客様を具体的にイメージできる人物像を設定する手法です。 性別や年代、普段どの様な生活を送り、どんな判断基準で商品を買うのかなど、実際に存在しそうな人を描き出します。

作ったターゲット・ペルソナ像を思い描きながら、「どんなことに困っているか?」「どんな使い方をするだろうか?」「どういう商品なら購入するか?」などを検討します。

設定したターゲット・ペルソナ像の粒度を細かくして、どんなお客様に喜んでいただくのかを決める事が大事です。

どのようなメリットを提供できるかも検討

よく売れている世の中の商品は、悩みを解決してくれる商品であることがほとんどです。

商品を使用することで悩みが解決できるなら、買わない理由はありません。

サプリメントは食品なので効果を表記できないと書きましたが、実はサプリメントの機能性を表示する方法があります。

根拠を示せる原料を使用すれば機能性表示食品としてパッケージに効果を記載することができます。

効果を表示できる健康食品については以下の記事で解説していますので、確認してください。

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サプリメントの販路設定

資料をもとに打ち合わせしている風景の写真

商品を販売する場合には、販路が必要です。販路と言っても、実際に店舗を構えて販売することも可能ですし、実際の店舗を構えず販売することも可能です。

売る場所や売り方で売れる商品は異なるため、商品特性やターゲット属性に合わせて取捨選択する必要があります。

販路は主に以下の4つがあります

  1. 実店舗
  2. ネットショップ
  3. 委託販売
  4. 紹介販売

この中でもネットショップであれば、初期投資が少なく運用コストも他の販路よりも少なく運営できるので、リスクを抑えることができます。

これからサプリメントの販売を始める場合には、ネットショップがオススメです

ただし、他の販路が全くだめかというと、そうでもありません。販路を複数組み合わせたり、すでに運営しているビジネスと組み合わせることで、売上をあげる事が可能です。

いづれも、製造前には販路を考えておき、販路に合わせた製造を検討する必要があります。

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スーパーマーケットの陳列棚の写真

ここでは、個人の方やスモールスタートでサプリメント販売を始められる方向けに、ネットショップの解説をいたします。

モール型ネットショップ

Amazonや楽天市場など、各種ショップが出店して巨大なショッピングモールを形成している、インターネット上の販売ショップをモール型ネットショップと呼びます。

ショップ運営や決済など、運営するための仕組みはモール運営側が準備してくれているので、操作を覚える必要はありますが仕組みを準備する手間は少なくてすみます

また集客もモール運営側が設定するバーゲンやセールがあるので、利用することで売上を作ることも可能です。

ただし、システム利用料や出向する広告の費用など、運営コストがかさんでしまう可能性もあります

自社ネットショップ

モール型と異なり、自分たちでネットショップを立ち上げて商品販売をおこなうネットショップです。

有償・無償のネットショップサービスを使いショップ機能を構築する場合が多く、管理操作に合わせて各種設定や決済機能の追加など、システム部分も自分たちで設定しなければいけません

また、ショップにお客さんを呼ぶ集客も自分たちでしなければいけないので、売上を作るまでに時間と労力が必要です。

ただし、手数料などが安く抑えることができるので、利益率は高い傾向にあります。

現在自社ネットショップで成功している会社も、最初はモール型ネットショプで売上を出しつつ、自社ネットショプの売上を伸ばしていっています。

ただ、どちらのショップでも出店/構築すれば良いと言うものでは有りません。

ショップに来てくれるための集客をしなければ、他の商品に埋もれていくことになります。

販路に合わせた広告を活用して集客する

女性がスマホを見ながら会話している風景の写真

商品を販売し利益をあげるためには、どのような媒体でどう集客するのかも非常に大事です。

実店舗でもそうですが、お店があれば人が来るわけでは有りません。どんな商品を取り扱っているか、どんなコンセプトのお店なのか、どんなメリットがあるのかを伝えてお店に来てもらうよう誘導しなければ人の流れは作れません。

