OEM(受託製造)コラム
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粉末でもバーでもない時代へ。スーププロテインをOEMで作るメリットと秘訣

プロテインは、粉末を水に溶かして飲む商品の他にバーなど固形タイプの形状でも販売されています。
その為、食べてタンパク質を摂る事も認知されてきています。
スープタイプのプロテインは食事の置き換えにも有効で、味付けがよければ継続性も高い商品になります。
スーププロテインの商品を製造する場合、処方や包装、デザインなど全てオリジナルで製造可能なOEMがおすすめです。
この記事では、スーププロテインをOEMで作る場合のメリットと成功の秘訣について解説します。
これから商品の製造を検討されている方はこの記事を参考にしてください。
SUNAO製薬では、サプリメントのOEMをお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。
目次
スーププロテインとは?
プロテイン市場は、健康意識の高まりや運動習慣の普及などが後押しとなり、上昇を続けています。
商品の形状も、メインとなる粉末タイプの他に、バーや飲料、ゼリーなど様々な形状が販売され、最近では食事の中でプロテインを摂取する「食事提案型」へと拡大してきています。
その中でも、味噌汁やスープにプロテインを入れて高タンパク化した商品が注目されており、「温かい食事でタンパク質を摂る」が新しい切り口となっています。
スーププロテインは、食品代替、スポーツ後のリカバリー、シニアのたんぱく質不足対策など、多様なターゲットに訴求する事ができるアイテムです。
スーププロテインのメイン原料
美味さやターゲットの特徴(ビーガンやアレルギーなど)が重要な判断基準となります。
スーププロテインで使用するおすすめの原料を紹介します。
動物性プロテイン
動物性プロテインは、アミノ酸スコアが100であり、体内での利用効率が高い良質なタンパク質である事から、人気の原料です。
ホエイプロテインアイソレート(WPI)
WPIは精製度が高く、乳糖や脂肪分をほぼ含んでいないクリアなホエイプロテインです。
その為、ホエイ独特の風味が殆どなく、どのスープでも味の邪魔をしないのでおすすめです。
高純度な精製をしている分、原料費が高い点はデメリットです。
チキンブロス由来プロテイン
チキンブロスプロテインは、鶏ガラや骨を煮込んでとった出汁から抽出されたプロテインです。
アミノ酸スコア100のタンパク質に加え、コラーゲンやミネラルなどの栄養素も含まれているのが特徴です。
出汁の旨味も凝縮されている為、スーププロテインとの相性は抜群の原料です。
植物性プロテイン
植物性プロテインは、消化吸収がゆっくりで腹持ちが良い為、この特徴を活かせる商品におすすめです。
ソイプロテインアイソレート
ソイプロテインアイソレートとは、大豆由来のプロテインの中でもタンパク質の含有量を高めた原料です。
乳アレルギーの方やビーガンの方向けにおすすめです。
タンパク質の他に、美肌ホルモンとも呼ばれる大豆イソフラボンが含まれている為、美容を訴求した女性向けプロテインとの相性も良いでしょう。
ピープロテイン
ピープロテインは、えんどう豆を原料にして作られたプロテインです。
乳アレルギーや大豆アレルギーの方、ビーガンの方向けにおすすめです。
ピープロテインは、タンパク質の他にに、鉄分やビタミンB群、ビタミンEなどの栄養素も含まれています。
腹持ちも良い為、スーププロテインの原料におすすめです。
少しえんどう豆由来の風味がする為、場合によっては味を覆い隠すマスキングをする必要があります。
効果をたかめるプラスαの素材
プロテインにプラスαの素材を加える事で、オリジナリティーのある商品を作る事ができます。
素材はターゲットの需要に合わせて選ぶようにしましょう。
コラーゲンペプチド
美肌に欠かせないコラーゲンペプチドは、女性向けの商品におすすめの素材です。
美容以外にも、コラーゲンは関節や軟骨の主成分でもある為、シニア向けやスポーツ後のリカバリー向け商品としても訴求しやすい原料です。
MCTオイル
MCTオイルとは中鎖脂肪酸オイルの事です。
一般的な油よりも消化吸収が早くすぐにエネルギーになりやすい為、体脂肪になりにくいのが特徴です。
プロテインと混ぜる事で、トレーニング後の筋肉の減少を防ぎ効率良くトレーニング効果を出す事ができます。
また、脂肪になりにくい事からダイエット向けのプロテインにもおすすめです。
食物繊維
食物繊維は消化吸収に時間がかかる為、プラスする事で腹持ちの良いスープを作る事ができます。
女性に不足しやすい栄養素でもある為、美容やダイエットなど女性向けの商品との相性が良い栄養素です。
ビタミン・ミネラル
ビタミンやミネラルはどのターゲットにも訴求しやすい栄養素です。
女性向けの商品は鉄分や葉酸など女性が不足しやすい栄養素を、トレーニング向けにはタンパク質の代謝に必要なビタミンB群など、ターゲットに合わせて強化するビタミンミネラルを変えても良いでしょう。
おすすめは粉末インスタントスープ
プロテインスープでおすすめの形状は、粉末です。
インスタントスープを手軽に作る事ができるのでおすすめです。
スタンドパックのチャック付き袋にする事で大容量サイズも作る事ができます。
持ち運び便利なスティック分包にすれば、職場の昼食時など外出先でも使いやすい商品になります。
スーププロテインの差別化ポイント
日々食事として使ってもらう為には味に飽きないように工夫する事が重要です。
ここではスーププロテインの差別化ポイントを紹介します。
味・フレーバーで差別化する
和風だしを活かした風味やトマトポタージュ、担々風など食事に近い設計にする事で、他の形状にはない“食事感”を出す事ができます。
春雨や乾燥野菜などを入れてもより食事感が増しておすすめです。
しっかりした味にする事で、原料の味のクセを隠してくれるメリットもあります。美味しく作る事が重要なので、商品を作る際は必ず試作をして味の確認をしましょう。
栄養機能
1食あたり15〜20 gのたんぱく質に、食物繊維や鉄分・ビタミンB群などの他の栄養素を加えてその機能を訴求しても良いでしょう。
国が定めた基準量を入れたうえで栄養分析をすれば、栄養機能食品にする事も可能です。
まとめ
プロテイン市場は今後も拡大が期待できるカテゴリの一つです。
その中でも、スーププロテインはまだ商品数も多くなく、様々な層をターゲットにできる事からおすすめです。
「食事提案型」の商品は、美味しく食べられる事と飽きないように工夫する事が重要なポイントです。
SUNAO製薬ではサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。