OEM(受託製造)コラム
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2025年のサプリメント市場を大胆予測!これからの商品づくりの参考に。
2024年は生成AIが生活の中に普及し大きなトレンドとなりました。
サプリメント市場においても、2024年は法律や物流の変化など様々な面で変化のある年となりました。
この記事では、2024年のサプリメント市場の振り返りと、2025年のトレンドを独自視点での予測を紹介致します。
今後のサプリメント販売にご興味がある方はこの記事を参考にしてください。
SUNAO製薬では、サプリメントのOEMをお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。
目次
2024年のサプリメント業界の振り返り
2024年のサプリメント業界は法律面の強化や物流の変化など、商品の中身以外の部分での変化が多い1年となりました。具体的にどのような変化があったのかを紹介します。
商品の製造販売に関する規制の強化
消費者に誤解を与える可能性のある表記の見直しや、発生してしまった事故の再発防止を目的とした規制の強化が行われました。
パッケージの無添加表記のルール変更
今まで、「無添加」の表記に関しての細かいルールはありませんでした。
その為、無添加と記載があっても実際は添加物が使われていたり、商品価値を高める文言の一つとして「無添加」が使われ始めた事で「添加物が入っている商品は危ない」と消費者に誤認させる可能性が出てきました。
この様の状況の防止策として無添加表記についてのガイドラインが策定され、2年間の経過措置期間を経て2024年4月製造分より対応が必須となりました。
「無添加」とパッケージに書かれている食品を目にした事が有ると思います。 「無添加」、「不使用」と書いてあると、「天然素材をつかっていて、なんだか安心して食べれるかも」と感じられる方もいらっしゃるかもしれせません。 ただし、添加物が一概に[…]
機能性表示食品の規制強化
機能性表示食品として届出が出されている成分において、健康被害が生じてしまった事が大きな要因となり規制が強化される事となりました。
過去には、申請されていた商品に機能性を有する成分が配合されていない等の事例もあり、機能性食品に対する信頼性が揺らいでしまいました。
一部では、この様な事件が影響して通販の定期購入の解約が増えたという話もあります。
今回の規制強化は、この様な事故を繰り返さない様にし、消費者に安心して商品を使用してもらう事を目的としています。
2024年9月1日に機能性表示食品の規制が見直され、制限が強化されました。 これは、機能性表示食品として届出がされていた成分に対し健康被害が生じた事で、今後同様の事が起きない為の防止策として強化されています。 今後、サプリメントの製造を[…]
ステルスマーケティングの規制
ステルスマーケティングとは、広告であるにも関わらずあたかも広告ではないと誤認させるような記載をして、結果的に消費者をだます様な表示をする事を言います。
ある企業では、報酬を支払って広告を依頼したインフルエンサーの投稿を第三者の投稿であるかの様に企業が自社サイトで掲載した事で、ステルスマーケティングに当たるとして再発防止の措置命令が出されました。
SNSが普及し、消費者をだます様な投稿が増えた事で、消費者が誤認しないように景品表示法の内容が見直される事となりました。
物流問題の影響により置き配の導入の増加
2024年から、トラックドライバーの時間外労働に上限が設けられた事で、いかに効率よく配達をするかが重要視されるようになりました。
その対策の一つとして、再配達を少なくする為に元々海外では導入されていた置き配が、日本国内でも積極的に活用される様になりました。
置き配の利用率は5年連続で上昇しており、2024年は72%と高い利用率になりました。
2025年のトレンドの予測
2025年のトレンド予測について紹介します。商品開発において、トレンドを把握して市場の動向を予測する事はとても重要です。
予測はなかなか難しいですが、最近の動向をもとに商品づくりのアイデアを考えましょう。
ここでは、2025年に来る・・・かもしれない、トレンドや傾向を紹介します。
人気再燃 アサイー
過去に人気となったアサイーボウルが、約10年ぶりにブーム再来となりました。
アサイーには高い栄養価が含まれており、見た目もお洒落である事からSNSを中心に再び人気に火が付きました。
一度ブームとなったアサイーの認知度は高く、耳にした事のあるので安心感があり受け入れやすい点も人気となった一つの要因だと考えられます。
栄養価が高い為、サプリメントの原料としてもアサイーが利用される事と予測します。
注目のジャンル 水素サプリ
水素系のアイテムも、以前水素水を中心にブームがありましたが、それ以降は目立った動きがありませんでした。
しかし、2024年は市場規模として265億円を超える見込みである事が発表され、再び注目され始めている事がわかりました。
これは、コロナの経験を経て、自分で健康管理をしていく事の大切さを実感した事が大きな要因ではないかと考えられています。
水素系のサプリメント以外にも、水素コスメや水素フェイスマスク、水素ヘアトリートメントなどの水素系の美容アイテムの売上も伸びており、主にエステや理美容室での人気が再燃しています。
原料高騰化が加速
2024年は色々な原料価格が高騰しましたが、2025年も引き続き高騰する事が予測されています。
その中でも特にコーヒー豆やカカオ豆の高騰が目立っており、コーヒー豆を使用しないビーンズレスコーヒーや、カカオの代替原料の使用など、原料価格高騰対策を目的とした色々なアイデアと工夫が求められています。
原料の高騰については別の記事でまとめていますので、ご確認ください。
カカオは、お菓子やドリンク商品の他に、健康食品でも使用される人気の高い原料です。 健康食品では、カカオに含まれているポリフェノールの機能性を活かした商品が多数販売されています。 幅広い商品に使用され人気の高いカカオですが、原料価格の高騰[…]
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既存商品の味の作り変えなども検討が必要ですね。
アップサイクル商品
大量製造大量消費の製造ポリシーが見直され始め、アップサイクルという商品の作り方が注目されています。
本来は廃棄されるはずの製品に新たな価値を与えて別の製品に再生する事で商品にする方式で、リサイクルやリメイクとは異なるアプローチで、各サプライヤーが試行錯誤を始めています。
再利用できる原料から商品づくりを始めてみるのも、良いかもしれません。
近年、アップサイクルという言葉がトレンドになっています。 アップサイクルとは、廃棄する物を再利用して商品作りをする事による地球環境保護を目的とした方法の1つです。 食品業界でもアップサイクル商品が注目されており、農畜産物をどう廃棄させな[…]
2025年のサプリメント製造のトレンド予想のまとめ
2024年は、法律の規制強化や物流問題に伴う配達の工夫など、時代の変化に合わせた見直しを行う年となりました。
2025年は、過去に話題となった素材のブーム再来により、その素材を使った新しい商品、原料高騰により商品づくりの路線変更が予測されます。
新商品を考える上で、トレンドはとても重要な情報となるので、今後も市場の動向に注目して商品作りに活かしていきましょう。
SUNAO製薬ではサプリメントのOEM製造をお受けしております。製造をご計画中の方はお問い合わせください。