とくにネット通販と相性の良い集客方法がありますので紹介します。

インターネットを効果的に活用して集客する

現在では生活インフラとなったインターネットですが、日頃からインターネットに触れている時間が長い層向けにはインターネットを使った集客が効果を発揮します。

インターネット上にも多くのサービスがあるので、ターゲット・ペルソナに合わせた媒体に広告を出向することで認知と誘導ができます。

例えば

  • SNSのなかでも、購入ターゲットがよく滞在するサービスに広告を出す
  • 広く認知をしてほしい場合には、多くのサイトに表示される広告を配信する

広告で接触回数を増やして商品の好感度を高め、購入の選択肢に入れてもらえるようにしましょう。さらにインターネット広告をクリックしてもらい、ショップへの誘導します。

ただ、広告は一度でうまくいく場合はなかなかありませんので、何度も効果測定を繰り返しながら改善する必要があります。

マス広告と呼ばれるテレビCMやラジオCMに比べ、インターネット広告の費用は安く、効果も計測しやすいのでオススメです。

SNSはトレンドの参考にもなる

SNSでリアクションが表示されているイメージ画像

TwitterやInstagramに代表されるSNSは、トレンドに関する情報も多くやり取りされているので、広告の配信先だけではなくトレンドの情報源としても使えます。

SNS上でやり取りされている情報は、マスメディアに出ないような小さなものから社会現象になるような大きな波までたくさんあるので、商品づくりのヒントとして活用できるものを見つけたら、「小ロット製造して販売してみる」戦略も取れます。

また、専用アカウントを運用することでフォロワーとの関係性を築きファンになってもらう事で商品を買ってもらう、会話の中での商品づくりのヒントをもらったりアンケート機能を使って商品ニーズを聞く、など商品づくりのヒントとして活用することもできます。

SNSからヒットした商品もたくさんあるので、活用して商品の販売につなげてみましょう。

利益設定は商品準備の方法次第で変わる

段ボール箱が積み上がっている写真

これからサプリメントの販売を始める場合には、商品を準備しなければいけません。

商品の準備方法は「仕入れ」と「製造」の2つがあります。

仕入れの場合は、商品開発する手間がかからず商品を準備できるので、ヒットもしくはヒットしそうな商品を仕入れられれば、売上が立ちます

ただ、競合も多いので価格競争に巻き込まれる可能性があります。

製造は自社商品として商品を製造する方法です。サプリメントはOEMで製造することができます

ここではOEMで商品を準備すると以下のメリット・デメリットがあるので解説します。

OEM製造でのメリットはブランディングと利益確保、在庫リスクの抑制

OEM製造の場合は、サプリメント商品の成分やパッケージ、ラベルなどもオリジナルのものを作れます。

仕入れ商品と違い、ターゲット層にイメージを伝えやすく他商品と差別化しやすいのが特徴です。

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また、商品を製造する場合には価格設定も自分たちでできるので、商品を仕入れて販売する場合に比べると利益率を高く設定することが可能です。

ただし、闇雲に利益を高くしても購入されないと意味がありませんので、競合商品の価格を確認しながら利益を設定しましょう。

商品を製造した場合、売れてくれれば良いのですが、思うように売れない場合に在庫となるリスクが存在します。

ただ、仕入れ商品の場合にも在庫リスクはあります。

製造でリスクを減らすには、前述のターゲット・ペルソナ、メリット訴求などと合わせて小ロットでの製造してリスクを抑制しましょう。

デメリットは製造コストと製造ノウハウ

OEM製造の場合は製造コストが高額になる場合があります。使用する原料を一括で購入する必要があったり、包装方法で製造費用が変わる場合があります。

小ロットだからといって必ずしも費用が安く抑えられない場合も有ることを覚えておきましょう。

また、製造には専門知識が必要になる場合があります。もちろん依頼する側がノウハウを持っていることは理想ですが販売には必要ありません

最低限法律に抵触する内容については理解をし、製造はもちろん製造以外にもサポート対応してくれるメーカーに製造を依頼しましょう。

ぜひ製造はOEMをご活用ください。

男性が握手している写真

サプリメント・健康食品市場は成長を続けており、規模も大きく魅力的です。

法律上、「食品」なので販売に資格はいりませんので、ネット通販であれば実店舗に比べて、運営費用も低く抑えられ参入のリスクも少なく始められます。

特に「どんな商品」を「誰に」売るかが大事です。「誰に」はターゲットやペルソナで検討し、「どんな商品」は「誰に」で考えた層に提供できるメリットを考えましょう。

販路や集客方法も「誰に」伝えたいか、見てもらいたいかを熟慮し、複数の選択肢の中から選ぶことで、より効果的な販売促進ができるようになります。

SUNAO製薬では、サプリメント・健康食品のOEM製造をお受けしております。
既存商品の作り替えや、初めて製造する個人の方のご相談も受け付けております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

処方の相談など、お気軽にご相談ください。

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